約4割が、コロナ禍以降に冷凍食品の利用頻度が「増えた」と回答。コロナ禍前後で「週2回以上」利用者は3割から5割に増加。一方で、3割が利用に「罪悪感を感じる」と回答。

~料理写真共有アプリ・スナップディッシュ発、生活者のお悩み&アイディア集「食卓体験ラボ」~

スナップディッシュ

料理写真共有アプリ「SnapDish」 (以下、スナップディッシュ)を運営するヴァズ株式会社(事業所:東京都武蔵野市、本店所在地:東京都練馬区、代表取締役:舟田 善)は、同アプリの利用者から在宅ごはんが増えたコロナ禍での「冷凍食品」について調査を実施しましたので、結果を以下にお知らせします。
  • コロナ禍で冷凍食品の利用頻度が増加。週2日以上使う人は32%から48%に。
本調査では、冷凍食品の利用頻度についてコロナ禍前後(2020年2月以前と2020年3月以降)の比較した調査を行ったところ、「増えた」回答者が39%に上り、2020年9月調査時より15pt増加する結果となりました。また、今後についても14%が「さらに利用する回数を増やしたい」と回答しており、2020年9月調査時より10pt増加。調査時期が3回目の緊急事態宣言発出の決定直前であったことも影響していると見ています。

コロナ禍前後の利用頻度の比較では、「週2回以上」の比率が32%から48%に16pt増えており、最も大きな変化が見られます。

冷凍食品の使い方、頻度や選ぶ商品など、どんな変化があったか、自由回答で聞いたところ、加工度の少ない「素材系の使用が増えた」が19%と最多となり、ご飯・麺類などの「主食系が増えた」(16%)、「まとめ買い・ストックするようになった」(12%)、「時短・即食・簡便に作れるものを選ぶようになった」(11%)という声が多く見られました。(※フリーアンサー全文については、本文末尾に記載)

  • 冷凍食品の利用シーンは、平日夕食が最多の48%。調理がピンチの時に加え、普段使いも。
冷凍食品を使うシーンについて聞いたところ、昼食には平日・休日問わず約3割が利用しており、夕食には平日は約半数の48%、休日にも32%が利用していることがわかりました。

 冷凍食品を使うシーンをオケージョン別にも聞いたところ、疲れて、面倒で、食材不足、時間不足で「調理が難しい時」のお助けアイテムとしての利用が4割、重複を除くとこれらを合計した「ピンチの時」の回答は78%に上りました。また、「メインに」「副菜に」「品数を増やしたい時に」がそれぞれ約3割、重複を除くとこれらを合計した「普段使い」の回答は57%となりました。「ピンチの時」「普段使い」両方を選択した人は全体の46%となり、約半数が冷凍食品を多面的に活用していることがわかります。

  • 簡便食材・中食・外食の中で、最も「罪悪感」を感じるのは、「インスタント食品」
 冷凍食品を含む、簡便食材や中食、外食のそれぞれについて、使うことに「罪悪感」を感じるかを聞いたところ、罪悪感を感じる人が30%以上だったのは、「インスタント食品」(49%)、「市販の惣菜」(34%)、「冷凍食品(調理済)」(32%)、「デリバリー」(30%)となりました。
 逆に半数以上が「罪悪感を感じない」と回答したのは、「冷凍食品(素材)」(64%)、「メニュー調味料(おかずの素など)」(51%)、「外食」(50%)となりました。
 これらの結果から、加工度合いが高ければ高いほど「罪悪感」を感じる人が多いようです。

 上記で回答した「罪悪感」は何に対する罪悪感かを聞いたところ、「お金がかかる」が45%で最多となり、「添加物が多い」(37%)、「栄養バランスが悪い」(36%)「手間ひまをかけていない」(33%)と続きました。
一方で「罪悪感を感じない」との回答は18%にとどまり、何らかの罪悪感を持つ人が約8割に上ることがわかります。コロナ禍での節約志向や健康志向の高まりの中、中食や外食への罪悪感が高まっていると見ています。

  • 冷凍食品を選ぶ決め手は「美味しい」「価格が安い」「簡単に出来上がる」
冷凍食品を選ぶ際に重視する点では、「美味しい」が最多の50%となり、ついで「価格が安い」(43%)、「簡単に出来上がる」(38%)と続きました。一方で、後述する不満・悩みでも味や価格は上位に上がっており、重視しているにも関わらず希望が満たされていないニーズがあることが伺えます。

  • 冷凍食品の不満・悩みで最多は「スペースの確保」「味の調整」
冷凍食品に関する不満や悩みを聞いたところ、下図のような分布となりました。(自由回答を内容別に分類)カテゴリごとに代表的なコメントを一部抜粋します。

■スペースに関する不満・悩み(18%)
・もっと買い置きしておきたいのだけど冷凍庫に入る量に限界がある。(男性 50-59歳 茨城県)
・業務スーパーなどへ行くと面白そうな冷凍食品がいっぱいあるのでついたくさん買ってしまうのだけど、冷凍庫に入りきれなくなりそうなくらいパンパンになってしまう。(女性 40-49歳 茨城県)
・量が多いお徳用を買うと、冷凍庫にかさばる。チョコチョコ使いづらい。(女性 30-39歳 佐賀県)

■味に関する不満・悩み(18%)
・味が濃かったり量が少なかったりする。(女性 50-59歳 栃木県)
・味が予想しづらいので一か八かで買ってる。味がわかってしまったら同じものばかり買っているので、バリエーションがない。(女性 40-49歳 滋賀県)
・冷凍食品を調理して、手作りと遜色なく美味しいと思う商品が少ないように思う。(女性 40-49歳 埼玉県)
・素材系では冷凍臭のある商品もあるのでこれは難しいです。初めて購入する物は不安なので口コミ検索します。(女性 50-59歳 静岡県)

■量に関する不満・悩み(14%)
・小さいサイズ、数の商品が欲しい。(男性 50-59歳 東京都)
・入ってる量が少ない物もあるので2つ買うと高くついたりする。(女性 30-39歳 福島県)
・量が多いお徳用を買うと、冷凍庫にかさばる。チョコチョコ使いづらい。 (女性 30-39歳 佐賀県)
(※ほか、フリーアンサー全文については、本文末尾に記載)
 
  • 人気の冷凍食品は、「餃子・焼売」「カット野菜」
冷凍食品に関するイチオシ商品や工夫について聞いたところ、下図のような分布となりました。(自由回答を内容別に分類)カテゴリごとに代表的なコメントを一部抜粋します。

 

■餃子・焼売(19%)
・大阪王将の水餃子は、そのまま水餃子としてだけでなく鍋にもスープにも、ラーメンにも入れられてボリューム感があるので使い勝手が良いと思います。 (女性 50-59歳 滋賀県)
・味の素の餃子にハマっています。味が濃いので、酢コショーで食べると美味しいです! (女性 30-39歳 東京都)
・パスタの冷凍は味付けが美味しく、職場に冷凍庫、電子レンジがあるので、お弁当としても使う。餃子、焼売は自分で作るより美味しいこともある。 (女性 50-59歳 千葉県)

■カット野菜(14%)

・ダイエットにブロッコリーやほうれん草などを白米の代わりに食べると効果的 (男性 60-69歳 大阪府)
・冷凍の野菜は冷凍の状態から調理すると型崩れがしにくくなる。 (男性 30-39歳 東京都)
・フルーツや野菜の冷凍でそのままスムージーにする 。(女性 30-39歳 宮崎県)
・カット野菜、料理済みの物を含めて、使い勝手が良い。料理をする時、包丁で切る時間を短縮できるので時短になる。とても便利です。(女性 50-59歳 兵庫県)

■アレンジ調理(10%)
・冷凍野菜を使ったスープや炊き込みご飯は子供も食べ、手軽い。牛丼タイプは肉じゃがやうどんと合わせて人気がある。肉まんを軽くチンして、マーガリン塗ったホットサンドメーカーで挟んで焼く、絶品。(男性 40-49歳 神奈川県)
・野菜を足して味付けを自分好みに変える。(女性 30-39歳 大阪府)
・冷凍のチキンライスに焼きたての半熟オムライスを乗せるのがお気に入りです。全て冷凍じゃないので罪悪感も感じませんし、冷凍とバレません。(女性 20-29歳 静岡県)
(※ほか、フリーアンサー全文については、本文末尾に記載)
 

  • さらに充実してほしい冷凍食品は、「野菜」「国産・無添加」
「こんな冷凍食品がほしい」「こういう商品がもっと増えてほしい」商品について聞いたところ、下図のような分布となりました。(自由回答を内容別に分類)カテゴリごとに代表的なコメントを一部抜粋します。

■野菜(16%)
・レタスなどの葉物の冷凍が難しい・保存が長くできないのでサラダが冷凍できればなと思います。(女性 40-49歳 石川県)
・カット野菜(長ネギ)の使い切り、いろいろな料理に使える野菜(葉物) 。(女性 50-59歳 東京都)
・素材の冷凍。調理した時にしっかりした食感の残る野菜があったらうれしいです。インゲンやブロッコリーはどうしても水っぽくて残念です。 (女性 40-49歳 神奈川県)
・刻みニンニクや刻み生姜などの薬味があれば調理に便利。チューブ入りの物では刻みが無いので。 (女性 50-59歳 奈良県)
・国産野菜が増えたらもっと買う機会が増えると思う。(女性 40-49歳 山形県)

■国産・無添加(11%)
・国産材料、国内製造、添加物の少ない商品。ダイエット向け商品。ゴミもエコな商品。(女性 30-39歳 千葉県)
・子供にも安心して食べさせれて、お弁当のおかずにもなる無添加の冷凍食品があったら嬉しいです! (女性 30-39歳 福岡県)
・産地にこだわり安全性と美味しさを追究した冷食 。(女性 50-59歳 東京都)
・国内製造で安価なものが増えてほしい。(女性 40-49歳 北海道)

■パッケージ(10%)
・アレルギーの成分がもう少し細かくかいてあるとありがたい。(男性 40-49歳 長野県)
・冷凍食品の中によく入っているプラのトレイが、どうせ捨てることになるので紙製だったらいいのにと思います。 (女性 50-59歳 埼玉県)
・ラップいらなくてふたもいらなくて小さい穴あけるとかもいらない冷凍食品 そんで冷凍餃子にタレつけてほしい。(女性 20-29歳 岐阜県)
(※ほか、フリーアンサー全文については、本文末尾に記載)
 
  • ご希望の方には、調査結果データを公開致します。
集計データ、フリーアンサー全文に回答者属性を付けたドキュメントを無料でご提供しております。以下ページ下部のフォームよりお申し込み下さい。
http://vuzz.com/20210625/
※コロナ禍前後での変化、冷凍食品に関する悩みや不満、イチオシ商品やおすすめの食べ方、こんな商品がほしい!のアイディアの回答(フリーアンサー)には、在住都道府県、年代、性別、就労状況、世帯の成人数、世帯の子ども数等の属性を併記しております。

■SnapDishでの「冷凍食品」に関連した料理投稿一覧はこちら
https://snapdish.co/search/%E5%86%B7%E5%87%8D%E9%A3%9F%E5%93%81?rank=-timestamp

■「SnapDishみんなの食卓体験ラボ」とは?
SnapDishが、生活者の自発的な声や工夫を集めて共有することで、「生活者の食卓体験向上」を目指すラボラトリーです。
過去の調査結果はこちら → ​http://vuzz.com/lab2019

■調査概要
調査方法:SnapDish登録ユーザーにメールにて「みんなの声大募集♪冷凍食品編」として回答を募集
回答期間:2021年2021年4月17日~4月22日
回答者数:424名 
 
  • 「SnapDish」/ ヴァズ株式会社について

「SnapDish」(スナップディッシュ)は、料理写真専用の投稿アプリ。2,300万を超えるユーザーからの料理投稿データを解析し「美味しそう」をスコア判定する「AI料理カメラ」を搭載。運営者であるヴァズ株式会社では、これらの料理に特化したコミュニケーションプラットフォームやビッグデータを活用し、食に関するマーケティング支援を行っています。
-SnapDish: https://snapdish.co/
-ヴァズ株式会社:http://vuzz.com/

■お問い合わせ先
ヴァズ株式会社 広報担当:落井(おちい)
電話/FAX 0422-24-6341(土日祝を除く9時半~18時半)
e-mail business@vuzz.com

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会社概要

スナップディッシュ株式会社

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URL
https://corp.snapdish.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都武蔵野市御殿山1-5-6 NEST 403
電話番号
0422-24-6341
代表者名
舟田善
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2011年05月