【開催レポート】特産品もち麦粉のアイデアレシピが集結! 「加東市産もち麦粉もんコンテスト」グランプリが決定!
加東市産もち麦の認知拡大を目的に、加東市もち麦活用協議会が主催
蒸し豆・煮豆・佃煮メーカーの株式会社マルヤナギ小倉屋(神戸市東灘区:代表取締役社長 柳本勇治)が、兵庫県北播磨地域で栽培される「もち麦」による農業振興・地域活性・健康増進を目的に、兵庫県加東市(市長:岩根正)、JA みのり(加東市:代表理事組合長 神澤友重)、兵庫県北播磨県民局(加東市:局長 守本真一)と加東市内もち麦生産者で組織する「加東市もち麦活用協議会」の活動の一環として、2024年 11 月 4 日に「加東市産もち麦粉もんコンテスト」の最終審査および表彰式を開催いたしました。このコンテストは、加東市産もち麦の認知拡大・消費拡大を目的として、2020年から毎年実施している料理コンテストで、今回で4回目になります。今回はもち麦粉を使った「粉もん」をテーマに、応募総数115作品の中から選ばれた上位5作品について実食審査とプレゼンテーションが行われ、グランプリが決定しました。
もち麦粉の「すいとん」「キッシュ」「トルティーヤ」など、多彩なレシピが入賞
●グランプリ 「具沢山粕汁すいとん」
石塚 佳乃 さん(県立社高校3年生)
もち麦粉100%で作ったモチモチのすいとんを粕汁に入れました。地域が酒米山田錦の産地であることから、酒粕を使用し、播州百日鶏を具材に入れることで、北播磨の地域の恵みが詰まったレシピになりました。鶏は先に焼いて風味を引き立たせることで、粕汁の良いアクセントになっています。
石塚さんのコメント
「すいとんをモチモチにすることにこだわりました。実は昨年のもち麦料理コンテスト(テーマは「加東市産もち麦おにぎりと汁もん」)でも最終選考まで進みましたが、第五位で残念な結果でした。今年も最終選考に進むことができ、リベンジの機会をいただくことができました。今回は、このような賞をもらうことができてとてもうれしいです。」
●準グランプリ 「夏野菜!かぼちゃとナスのもち麦キッシュ」
來住 杏慈 さん (県立社高校1年生)
タルト生地をもち麦粉で作ることで、キッシュを食べると大麦の良い香りがひろがります。小麦粉の代わりにもち麦粉を使用するとタルト生地が崩れやすくなりがちですが、配合を工夫し、食感よく仕上げました。
●第三位 「もち麦粉トルティーヤ」
宮﨑 椎菜 さん (県立社高校1年生)
トルティーヤの生地をもち麦粉で作りました。卵などを加えることで、しっとりとした生地になるよう工夫しました。審査時は、牛肉やソーセージ、サラダなど、それぞれに具材を変えて仕上げ、どんな具材にも合うことをアピールしました。
●第四位 「もち麦きのこたっぷりドリア」
大嶋 可恋 さん (県立社高校2年生)
クリーム部分をもち麦粉で作り、白米の代わりにもち麦ごはんをいれました。もっちりプチプチの食感とふわりと香る大麦が良く合います。
●第五位 「夏野菜おやき」
岸本 璃子 さん(県立社高校2年生)
おやきの生地をもち麦粉で作りました。焼きすぎると固くなりやすいので、余熱をうまく使って火を通し、中の具材には火が通りすぎないようにして食感を残しました。具材のシャキシャキ食感が楽しめるおやきです。
加東市内にある兵庫県立社高校生活科学科では、夏休みの課題の1つがこの料理コンテストへの応募となっています。今大会では、グランプリから第五位までを社高校生が独占し、高校生のアイデアが光る結果となりました。受賞作品については、今後、地域のお店やイベントでのメニュー化が検討されます。
<最終審査、表彰式の様子>
●審査委員長のコメント
株式会社神戸ポートピアホテル
調理部宴会調理担当料理長兼レストラン担当 原 健
もち麦粉は自分でもいろいろと使い方を検討した経験がありますが、使い方が難しい、思い通りにならない面もあると思います。今日はみなさん特徴や香りを生かした様々な使い方、工夫をしておられ、大変私も勉強になりましたし、おいしかったです。
コンテスト概要・審査員紹介
● コンテスト名:加東市産もち麦粉もんコンテスト
● 募集レシピ :「兵庫育ちのもち麦粉」(株式会社マルヤナギ小倉屋)を使用した主食、
主菜または副菜になる一品
● 選考 :応募締切2024年9月6日、9月末書類選考、最終審査に進む5作品のみ、
11月4日加東市役所にて実食審査及びプレゼンテーション、表彰式
● 主催 :加東市もち麦活用協議会
● 最終審査審査員
審査委員長:株式会社神戸ポートピアホテル 調理部宴会調理担当料理長兼レストラン担当 原 健
審査委員 :加東市もち麦活用協議会会長 加東市副市長 小林 勝成
審査委員 :株式会社神戸新聞社 北播総局 総局長 東方 利之
審査委員 :兵庫県北播磨県民局 加西農業改良普及センター 所長 石田 和香子
審査委員 :みのり農業協同組合 総合企画部長 池田 康
審査委員 :株式会社マルヤナギ小倉屋 代表取締役社長 柳本 勇治
(参考)加東市でのもち麦を通じた取り組み
・JAみのりと加東市でのもち麦栽培について
加東市に本拠を置くJA みのりの協力を得て 、2017 年秋からもち麦栽培が始まりました。 2020年には、加東市内の作付け面積は約100haに増え、2021年には西脇市、多可町に栽培地を拡大。現在では、全体で約160haでのもち麦栽培を行っています。元々水稲の栽培が主な土地でしたが、コメの裏作としてシロガネコムギを作っているところがありました。しかしシロガネコムギを裏作で作る際のデメリットは、収穫時期と田植え時期が重なることであったため、収穫がシロガネコムギより2週間早いもち麦の栽培は生産者の大きなメリットとなり、もち麦の栽培が一気に拡がりました。また、水稲と二毛作ができることから、収入がプラスオンになることも、生産者のメリットとなっています。
・加東市とマルヤナギの連携協定締結(2019年7月22日)
JAみのりとの協働による加東市内でのもち麦栽培の進展を受け、マルヤナギは加東市産もち麦の特産品化、もち麦を活用した町づくりの推進等への協力を加東市へ申し入れ、加東市もそれを歓迎するかたちで「SDGsを踏まえた地域活性・市民の健康増進・農業振興等の連携協定」を締結する運びとなりました。さらに加東市、JAみのり、兵庫県北播磨県民局、マルヤナギ、生産者で「加東市もち麦活用協議会」を立ち上げ、もち麦栽培の振興と特産品化、商品化、市民の健康づくりサポートなど、様々な形で地域を盛り上げています。
株式会社マルヤナギ小倉屋について
「伝統食材の素晴らしさを次の世代へ」をメインテーマに、長年取り扱ってきた昆布、豆、もち麦などの穀類、野菜などの伝統食材が持っている健康価値やおいしさを生かした新しい食の提案に取り組み、次の世代にしっかりと伝えてゆきたいと考えています。
【会社概要】
社名:株式会社マルヤナギ小倉屋
本社所在地:神戸市東灘区御影塚町4丁目9番21号
代表取締役社長:柳本 勇治
事業内容: 蒸し豆・佃煮・煮豆の製造・販売
創業: 1951年12月26日
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