iU生が情報処理学会第195回HCI・第72回UBI合同研究発表会にて研究論文を発表
- 第195回HCI・第72回UBI合同研究発表会について
情報分野における日本最大級の学術コミュニティである情報処理学会のユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究会で発表しました。今回は、ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)との合同研究発表会として開催されました。
【開催日程】 2021年11月30日(火)、12月1日(水)
【会場】 淡路夢舞台国際会議場(兵庫県淡路市)
【開催方式】 ハイブリッド形式
- 発表論文について
【題目】
お手伝い株式会社:リスクマネジメントに着目した小学生向けアントレプレナーシップ教育教材の開発と評価
【著者名】
前川碧井(iU2年生)、山内正人(iU専任教員)
【概要】
チャレンジ精神などの起業家精神や判断力を含める起業家的資質・能力を学ぶアントレプレナーシップ教育の教材として、双六形式の「お手伝い株式会社」を開発しました。また、その教材を用いたワークショップを実際に小学校4~6年生合わせて88名に実施し、評価をしました。「お手伝い株式会社」は小学生にとって身近な「お手伝い」というテーマを通して、リスクマネジメントに着目し、起業・経営リスクを網羅的に学ぶことが出来ます。さらに、実施結果から短時間で事前知識が少ない児童でも知識の定着を図ることができ、起業・経営に関する興味喚起を確認出来ました。
▲発表の様子。
- 前川碧井(iU2年生)のコメント
今回、専任教員の山内さんのサポートのもと、2021年8月26日にiUにて実施した「1日大学生体験ワークショップ」のうちの1つである「お手伝い株式会社」を用いたワークショップについての論文を作成し、発表いたしました。この教材は双六形式ということもあり、内容のレベル変更やマーケティングなど他の題材に着目する教材に転用することが出来ます。今回の経験を活かし、本研究を継続的に発展させることを考えています。
また、今回の学会発表の場では、他の方の発表を聞くことができ、私にとってiUでの講義だけでは得られない非常に学びのある場になりました。今後も新たな論文を発表できるように活動していきたいです。
- 山内正人(iU専任教員)のコメント
本発表は学生が主体となって地域の問題を解決するSD委員会(Social Design委員会)の活動として行った小学4〜6年生の『1日大学生体験』における模擬授業の教材開発における研究成果です。小学生が普段の生活で行っている何気ない行動がビジネスなどで一般的に行われている理論にも通じることを見出し、小学生に身近な内容でビジネスについて学べるユニークな双六形式の教材を開発しました。
本研究におけるオリジナルのノウハウや商材を生かして研究だけでなく起業やビジネスにも発展することを期待します。
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