「膵β細胞量を増大させ1型糖尿病を“治す”研究」へ 患者・家族支援のNPO法人から群馬大学へ2400万円の研究助成
3月7日(火)贈呈式・記者発表開催
本研究資金の財源は、2022年11月1日~2023年1月29日にかけて実施した佐賀県庁への日本IDDMネットワーク指定ふるさと納税を活用したクラウドファンディングで、573名の方々から2400万円を越えるご寄付をいただきました。
ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング
「移植ではない治療法」確立し、難病の子どもたちを救いたい|次のステージへ
https://www.furusato-tax.jp/gcf/2060
当日は、群馬大学及びオンラインで贈呈式を開催し、現地・オンラインいずれによるご参加も可能となり、質疑応答にも対応いたしますので、ぜひ取材いただきますようお願い申し上げます。
- 助成について
【研究課題名】からだの中に残された膵β 細胞を再び増やす研究
○研究代表者:白川 純 群馬大学生体調節研究所 代謝疾患医科学分野 教授
○助成額:2400万円
※白川先生へのこれまでの助成累計:4,800万円
【これまでの研究成果とメッセージ】
1型糖尿病患者でも、膵臓の中にインスリンを分泌する膵β細胞が必ず残っており、それらを再び増やすことができれば、糖尿病状態からの回復につながると考えられています。
「移植ではない治療法」を確立するこの研究には、2020-2021年のふるさと納税GCF(ガバメントクラウドファンディング)でも、多くの方々ご支援をいただき、これまで4,800万円(本助成を含む)の研究助成をいただいています。
糖尿病の根本治療は夢ではなく実現可能であり、待ち望んでいる多くの患者さんに少しでも早く示していけるよう、チーム一丸となって進めて参ります。
■論文掲載
前回のプロジェクト以降、着実に研究成果をあげており、以下の論文掲載がありました。
2021年10月 ヒト膵β細胞の新たな保護メカニズムを解明【Diabetes誌(the American Diabetes Association:米国)に掲載】
2022年7月 糖尿病でインスリンが出にくくなる新たな原因を解明【iScience誌(Cell press 社:米国)に掲載】
2022年10月 脂肪由来の物質がインスリンを体内でふやすことを発見【Cell Reports誌(Cell Press:米国)に掲載】
【群馬大学 贈呈式および記者発表】 ◆開催日時 2023年3月7日(火) 10:00~11:00 ・助成目録の贈呈式 ・研究概要、進捗状況の説明 ・記者会見、報道機関を対象とした質疑応答 ◆出席者 石崎泰樹 (群馬大学 学長) 白川 純 (群馬大学 生体調節研究所 代謝疾患医科学分野 教授) 井上 龍夫(認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク 理事長)※オンラインにて出席 ◆贈呈式・記者発表会場 ○場所 群馬大学本部管理棟5階 大会議室(住所:群馬県前橋市荒牧町4-2) ※本会場とあわせ、「Zoom」を使用したオンラインでも取材いただけます。 ※オンラインでのご参加の場合、事前登録が必要となりますので、下記【取材案内】よりお申込みをお願いします。 |
◆取材・報道方法
(1)会場にお越しになり、ご参加いただく方法
…開催日当日、直接会場にご来場いただき、受付をお願いいたします。
※新型コロナウイルス感染対策として、マスク着用および体温チェック(当日の体温が37.5℃以上の方は入室をお控えください。)等のご協力をお願いします。
会場:群馬大学本部管理棟5階 大会議室(住所:群馬県前橋市荒牧町4-2)
(2)オンライン会議システムアプリ「Zoom」を使用してご参加いただく方法
…インターネットに接続できる環境とデバイスをご用意の上、オンラインでご参加ください。
事前登録が必要となりますので、下記【取材案内】より【3月6日(月)まで】にお申込みをお願いします。
【1型糖尿病とは】
原因不明で突然、小児期に多く発症し、現在の医学水準では発症すると生涯に渡って毎日4~5回の注射又はポンプによるインスリン補充がないと数日で死に至る難病。一般に糖尿病として認知され、糖尿病患者の大半を占める2型糖尿病に対し、国内での患者数は約10〜14万人、年間発症率は10万人当たり2人程度と希少な病であるため患者と家族の精神的、経済的負担は大きい。
【日本IDDMネットワークについて】
日本IDDMネットワークは、インスリン補充が必要とされる患者とその家族一人ひとりが希望を持って生きられる社会を実現することを目指しています。その当面のゴールは、1型糖尿病を「治らない」病気から「治る」病気にすることですが、究極の目標は“1型糖尿病の根絶(=治療+根絶+予防)”です。
日本IDDMネットワークでは、2005年の1型糖尿病研究基金設立後、これまで129件 6億9,870万円(本研究助成を含む)の研究費助成を行っています。
当基金は、患者・家族自らが「不治の病を治る病にする」、「不可能を可能にする」挑戦に賛同いただいた方々からの当法人への直接の寄付並びに“佐賀県庁への「日本IDDMネットワーク指定」ふるさと納税”など、日本全国の方々からのご支援で成り立っています。
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