西武グループのタクシー部門 西武ハイヤー株式会社、電脳交通のクラウド型タクシー配車システム「DS」を導入
導入の背景
〜配車データを経営分析に活用し、より便利な移動サービスを提供する〜
社会を支える重要な移動インフラであるタクシー業界は、IT化の遅れやドライバーの高齢化、ライドシェアサービスの隆盛などにより大きな過渡期を迎え、2020年以降の新型コロナウイルスの影響により観光や飲食店の休業によって人流が制約され、苦境に立たされました。そして、感染状況が収束し、人の移動ニーズが戻ってきた今、業界全体が深刻な人手不足の課題に直面しています。その一方で、お客さまの移動ニーズは多様化し、タクシー業界は、それぞれの需要に応じた利便性の高い移動手段を提供することが急務となっております。
西武ハイヤーは、埼玉県西部地区及び東京都多摩地区で最大規模のタクシー事業者として、長年にわたり地域住民の生活の足を支え、地域に貢献してきた企業です。最近のタクシー需要の増加を受けて、西武ハイヤーはドライバー不足の問題に対処しつつ、お客さまにより一層のスムーズな移動サービスを提供するために、様々な解決策を模索してきました。
このたび、西武ハイヤーが新たな配車システムを検討する中で主に、
・柔軟な配車業務ができるクラウド型配車システムである点
・最新の地図情報が車載タブレットに表示されることで、未経験者でも安心して運転ができる点
・経営分析に活用できる様々なデータを集計できる点
・今後の事業展開を見据えた際に、新サービス・オプション機能の検討や展開がしやすくなる点
を重視した結果、電脳交通のクラウド型タクシー配車システムが導入されることとなりました。
西武ハイヤーでは、11月から試験運用を開始し、1月14日より新しい配車システムの本格運用を開始しました。西武ハイヤーでは、今後も電脳交通の機能を活用し新しい事業展開に取り組んでいく予定です。
両社コメント
西武ハイヤー株式会社 代表取締役 刈屋輝彦
この度、1年にわたる選定作業、半年の導入準備期間を経て、電脳交通さまの配車システム「DS」を導入することができました。またこれまで近隣の事業者様と7年にわたり共同配車を行ってきていますが、今回の更新・導入に際しては即座にご快諾を頂き順調に進めることができました。
当社は鉄道、バスと共に西武線沿線の住民の方々や来訪者の方々を地域交通の面から支える事業を行っていますが、コロナ禍とそこからの回復、運輸業界の運転士不足の問題や地域で進む高齢化、一部地域の過疎化など、西武線沿線で東西に延びる営業エリア内でも、様々な地域の課題に対応しながら多様なニーズに応えていく必要があります。また信頼されるタクシー会社として地域で一番のサービスを目指すなか、近年大幅に増えたアプリ配車のみに頼らない自社サービスの充実の必要性、西武グループ内はもとより他の事業者様との共同配車拡大など、さらなる連携強化の必要性も認識しております。
柔軟な配車ができる「DS」はこのような当社の状況に相応しいシステムであると期待しており、操作性や情報力に優れる端末は新人から高齢ドライバーまでなじみやすく、他社システムからの切り替えも支障なく進めることができました。
ライドシェアや自動運転など制度変更や技術革新が進む中、LINEや自社アプリ機能でお客さま利便が充実しており、日々新しい機能も追加される「DS」の導入により迅速なサービスの向上を図ることで、より一層お客さまに選ばれるタクシーサービスに努めてまいります。
株式会社電脳交通 代表取締役社長 CEO 近藤洋祐
50年以上の歴史があり、埼玉を代表する企業である西武ハイヤー様に、当社DSの導入をいただきました。西武ハイヤー様はじめ、鉄道会社が運営するハイヤー・タクシー会社様に当社製品を導入いただく機会が増加しており、品質への信頼が高まっていると実感しております。今後、日本版ライドシェア解禁など、タクシー業界は大きな変革期へと突入し、益々DX化の流れが加速します。次世代の交通サービスを利用者へ提供できるよう、西武ハイヤー様のデジタル戦略をともに推進していきたいと考えております。
■クラウド型タクシー配車システム DSの詳細
クラウド型タクシー配車システム「DS」は、
・柔軟で安価な導入コスト
・タクシー事業者からの要望を元にしたアップデートで常に最新機能が使える
・配車拠点の統合、配車データ活用による人員配置など経営戦略への活用が可能
・自動配車機能の活用による飛躍的な業務効率アップ
が特色の、配車オペレーター用画面とドライバー用車載タブレットをセットにした配車システムです。2015年の創業以来毎年約200%ペースで導入車両数が拡大し、日本初となる「電話経由での事前確定運賃サービス」や「配車室をリモートワーク対応できる機能」「乗合/デマンドサービスと通常のタクシーを1システムで同時に運行管理する機能」なども提供しております。
https://cybertransporters.com/service/
「電脳交通 FUTURE SUMMIT 2024」開催のご案内
株式会社電脳交通は、2024年2月19日(月)、20日(火)の2日にわたり、「電脳交通 FUTURE SUMMIT 2024」と題したタクシー事業者向けのオンラインイベントを開催いたします。
電脳交通の新規プロダクト発表ならびに、「日本版ライドシェア」に関するディスカッションやタクシー業界を熟知した方との対談、業界が抱えている様々な課題に対し自社独自の対策を取り始めているタクシー事業者様方の意見交換など、ここでしか聞けないリアルなお話を2日間に渡ってお届けいたします。
下記特設サイトにて、事前参加申込みを受け付けております。事前申込み制、参加は無料です。
電脳交通FUTURE SUMMIT 2024:https://cybertransporters.com/dfs2024
■イベント概要
日時:2024年2月19日(月)10:00~17:00(予定)
2月20日(火)10:00~18:00(予定)
参加対象:タクシー事業者・自治体
開催場所:オンライン(ZOOM)
内容:対談、セッション、事例紹介、座談会、プロダクト・事業発表
(詳細は特設サイト上で随時公開予定)
参加方法:特設サイト上にて、お申込み登録いただいたメールアドレスに、イベント参加用URLをご案内いたします。
主催:株式会社電脳交通
■西武ハイヤー株式会社の概要
所在地 :埼玉県所沢市久米546-1
設 立 :1967年6月7日
代表者 :刈屋 輝彦
従業員 :664名(2023年12月末時点)
資本金 :3千万円(2023年12月末時点)
■株式会社電脳交通の概要
所在地 :徳島県徳島市寺島本町西1丁目5番 アミコ東館6階
設 立 :2015年12月
代表者 :近藤 洋祐
従業員 :169名(2023年11月末時点)
資本金 :1億円(2023年11月末時点)
主要株主:三菱商事、JPインベストメント、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社、JR東日本スタートアップ、JR西日本イノベーションズ、四国旅客鉄道、GO株式会社、第一交通産業グループ、エムケイ、沖東交通、三和交通、NTTドコモ・ベンチャーズ、阿波銀行、徳島大正銀行、いよぎんキャピタル、ブロードバンドタワー(敬称略、順不同)
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