「小林製薬紅麹事件」約70回の情報公開請求・質問の末に得た、大阪市保健所の5つの"珍回答"──「この理解で間違いないか」確認を求める質問書を送付(令和8年8月15日付)

「ないものはない」「相談していない」「判断していない」「齟齬はない」──それでも公文書には「プベルル酸」と明記。何も問題がなければ、数回のやり取りで終わるはずでした

株式会社薫製倶楽部

株式会社薫製倶楽部(岡山県都窪郡早島町、代表取締役・薬剤師 森雅昭)は、これまで大阪市に対し、情報公開請求と質問書の送付を合わせて約70回行ってきました。何も問題がなければ、本来は数回のやり取りで終わるはずのものです。その約70回の過程で開示された文書と、大阪市保健所への質問に対する回答の内容を以下の5点として整理しました。当社はこれらを"珍回答"と受け止めています。令和8年8月14日付で大阪市保健所に対し、この整理に間違いがないかの確認を求める質問書を送付しましたので公表します。

珍回答1 「ないものはない」──同定書類を求めたら、開示は小林製薬提出資料が中心(大大保第8202号)

当社は令和8年6月7日付で、「紅麹にプベルル酸が含まれていたことを、世界中の科学者が納得できる形で同定したことを示す書類」の開示を大阪市に請求しました。これに対する大大保第8202号(令和8年7月22日付・部分公開決定)で開示された公文書は次の5点でした。

(1) 令和6年3月27日付 小林製薬提出「厚生労働省健康・生活衛生局食品基準審査課 ご説明資料」

(2) 令和6年3月27日付 小林製薬提出「分析結果と今後の対応」

(3) 令和6年4月10日付 小林製薬提出「【厚労省調査会】弊社紅麹関連製品自主回収に伴う状況報告書」

(4) 令和6年8月27日付 小林製薬提出「紅麹原料:原因究明進捗」

(5) 令和7年3月31日付「検査成績書の送付について」(大阪市自身の文書、一部非公開)

5点のうち4点は原因企業とされる小林製薬が提出した資料であり、大阪市自身の文書は(5)の1点のみでした。標準品との対比データ等、独立に検証可能な形で同定を示す書類は含まれていませんでした。令和8年7月24日、当社が電話で「本当にこれだけなのか」と確認したところ、担当者の回答は「ないものはない」──小林製薬提供資料以外の資料は存在しない旨を認めるものでした。

珍回答2 「相談していない」──プベルル酸の同定について厚生労働省と相談したか

電話で「プベルル酸の同定について、令和6年3月27日頃に厚生労働省と相談したか」と質問したところ、大阪市保健所の担当者は「相談していない」と回答しました。この回答は、大大保第8220号(令和8年7月24日付・不存在による非公開決定)とも整合します。同決定は、令和6年3月27日前後の「プベルル酸」関連資料に関する大阪市と厚生労働省との協議・連絡・確認・情報共有の記録について、「作成又は取得しておらず、実際に存在しない」とするものです。

珍回答3 「判断していない」──プベルル酸の存在を前提とした対応は行ったが、原因物質とする組織的意思決定は行っていない(大大保第8072号)

大阪市は、大大保第8072号回答書において、プベルル酸の存在を前提とした食中毒対応を行った一方で、プベルル酸を原因物質とする組織的意思決定は行っていない旨を回答しています。

珍回答4 「齟齬はない」──前提とした対応と意思決定の不存在について(同8072号)

上記の二つの立場の関係について、大阪市は同回答書で「特段の齟齬はないものと考えています」と回答しています。

珍回答5 「判断していない」のに、公文書には「プベルル酸」と明記(令和6年5月29日・資料3)

プベルル酸を原因物質とする組織的意思決定を行っていないにもかかわらず、令和6年5月29日開催の第3回大阪市食中毒対策本部会議の資料3「原因究明の進捗状況」には、「プベルル酸」の名称が公文書として明記され、対外公表されています。

大阪市保健所への質問(令和8年8月14日付)

当社は令和8年8月14日付で、大阪市保健所に対し、上記1から5までの整理について、事実と異なる点があれば該当箇所を具体的に指摘すること、事実と異なる点がなければその旨を回答することを求める質問書を送付しました。回答があり次第、改めて報告します。

本リリースについて

「珍回答」との表現は、開示文書及び回答内容に対する当社の受け止め(評価)を示すものです。「約70回」は、当社がこれまで大阪市に対して行った情報公開請求と質問書送付の合計の概数です。各項目の事実関係は、大阪市の開示決定通知書・回答書等の公文書の記載内容、および当社が大阪市保健所へ行った質問とその回答の内容に基づいています。各記載は文書の保有の有無に関する行政機関の回答内容に基づくものであり、科学的知見一般の存否を当社が判断するものではありません。なお、令和6年3月26日付「健生食監発0326第6号」(厚生労働省から大阪市健康局長宛の通知)は公知の文書として存在しており、本リリースは国と大阪市の間に一切の連絡がなかったと述べるものではありません。上記2は、プベルル酸の同定に関する相談・協議の記録に関するものです。

会社概要

会社名:株式会社薫製倶楽部

代表者:代表取締役 森 雅昭(薬剤師)

所在地:岡山県都窪郡早島町前潟611-1

事業内容:薫製食品の製造・販売(ブランド:倉敷ソーセージ)

TEL:086-483-0602

E-mail:sales@kunsei.co.jp

紅麹関連情報:https://kunsei.com/archives/category/benikoji

すべての画像


会社概要

株式会社薫製倶楽部

0フォロワー

RSS
URL
https://kunsei.com
業種
製造業
本社所在地
岡山県都窪郡早島町前潟611-1
電話番号
086-483-0602
代表者名
森雅昭
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1998年06月