【訪問看護の人材定着支援】eWeLLが自社ユーザー向け無料福利厚生サービス「e-Nursing」を提供開始
訪問看護向け電子カルテ「iBow(アイボウ)」など在宅医療のDX支援サービスを提供する株式会社eWeLL(証券コード:5038 本社:大阪市中央区)は、訪問看護ステーションの従業員向け福利厚生サービス「e-Nursing(イーナーシング)」を2025年4月末より無料で提供開始します。

本サービスを通じてeWeLLは、訪問看護ステーションの福利厚生を充実させ、従業員の働きやすさを向上させることで、訪問看護の担い手不足解消と事業の持続的な成長を支援します。
■訪問看護ステーションの採用と離職に関する現状
公益社団法人日本看護協会の運営するナースセンターの2023年度の調査(※1)によると、看護師の採用において訪問看護ステーションは、全施設の中で求人倍率が最も高い4.18倍となりました。また、提示する給与額も全体の平均248,369円よりも9.3%高い271,558円となっており、在宅医療の普及に伴い訪問看護師の需要は急速に高まっています。
一方、同調査によると求職する看護師の側は、訪問看護ステーションへの入職希望者は施設の中で16番目となる6.8%に留まっています。

さらに、離職の状況に目を向けると、2023年度大阪府訪問看護ステーションの実態調査報告によると訪問看護師の離職率は21.5%と、これは病院勤務の看護師11.8%などに比べ高い水準にあります。(※2)
また、訪問看護ステーションの規模としては、看護職員数が5人未満の事業所が全体の53.4%と、小規模での運営が過半数を占めています。こうした事業所では十分な福利厚生を整備することが難しく、人材の定着が課題となるケースが多いと考えられます。(※3)
このような状況から、訪問看護事業者はステーションの魅力を高め、限られた経営資源の中で、採用力の強化と人材の定着を実現する取り組みが求められています。
■サービスの意義
少子高齢化が加速し、医療と介護の複合的なニーズが拡大していく中で、在宅医療の要である訪問看護を担う人材の採用と定着は業界全体の重要な課題です。eWeLLはこの課題の解決に向け、日頃支えていただいている「iBow」ユーザーの皆様に無料で福利厚生サービスを提供し、訪問看護ステーションの持続的な成長と発展を応援します。
私たちは全国47都道府県3,000ステーション以上、5.4万人以上の訪問看護師等(※2)の皆様に事業展開しており、1事業所では難しい「無料」での福利厚生サービスを提供可能にしました。
■福利厚生「e-Nursing」の特徴
対象:訪問看護専用電子カルテ「iBow」をご契約いただいている訪問看護ステーションに従事される方とそのご家族。
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幅広い特典: 日常の買い物や飲食店、レジャー、美容、学習など、多彩な特典を活用して、従業員とご家族の日々の生活をより充実させることができます。
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簡単な利用と管理: スマートフォンアプリを通じて簡単に利用でき、事業所側の運用負担もありません。
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ご家族も利用可能: 従業員のご家族も、追加料金なしでサービスを利用できます。
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使えるお店を簡単検索: マップで近隣の対象店舗やサービスを簡単に探せて便利。


■利用条件
福利厚生「e-Nursing」の利用には、以下3つの条件を満たす必要があります。
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電子カルテ「iBow」をご契約いただいている法人(訪問看護ステーション)の従業員またはそのご家族(二親等まで)であること
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勤怠管理サービス「iBow KINTAI」を「iBow」と連携させて利用すること
(ご利用無料 ※有料版あり)
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地域包括ケアプラットフォーム「けあログっと」でステーション情報を公開すること
(ご利用無料)


訪問看護ステーションは「iBow KINTAI」により、適正な労務管理を効率的に行えるため、定着率の強化と勤怠管理にかかる時間や負担の軽減を実現できます。
また、訪問看護利用者の獲得を促進する「けあログっと」の活用で、安定した利用者基盤を構築し事業を成長させられます。
▼福利厚生「e-Nursing」に関するお問い合わせはコチラから。
■eWeLLについて
「ひとを幸せにする」をミッションに掲げ、ITを活用した在宅医療の業務支援を推進し、医療従事者の業務効率化と患者QOLの向上を実現するサービスを提供しています。
訪問看護向け電子カルテ「iBow」、地域全体の医療リソースを最適化し病院の退院支援を効率化するマッチングプラットフォーム「けあログっと」等を展開し、全国47都道府県で5万4千人の看護師等の業務で日々利用され、延べ74万人の在宅患者(※3)の療養を支えています。

社名 :株式会社eWeLL
上場市場 :東京証券取引所グロース市場(証券コード:5038)
代表者 :代表取締役社長 中野 剛人(ナカノ ノリト)
本社 :大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪御堂筋ビル13F
設立 :2012年6月11日
事業内容 :在宅医療分野における業務支援事業(訪問看護ステーション向けSaaS型業務支援ツール(電子カルテシステム「iBow」)等を提供する事業、診療報酬請求業務を代行する「iBow 事務管理代行サービス」など)
URL :eWeLL公式サイト https://ewell.co.jp
eWeLL IR情報 https://ewell.co.jp/ir
iBow公式サイト https://ewellibow.jp
けあログっと公式 https://carelogood.jp
受賞歴 :2021年『第16回ニッポン新事業創出大賞 経済産業大臣賞 最優秀賞』
2022年『第21回Japan Venture Awards 中小機構理事長賞』
2023年『EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2023 ジャパン』
2024年『KANSAI DX AWARD 2024 近畿総合通信局長賞(総務省)』
2025年『経済産業省 DXセレクション2025 優良事例賞』
※1 公益社団法人日本看護協会 2023年度「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書」より。
※2 訪問看護師の離職率は「大阪府訪問看護ステーション実態調査報告(2023年度)」、病院勤務の看護師は「2023年 病院看護実態調査結果」より。
※3 厚生労働省「2023(令和5)年7月12日 第5493回中医協 総-2」より。
※4 2024年12月末時点におけるiBow上で稼働中職員の看護師、准看護師、専門看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、看護助手等の総数。
※5 2024年12月末時点における発行されたiBow上の訪問看護指示書の延べ対象患者数。
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