【産学連携】経営学部 鶴坂ゼミが商店街活性化に挑戦 2/3(土)、地域ブランド『べるぷらす』の第2回商品販売会を開催

~地域の店舗と共同開発した、こだわりの詰まったオリジナル商品を3種類販売~

学校法人常翔学園 摂南大学

 摂南大学(学長:久保康之)経営学部の鶴坂貴恵教授のゼミに所属する学生は商店街の活性化を目的に、寝屋川市の大利(おおとし)商店街振興組合(通称、「ベル大利」)と同商店街内統一のブランド『ベるぷらす』を立ち上げており、2月3日に同商店街にて地域の店舗と共同で開発した商品の販売会を実施します。













【本件のポイント】

経営学部の鶴坂ゼミでは、大利商店街振興組合と協働で商店街活性化施策として、商店街内で統一して使用する地域ブランド『べるぷらす』を立ち上げている

●11月に続く第2回商品販売会を2月3日(土)に開催し、鶴坂ゼミの学生と地域店舗が共同開発した3商品を販売

●マーケティングの知見を活かしたパッケージデザインや販促活動を実施


 京阪寝屋川市駅前に立地する大利商店街振興組合は、競争の激化や少子高齢化により商店街利用者の減少が深刻な課題となっています。

 このような課題を解決すべく、まちづくりマーケティングを研究する鶴坂ゼミでは 2021 年より、同商店街における新規顧客層の開拓を目的に、子育て世代を新たなターゲットとして、様々な取り組みを行ってきました。昨年11月には、ターゲット層にアピールできる新たな魅力づくりとして学生が同商店街に働きかけ、地域ブランド『ベるぷらす』を立ち上げ、商店街の老舗和菓子店と「生菓子(みかさ)いもりんご」を開発し、販売会を開催しました。


 このたび2月3日に第2回『べるぷらす』商品販売会を開催し、パッケージを新しくした「いもりんご」に、地域の店舗と新たに共同開発した「いちごサイダー」と「日本酒(べるぷらす)」を加えた3種類の商品を販売します。

 鶴坂ゼミでは今後も協働する店舗を増やし、オリジナル商品を拡充することで、『ベるぷらす』のブランド価値を高め、商店街への集客を図ります。さらに、商店街の認知向上に貢献するため開発した商品が寝屋川市のふるさと納税返礼品となること等、学生らは商店街振興組合と協働で企画を進めています。


  • 地域ブランド『べるぷらす』について

 『べるぷらす』とは、鶴坂ゼミの学生が開発した地域ブランドです。「ベル大利」の愛称で親しまれるベル大利商店街の「べる」と、「日常にベル大利商店街を“ぷらす”することで、よりハッピーで豊かな毎日を過ごしてほしい」という想いを掛け合わせることから生まれました。

 学生と地域の店舗が連携しオリジナル商品を生み出すことで、商店街への集客向上や地域活性化を目指しています。


  • 第2回『べるぷらす』商品販売会について

 今回の販売会では、パッケージを新しくした「いもりんご」に、地域の店舗と新たに共同開発した「いちごサイダー」と「日本酒(べるぷらす)」を加えた3つの商品を販売します。


①第1回販売会で300個が即完した生菓子『いもりんご』

 ベル大利商店街内の老舗和菓子店「御菓子司 虎屋」と共同開発した、寝屋川市の特産物である“さつまいも”のあんに、子どもも口にしやすいよう“りんごジャム”を加えたまんじゅうです。『べるぷらす』ブランドで初めて開発された商品で、11月の販売会では約4時間で300個が完売。再販売してほしいとの声を多くいただきました。

 今回の販売会では、パッケージデザインを一新。中央にさつまいもとりんごを配置し、ブランドの認知拡大を目標に、『べるぷらす』のロゴとベル大利商店街のマスコットキャラクター「ベルちゃん」を添えました。


【ポイント】商品開発だけではなく、「完売」にするための工夫も

 学生は、前回の販売会においての成功要因を分析し、購買促進につながる呼び込み方やディスプレイ方法を導き出しました。人の流れを観察し、時間帯によって試食の呼びかけをする場所を変更したほか、在庫量に合わせてディスプレイ方法も変更しました。当ゼミでは、商品を開発して終わりではなく、売り切るまで一貫してこだわることによって、本質的な学びに繋げることを目指しています。


②デザインのコンセプト設計からこだわりの詰まった『いちごサイダー』

 大阪府豊能郡にある能勢酒造と共同で「いちごサイダー」を開発。市場が拡大している炭酸飲料と、※寝屋川市内でも生産されているいちごに着目し、商品のコンセプト設計やパッケージのデザインを施しました。

 学生はサイダーを飲みながら子どもとゆったりした時間を過ごしてほしい、という思いを込めて、「一日のほんのひとときを、いちごサイダーに。」というコンセプトを考案。デザインに込めた想いを感じ取ってもらえるよう、淡い色彩を意識し、やわらかな雰囲気のデザインに仕上げました。また、サイダーの微炭酸が全体の風味を引き立てていることから、デザイン中心部の水色の泡だけでなく背景色にも薄い赤色で水玉を表現するなど、泡のデザインにこだわりました。


※株式会社 富士経済 https://www.fuji-keizai.co.jp/file.html?dir=press&file=23064.pdf&nocache


【ポイント】集客力向上に向けて、学生ならではの販促方法を考案

 学生は集客促進を目的に、オリジナルのプロモーション動画やSNS投稿、ポスターなど多様なコンテンツを制作。食べ物と比べて飲料は味や魅力が伝わりづらいと考え、オリジナルのプロモーション動画ではいちごサイダーの「泡」や「いちご」に注目が集まるような内容に仕上げました。販売会当日は試飲を実施し、店頭ではプロモーション動画を再生するなどして商品の魅力を伝えます。


▶制作した動画

https://www.instagram.com/reel/C2W93JYvnsQ/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA


③マーケティング視点でデザインを考案した日本酒『べるぷらす』

 ベル大利商店街内の酒屋、米芳商店と共同開発。高齢化と人口減少に伴い日本酒の市場規模が全体の消費量が減少していることに着目し、※日ごろ日本酒を飲まない方も口にしやすいように、華やかな香りとフルーティーな味わいが特長の甘口の日本酒を選び、商品のコンセプト設計やパッケージのデザインを施しました。

 ブランド名を多くの人に知ってもらいとの想いから、商品名をブランド名と同じ『べるぷらす』にし、商品を手に取っていただいたお客さんに『べるぷらす』の文字が目に留まるよう、文字の大きさを調整しました。その他にも、「人の目は左上からZの文字を書くように動く」という消費者行動の視点をデザインに取り入れ、「鶴坂ゼミと米芳商店のコラボ商品」「甘くてやさしい日本酒」の文字配置を工夫しました。


【ポイント】SNSでトレンドとなっている「味変」を活用

 学生は、無色透明という日本酒の特徴を捉え、カクテルのように他の飲料と混ぜても色味が美しく出すことで、斬新な日本酒の楽しみ方が提案できると考えました。その視点で生み出された色彩豊かな日本酒をTikTokやInstagramなどSNSで投稿し、興味を持っていただけるようなコンテンツを開発予定です。


※財務省『ファイナンス』2021年11月 https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202111/202111i.pdf


■販売会概要

・日時:2024年2月3日(土)11:00~15:00

・場所:ベル大利商店街 ふれあいセンター(〒572-0042 大阪府寝屋川市東大利町7-12)

・販売商品:「生菓子(みかさ)いもりんご」1個 300円(税込)

      「いちごサイダー」1本200ml 150円(税込)

            「べるぷらす」(日本酒)1本1800ml 1,870円(税込)

・販売会ポスター

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会社概要

学校法人常翔学園 摂南大学

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URL
http://www.setsunan.ac.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
大阪府寝屋川市池田中町17-8
電話番号
072-839-9102
代表者名
久保康之
上場
未上場
資本金
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設立
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