案件ごとに修正履歴を持ち、対話で直せるワイヤー修正の仕組みをAXerで提供開始
修正指示は言葉で伝えて該当箇所だけ差し替え。どの指示でどこを直したかは案件単位で残り、担当が代わっても同じ判断を再現できます。
株式会社アイトリガーは、マーケティングAX支援サービス「AXer」で、バナーワイヤーへの修正指示を対話形式で反映し、並行して進む複数の案件を案件単位で切り替えながら直せる仕組みを2026年9月より提供開始します。自社の広告クリエイティブ制作業務へ実装し、運用を重ねてきた仕組みです。複数のバナー案件を同時に抱え、先方確認の待ち時間と修正対応の往復に制作時間を取られている企業に向けて提供します。業務そのものを作り変えるマーケティングAXの一環です。

■制作を止めるのは生成ではなく確認待ち
株式会社アイトリガーは、自社が担当する広告クリエイティブ制作業務(案件名非公開)において、商品画像と商品URLからバナーのワイヤー2案と生成用プロンプトを組み立てる仕組みを本番運用してきました。
生成が速くなった結果、制作時間の多くを占めるのは先方確認の待ち時間になりました。現場では、1件目を提出したら確認を待たずに2件目へ進みます。並行進行が標準です。問題は、2件目の作業中に1件目の修正指示が届いたときでした。開いている2件目から1件目へ戻る手段が仕組みの中になく、修正だけは担当者が手作業で反映していました。
修正は発生回数の多い工程です。ここが人の手に残ると、帯の位置や文字サイズ、配色の直し方が担当者ごとに変わり、トンマナの再現性が崩れます。確認と修正の往復がリードタイムを左右するにもかかわらず、その往復だけが仕組みの外にありました。同社はこの断絶を解消する設計を検証し、自社業務で運用しています。
■案件を切り替えながら直せる制作フロー
AIによる制作が実務に乗るかどうかは、一発目の生成精度ではなく、返ってきた指示をどれだけ小さく速く反映できるかで決まります。株式会社アイトリガーはこの考え方に基づき、確認待ちと修正の往復を前提にした制作フローを組みました。仕組みの要点は3つです。
①案件単位の履歴保持で並行案件を行き来
ワイヤーと修正の履歴は案件ごとに残ります。次の案件を開いたままでも前の案件を呼び出して直せるので、先方の確認待ちが作業を止める理由になりません。
②言葉で伝えた修正を該当箇所だけに反映
修正したい箇所を言葉で指定すると、その部分だけが差し替わります。指示のたびに別のツールを開き直す手間がなくなります。
③修正の履歴を次の制作の判断材料に
どの指示でどこをどう直したかは、案件フォルダにそのまま蓄積されます。担当が交代しても、同じ基準で判断を引き継げます。
構図、情報の優先順位、薬機法を踏まえた言い換えの基準という品質の芯は動かさず、テイストや型だけを組み替える設計です。訴求は成分名を並べるのではなく、ユーザー目線のベネフィットに翻訳し、事実は注記で担保します。文字と帯は日本語のレイアウト処理を分けてから重ねるため、表示の崩れが起きません。
本機能も単体のSaaSツールとしてではなく、AXerが提供するリソース(人・ツール・ノウハウ)の一部として組み込みます。商品情報や原稿を扱うため、取り扱い範囲と保存先は導入企業ごとに個別に設計します。詳細はAXerのサービスページでご確認ください。
■確認と修正を前提にした業務設計へ
今回の提供が示すのは、生成の改良ではなく、並行して走る案件を止めずに扱うための業務設計です。AXerは、人・ツール・ノウハウで業務フローそのものを設計・構築・運用するサービスとして、この仕組みを他社の制作体制にも組み込みます。
確認待ちのたびに手が止まる制作から、待っている間に別の案件を進め、戻ってきた指示をその場で反映できる制作へ。現在は特定案件で運用しており、複数案件を同時に抱える企業へ順次提供します。今後は画像の生成と細部の調整まで、同じ仕組みの中でつなげていきます。本リソースは完成したパッケージではなく、各社の案件の抱え方に合わせて組み替えます。課題の整理段階からご相談いただけます。
■ AXer サービスページ
https://aitrigger.co.jp/service/axer/
■株式会社アイトリガー(AITRIGGER Inc.)
本社:東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿16階
事業内容:デジタルマーケティング支援(運用型広告・インハウス支援)、マーケティングリソース提供(MRM)、マーケティングAX事業
すべての画像
