タイ王国保健省 老年医学研究所(IGM-DMS)とASEANにおける「サイバニクス医療健康イノベーション」推進で合意
CYBERDYNE株式会社(本社:茨城県つくば市、代表取締役社長 山海嘉之、以下「当社」)は、タイ王国保健省 医療サービス局 老年医学研究所(Institute of Geriatric Medicine, Department of Medical Services:IGM-DMS)との間で、ASEANにおける「サイバニクス医療健康イノベーション」の推進で合意し、MOU(Memorandum of Understanding:覚書)を締結いたしましたので、お知らせいたします。

前列左:在タイ王国日本国大使館 次席公使 西岡達史
前列右:Dr. Nutthapong Wongwiwat, Director-General, Department of Medical Services
後列中央左:CYBERDYNE株式会社 代表取締役社長/CEO 山海嘉之
後列中央右:Dr. Bootsakorn Loharjun, Director, Institute of Geriatric Medicine
後列中央右の右隣:Dr. Akkarathan Jittanuyanon, Deputy Director-General, Department of Medical Services
日本は世界有数の超高齢社会ですが、タイにおいても同様に急速な高齢化が進展しています。こうした中、タイ保健省は2007年以降、JICA(国際協力機構)と連携しながら、高齢化社会のニーズに対応するための取り組みを継続して進めており、IGM-DMSは、予防・治療・リハビリテーションを通じた「Healthy Aging(健康長寿)」の実現に向け、包括的な施策を推進しています。
このような背景のもと、2025年8月にタイ保健省の代表団が当社を訪問し、日本の高齢社会の中で実装と検証を重ねてきた当社のサイバニクス技術が、タイにおける高齢化課題の解決に資するとの認識が共有されました。その結果、このたびタイ保健省は当社を戦略的パートナーとして、「サイバニクス医療健康イノベーション」を推進していくことで合意し、本MOUの締結に至りました。
本MOUでは、世界を牽引する革新的なサイバニクス技術と、関連の医療専門家や当社グループがこれまでに蓄積してきた科学的・実証的なエビデンスを駆使して、高齢者の機能改善、自立支援、健康寿命の延伸、医療・介護現場の負担軽減、さらには社会保障制度の持続性確保への貢献を目指します。
装着型サイボーグHAL®腰タイプを活用した介護予防プログラムについては、計10回の短期介入(週2回・5週間)においても、高齢者の移動機能(立つ・歩く・座るなどの日常動作)が大きく改善することが報告されており(*)、こうした日本での成果を踏まえ、タイにおける社会実装に向けた臨床展開や人材育成に関する協働を進めてまいります。
また、タイでの取り組みを一国にとどめることなく、同様の課題を抱えるASEAN各国への展開も視野に入れることで、「サイバニクス医療健康イノベーション」のモデルを地域全体へと波及させていくことを目指します。
当社は今後も、人とテクノロジーが共生・協調し、相互に支援し合うことにより、世代を超えた人々の自立度を高めるとともに、人の能力や価値そのものを拡張し、生活や心身に関わるさまざまな課題を解決できる、安心・安全なテクノピアサポート社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。
(*)神奈川県みらい未病コホート研究
Saito Y. et al.,
Efficacy of exercise with the hybrid assistive limb lumbar type on physical function in mobility-limited older adults: A 5-week randomized controlled trial.,
Experimental Gerontology, 2024.
※本取り組みは、国立健康危機管理研究機構(JIHS)が実施する令和7年度 医療技術等国際展開推進事業の支援を受けて推進しています。
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