シェアサイクルサービス『チャリチャリ』、名古屋駅前のビル公開空地に駐輪ポートを開設
名古屋市の「公開空地等のこれからの使い方を考える社会実験」に参加
■ 背景・目的
名古屋市の玄関口であり、最重要交通結節点である名古屋駅の周辺は、駅を利用する観光客だけでなく、多くの高層ビルが立ち並びビジネスパーソンが数多く行き交うことから、多様な移動ニーズが存在しています。シェアサイクル設置による駅周辺の回遊性の向上が期待される一方で、ポートの設置に関しては、高層ビル周辺の土地は公開空地であることが多く、用地確保の障壁となっていました。
公開空地等については、これまで誰もが自由に通行等できるよう維持管理することとし、限定的な一時使用を除き占用利用を制限し、商取引を目的とする利用は原則禁止してきたため、その結果として都心部の貴重な地上空間でありながらも有効利用が十分になされてきませんでした。
本年度、名古屋市住宅都市局では、「公開空地等のこれからの使い方を考える社会実験」(以下「社会実験」)を行い、居心地がよく歩きたくなる「ウォーカブルなまち」の実現に向けて、公開空地等が賑わいや回遊性を向上させるような空間として機能するよう利用基準を見直すにあたり、現在の基準を緩和した場合の効果や課題を検証するものです。
今回、社会実験に参加するトヨタ不動産株式会社(本社:名古屋市中村区、取締役社長:山村知秀、以下「トヨタ不動産」)と連携し、トヨタ不動産が所有または管理する名古屋駅前のビル公開空地に、同じく名古屋市内を中心にシェアサイクルサービス「カリテコバイク」を展開している名鉄協商株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役社⾧:小林 昌弘)と共同でシェアサイクルポートを開設しました
今後さらに、名古屋駅周辺の回遊性向上と、地域の活性化を目指しながら、より楽しい移動体験に繋がる取り組みを実施してまいります。
■ 社会実験期間
■ 対象ポート
計3ポート、ラック38台
ポート設置先 (所有者) |
所在地 | カリテコバイク ラック数 |
チャリチャリ ラック数 |
名古屋クロスコートタワー (中部経済新聞社・名古屋鉄道・トヨタ不動産 3社共同所有) |
名古屋市中村区名駅4-4-10 | 8台 | 10台 |
センチュリー豊田ビル (トヨタ不動産) |
名古屋市中村区名駅4-9-8 | 3台 | 3台 |
桜通豊田ビル (トヨタ不動産) |
名古屋市中村区名駅4-5-28 | 6台 | 8台 |
※桜通豊田ビルには従前よりチャリチャリのポートを公開空地の範囲外にて8台分設置しておりますが、今回新たにカリテコバイクが公開空地の範囲内において6台分の設置を行い、両社のポートを併設しています。
■チャリチャリについて
チャリチャリは、スマートフォンアプリで専用の赤い自転車の鍵をあけ、かんたんにご利用いただけるシェアサイクルサービスです。ベーシックは1分6円、電動アシスト自転車は1分15円でご利用いただけ、いつでもどこでも、乗りたいときにすぐ利用できる体験の提供を目指しています。
福岡では2018年2月にサービスを開始し、現在までに約3,000台の自転車と570ヵ所以上の駐輪ポートを展開し、累計1,200万回以上のご利用をいただくまでに成長いたしました。また、2020年からは名古屋市及び東京エリアでのサービスを展開し、2022年4月より熊本市での展開を開始いたしました。
2022年12月現在、名古屋では600台の自転車(うち電動アシストが100台)と205カ所のシェアサイクルポートを展開しています。
1分単位の料金設定や、手軽に使えるアプリ仕様から各エリアにて「ちょっとそこまで」の日常的な移動を中心にご利用頂いております。
Charichari(チャリチャリ) https://charichari.bike
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