8割以上の企業が次世代経営人材の確保・育成を不安視
「次世代経営人材」の確保・育成への不安が浮き彫りに
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:張 士洛、東京都中央区、以下JMAM[ジェイマム])は運営する会員制度「J.H.倶楽部」会員を対象に行ったセミナー「人的資本時代に語る! 次世代経営人材の戦略的育成法」参加者にアンケートを実施しました。その結果、次世代経営人材の確保・育成に8割以上の企業が不安を抱えていることがわかりました。(回答者数103名、調査日2022年9月29日~30日)
- 主な調査結果
セミナー参加者に行ったアンケートでは、「貴社における、次世代経営人材の確保・育成の状況はいかがですか」という設問において、8割以上の企業が「不安」と回答しました。うち54.8%は「どちらかといえば不安」、26.9%は「不安」と答えており、次世代経営人材の確保・育成に対する企業の課題感が浮き彫りとなりました。
Q. 貴社における、次世代経営人材の確保・育成の状況はいかがですか?
■半数近くの企業は具体的な取り組みを行っている
その一方で、「次世代経営人材の育成を目的とした取り組みの実施状況をお聞かせください」という設問では、43.3%が「具体的な取り組みをしている」と答え、34.6%が「具体的な取り組みはないが、検討はしている」と答えました。いずれの企業も喫緊の課題として取り組んでいる様子が伺えます。
Q. 次世代経営人材の育成を目的とした取り組みの実施状況をお聞かせください
■強化テーマは「ビジョン構築」
企業が実施・検討している強化テーマは「ビジョン構築」が最も多く、「経営戦略策定力」や「リーダーシップ」が続きます。次世代経営人材には、不確実性が高い時代において企業の未来を想像し、先導する力が求められるといえるでしょう。比べて、「リスクマネジメント」「グローバルマインド・異文化理解」「ビジネスシステム改革」などは実施・検討割合が低い結果となりました。
Q. 次世代経営人材に対して「実施・検討している強化テーマ」を教えてください
■セミナーでは次世代経営人材の具体的な育成手法を公開
また、「次世代経営人材の候補者として対象となる職位」について問う設問(複数回答)では、「部長クラス」が59.6%、課長クラスが54.8%でしたが、本セミナーに登壇した立教大学の田中聡助教は「マネジャーと経営人材の役割は明確に異なる」と指摘しました。次世代経営人材の具体的な育成手法について日本たばこ産業(JT)とともにお話しいただいたセミナー「人的資本時代に語る! 次世代経営人材の戦略的育成法」のアーカイブは近日、J.H.倶楽部会員サイト上で公開予定です。
【アンケート概要】
調査形式:Webアンケート方式
調査時期:2022年9月29日~30日
調査対象:103名(J.H.倶楽部会員)
■日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)
1942年創立の一般社団法人日本能率協会(JMA)から1991年に分社化し、創立。主な事業は、通信教育・研修・アセスメント・eラーニングを柱とした人材育成支援事業、『NOLTY』や『PAGEM』を代表とする手帳事業、ビジネス書籍の発行を中心とした出版事業。JMAMは、一人ひとりが成長することを通じて、自分らしい豊かな人生と幸せを感じられる社会をつくりたい。そのために、「思い描く未来」に向かって一歩踏み出す人のパートナーとして伴走することを目指します。
■会員制度「J.H.倶楽部」
JMAMが運営する企業の人事・人材開発関連業務に携わる方を対象とした会員制度。皆様の未来の人材育成や組織開発を共に考えていきたいとの想いから2018年に発足しました。HR情報メディア「J.H.倶楽部」会員サイトやセミナー、交流会などを通じて実務に役立つ有益な情報を発信しています。
・ホームページ:https://jhclub.jmam.co.jp/index.html
■人材開発専門誌「Learning Design」
「人と企業の成長に寄与する有益な情報をお届けする」ことをミッションに1989年に創刊した『人材教育』を前身とする人材開発専門誌。2018年にリニューアルし、現在は『Learning Design』として隔月5日ごろに発刊しています。「J.H.倶楽部」会員サイトで最新号からバックナンバーまでお読みいただけます。
・ホームページ:https://jhclub.jmam.co.jp/learning-design.html
・facebook:https://www.facebook.com/jinzaikyoiku
・Twitter:https://twitter.com/jinzaikyoiku
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