【大手企業の新規事業担当者、6割超が孤独感を経験】 9割超が心理的ストレスで身体症状 8割が「断念を考えた」経験も

〜それでも続けられた理由は「顧客の反応」「信念」「小さな成功体験」〜

株式会社Engineerforce

 UI/UXデザインに強みを持つIT会社、Engineerforce Inc.(本社:東京都渋谷区、代表取締役:飯田 佳明)は、大手企業(従業員500名以上)において、新規事業に2年以上従事した経験がある方110名を対象に、大手企業における新規事業担当者のメンタルヘルス実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

  • 01| 大手企業の新規事業担当者の6割超が孤独感を経験、「社内に相談相手がいない」が5割

  • 02|心理的ストレスによる身体への影響、9割超が「頭痛」「不眠」など何らかの身体症状を経験

  • 03|それでも続けられた理由、第1位「顧客や市場からのポジティブな反応」、第2位「この事業を世の中に出したいという信念」

本調査のダウンロードはこちら:https://engineerforce.io/resources/newbusinessmanager_struggle/

■調査概要

  • 調査名称:大手企業における新規事業担当者のメンタルヘルス実態調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年10月21日〜同年10月22日

  • 有効回答:大手企業(従業員500名以上)において、新規事業に2年以上従事した経験がある方110名

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「Engineerforce」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://engineerforce.io/

■63.7%が、新規事業に取り組む中で「孤独感」を実感

 「Q1.あなたは、新規事業に取り組む中で、孤独感を感じたことがありますか。」(n=110)と質問したところ、「頻繁に感じた」が20.9%、「時々感じた」が42.8%という回答となりました。

Q1.あなたは、新規事業に取り組む中で、孤独感を感じたことがありますか。

・頻繁に感じた:20.9%

・時々感じた:42.8%

・あまり感じなかった:22.7%

・全く感じなかった:10.0%

・わからない/答えられない:3.6%

■孤独感を感じた理由、「成果が出るまでの時間が長く、評価されにくかったから」が55.7%、「社内に新規事業の相談相手がいなかったから」が50.0%

 Q1で「頻繁に感じた」「時々感じた」と回答した方に、「Q2.孤独感を感じた理由を教えてください。(複数回答)」(n=70)と質問したところ、「成果が出るまでの時間が長く、評価されにくかったから」が55.7%、「社内に新規事業の相談相手がいなかったから」が50.0%、「既存事業部門から理解や協力が得られなかったから」が45.7%という回答となりました。

Q2.孤独感を感じた理由を教えてください。(複数回答)

・成果が出るまでの時間が長く、評価されにくかったから:55.7%

・社内に新規事業の相談相手がいなかったから:50.0%

・既存事業部門から理解や協力が得られなかったから:45.7%

・失敗のリスクを自分一人で背負っている感覚があったから:44.3%

・経営層からのプレッシャーが大きかったから:37.1%

・チームメンバーのモチベーション維持が難しかったから:28.6%

・既存の評価制度やKPIでは測れない仕事だったから:25.7%

・自分のキャリアへの不安があったから:14.3%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:0.0%

■新規事業に取り組む中で心理的ストレスにより、「頭痛」や「肩こり」など、9割超が何らかの身体への影響を経験

 「Q3.あなたは、新規事業に取り組む中で、心理的ストレスによる身体への影響がありましたか。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「頭痛や肩こり」が46.4%、「睡眠の質の低下や不眠」が43.6%、「疲労感や倦怠感」が37.3%という回答となりました。
*9割超については、その他、特にない、わからない/答えられないを除いた数値

Q3.あなたは、新規事業に取り組む中で、心理的ストレスによる身体への影響がありましたか。(複数回答)

・頭痛や肩こり:46.4%

・睡眠の質の低下や不眠:43.6%

・疲労感や倦怠感:37.3%

・胃痛や消化不良:36.4%

・食欲不振または過食:29.1%

・イライラや気分の落ち込み:24.5%

・集中力の低下:23.6%

・その他:0.9%

・特にない:7.3%

・わからない/答えられない:0.9%

■81.9%が、「新規事業を断念しよう」と思った経験あり

 「Q4.あなたは、新規事業を断念しよう、またはこのまま続けるべきか迷ったことがありますか。」(n=110)と質問したところ、「何度もあった」が23.6%、「数回あった」が43.8%という回答となりました。

Q4.あなたは、新規事業を断念しよう、またはこのまま続けるべきか迷ったことがありますか。

・何度もあった:23.6%

・数回あった:43.8%

・1回だけあった:14.5%

・一度もなかった:14.5%

・わからない/答えられない:3.6%

■新規事業に取り組む中での精神的ストレスを感じた要因、第1位「経営層からの過度な期待やプレッシャー」

 「Q5.あなたが新規事業に取り組む中で、精神的ストレスを感じた要因を教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「経営層からの過度な期待やプレッシャー」が36.4%、「成果が出るまでの期間の長さに対する焦り」が34.5%、「予算や人員を獲得する際の社内調整の困難さ」が31.8%という回答となりました。

Q5.あなたが新規事業に取り組む中で、精神的ストレスを感じた要因を教えてください。(複数回答)

・経営層からの過度な期待やプレッシャー:36.4%

・成果が出るまでの期間の長さに対する焦り:34.5%

・予算や人員を獲得する際の社内調整の困難さ:31.8%

・既存事業の論理で評価されること:30.9%

・失敗した時に自分のキャリアが終わるという恐怖:30.9%

・『本業に集中しろ』と言われること:29.1%

・誰も正解を知らない中で意思決定する孤独:29.1%

・チームメンバーを巻き込むことへの申し訳なさ:14.5%

・その他:0.0%

・精神的ストレスは感じていない:7.3%

・わからない/答えられない:1.8%

■新規事業に取り組む中での辛かった経験は、「既存事業の成功体験を押し付けられた」や「『それは売れない』と決めつけられた」が上位

 「Q6.あなたは、新規事業に取り組む中で、周囲から言われて傷ついた、または辛かった経験がありますか。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「既存事業の成功体験を押し付けられた」が38.2%、「『それは売れない』と決めつけられた」が31.8%、「『数字で示せ』『ROIはいつ出るんだ』と短期的な成果を求められた」が30.9%という回答となりました。

Q6.あなたは、新規事業に取り組む中で、周囲から言われて傷ついた、または辛かった経験がありますか。(複数回答)

・既存事業の成功体験を押し付けられた:38.2%

・『それは売れない』と決めつけられた:31.8%

・『数字で示せ』『ROIはいつ出るんだ』と短期的な成果を求められた:30.9%

・『失敗したら責任を取るように』と言われた:24.5%

・社内で『あの人たちは何やってるんだ』とヒソヒソ言われた:23.6%

・『いつまで遊んでるんだ』と言われた:18.2%

・家族や友人から『大丈夫?』と心配された:14.5%

・『異動したい』とチームメンバーから言われた:13.6%

・その他:0.0%

・特にない:15.5%

■それでも新規事業を続けようと思えた理由、「顧客や市場からのポジティブな反応があったから」が43.3%で最多

 Q4で「何度もあった」「数回あった」「1回だけあった」と回答した方に、「Q7.それでも新規事業を続けようと思えた理由を教えてください。(複数回答)」(n=90)と質問したところ、「顧客や市場からのポジティブな反応があったから」が43.3%、「この事業を世の中に出したいという信念があったから」が35.6%、「小さな成功体験を積み重ねられたから」が34.4%

Q7.それでも新規事業を続けようと思えた理由を教えてください。(複数回答)

・顧客や市場からのポジティブな反応があったから:43.3%

・この事業を世の中に出したいという信念があったから:35.6%

・小さな成功体験を積み重ねられたから:34.4%

・チームメンバーが信じてついてきてくれたから:27.8%

・『諦めないで』と励ましてくれる人がいたから:26.7%

・経営層や上司が『失敗してもいい』と言ってくれたから:23.3%

・同じ境遇の仲間と悩みを共有できたから:15.6%

・外部パートナーが一緒に考えてくれたから:12.2%

・その他:1.1%

・わからない/答えられない:6.7%

■新規事業に取り組む中で、「救われた」「励まされた」と感じた瞬間として、約4割が「チームで小さな成功を喜び合えた時」と回答

 「Q8.あなたが新規事業に取り組む中で、「救われた」「励まされた」と感じた瞬間や出来事を教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「チームで小さな成功を喜び合えた時」が39.1%、「社外の人が事業の価値を理解してくれた時」が29.1%、「誰かが『あなたの挑戦を応援している』と言ってくれた時」が27.3%という回答となりました。

Q8.あなたが新規事業に取り組む中で、「救われた」「励まされた」と感じた瞬間や出来事を教えてください。(複数回答)

・チームで小さな成功を喜び合えた時:39.1%

・社外の人が事業の価値を理解してくれた時:29.1%

・誰かが『あなたの挑戦を応援している』と言ってくれた時:27.3%

・顧客から『ありがとう』『助かった』と言われた時:24.5%

・失敗した時に『次がある』と声をかけてもらえた時:23.6%

・孤独だと思っていたら、実は見守ってくれている人がいた時:22.7%

・経営層が『焦らなくていい』と長期視点で見てくれた時:20.9%

・自分の判断が正しかったと結果が示してくれた時:20.0%

・その他:0.0%

・特にない:10.9%

・わからない/答えられない:2.7%

■新規事業でメンタルを保つために、実際に行っていること、「小さな成功や前進を意識的に言語化・共有する」が36.4%

 「Q9.あなたは、新規事業でメンタルを保つために、実際に行っていること、または必要だと思うことを教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「小さな成功や前進を意識的に言語化・共有する」が36.4%、「長期的な視点を持つために、定期的に初心を思い出す」が33.6%、「メンターや相談相手を意図的に作る」が33.6%という回答となりました。

Q9.あなたは、新規事業でメンタルを保つために、実際に行っていること、または必要だと思うことを教えてください。(複数回答)

・小さな成功や前進を意識的に言語化・共有する:36.4%

・長期的な視点を持つために、定期的に初心を思い出す:33.6%

・メンターや相談相手を意図的に作る:33.6%

・社外の新規事業担当者と情報交換や悩み相談をする:31.8%

・定期的にチームで振り返りや対話の時間を持つ:27.3%

・運動や趣味など、仕事から離れる時間を確保する:27.3%

・既存事業の評価軸から距離を置く:18.2%

・『失敗してもいい』と自分に言い聞かせる:17.3%

・その他:0.9%

・特にない:10.0%

・わからない/答えられない:0.9%

■まとめ

 今回は、新規事業に2年以上従事した経験がある方110名を対象に、大手企業における新規事業担当者のメンタルヘルス実態調査を実施しました。

 まず、63.7%が新規事業に取り組む中で孤独感を「感じた」と回答しました。孤独感を感じた理由としては、「成果が出るまでの時間が長く、評価されにくかったから」が55.7%、「社内に新規事業の相談相手がいなかったから」が50.0%と上位に挙がりました。また、心理的ストレスによる身体への影響として、「頭痛や肩こり」が46.4%、「睡眠の質の低下や不眠」が43.6%と、9割超が何らかの身体症状を経験していることが分かりました。さらに、81.9%が新規事業を「断念しよう、またはこのまま続けるべきか迷ったことがある」と回答しています。精神的ストレスを感じた要因としては、「経営層からの過度な期待やプレッシャー」が36.4%、「成果が出るまでの期間の長さに対する焦り」が34.5%となりました。さらに、周囲から言われて傷ついた経験では、「既存事業の成功体験を押し付けられた」が38.2%で最多となり、84.5%が何らかの辛い経験を持っていることが判明しました。一方で、それでも続けられた理由として「顧客や市場からのポジティブな反応があったから」が43.3%、「この事業を世の中に出したいという信念があったから」が35.6%と上位に挙がり、「救われた」と感じた瞬間では「チームで小さな成功を喜び合えた時」が39.1%で最も多い結果となりました。

 今回の調査では、大手企業の新規事業担当者が抱える深刻な心理的負担と孤独の実態が明らかになりました。日本企業において新規事業創出への期待が高まる一方で、既存事業の論理で評価され、短期的な成果を求められる環境は、担当者に過度なストレスを与えています。新規事業は不確実性が高く、成果が出るまでに時間を要するにもかかわらず、組織内での理解や支援体制が不十分なケースが多く、担当者の孤立を招いています。企業が持続的にイノベーションを生み出すためには、新規事業担当者の心理的安全性を確保し、長期的視点での評価制度の整備や、社内外での相談相手・メンターの設置、小さな成功を共有し合える環境づくりが不可欠です。挑戦する人材を心理面からも支える組織文化の構築こそが、これからの企業成長の鍵となるでしょう。

本調査のダウンロードはこちら:https://engineerforce.io/resources/newbusinessmanager_struggle/

■Engineerforceの事業紹介

3つの柱で企業成長を加速

Engineerforceは、次の3つの重要な戦略を掲げ、企業の成長を支えています。これらの取り組みは、全てのクライアントに向けて提供する価値を最大化するために進めています。

1.UI/UXデザイン

ユーザー視点に立ったデザインを徹底的に追求し、使いやすく魅力的なサービスを提供します。
ボタン配置や余白設計など細部にまで配慮し、操作性とビジュアルの両面で洗練されたUI/UXを実現。
また、弊社にはエンジニアチームが在籍しており、実装のしやすさを理解した上でシステムのデザインを設計。開発との連携を前提とした高品質なデザインを提供します。

2.開発DX

最先端技術を取り入れ、開発現場の課題に対して的確な提案を行います。
私たちの「開発DX」は、単なる技術導入にとどまらず、働き方や開発プロセスそのものの変革を推進。効率的で柔軟な開発環境を構築し、企業の成長を支援します。
さらに、社内のデザインチームと密に連携。実装を見据えたUI設計や、仕様変更への迅速な対応により、コミュニケーションコストを最小限に抑えた高品質な開発を実現します。

3.営業DX

営業力強化の研修、新規事業の創出支援、戦略的マーケティングの3軸から、営業活動のDXを推進します。

提案資料や会社紹介スライドなども、ビジュアル面から精度高く設計し、見せ方を含めた説得力のあるアウトプットを実現します。また、新規事業においては、社内稟議や顧客ヒアリングに活用できるモックアップやビジュアル資料を迅速に作成し、企画の推進をサポート。企画段階からデザインの力を活かすことで、従来の営業支援とは一線を画す実行力を提供します。

■会社概要

会社名 :株式会社Engineerforce(エンジニアフォース)

設立  :2020/08/04

代表者 :代表取締役 飯田佳明

所在地 :東京都渋谷区桜丘町23番17号 シティコート桜丘408

事業内容:ソフトウェア開発、UIUXデザイン、コンサルティング、プロダクト開発

URL  :https://engineerforce.io/

X(旧Twitter):https://x.com/Yoshiaki__iida

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会社概要

株式会社Engineerforce

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URL
https://engineerforce.io/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町23番17号シティコート桜丘408
電話番号
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代表者名
飯田 佳明
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2020年08月