KIIが九大発創薬スタートアップのフェリクスに追加出資

リードパイプラインの米国治験を開始し、グローバル展開を加速

慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、九州大学発スタートアップであるフェリクスに対して追加出資をいたしました。フェリクスは今回の増資により総額12.5億円の資金調達を実施し、リードパイプラインであるFLQ-101の米国での臨床第ⅠB及び第Ⅱ相試験を開始します。

慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下 KII)は、弊社が運営するファンドより、九州大学発スタートアップである株式会社フェリクス(本社:福岡県久留米市、代表取締役 國信 健一郎)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。他の出資者からの調達も含め今回の第三者割当増資によるフェリクスの調達額は総額約12.5億円となります。


◆リードパイプラインの米国治験とグローバル展開を加速

フェリクスは、脂質過酸化物の蓄積によって誘発される細胞死「フェロトーシス」をターゲットとした独自の創薬スクリーニングプラットフォームを基盤に、革新的なパイプラインの研究開発を推進しています。リードパイプラインであるFLQ-101は未熟児網膜症(ROP)の予防を適応とする新たな医薬品として、既に米国食品医薬品局(FDA)からファストトラック指定およびオーファンドラッグ指定を受け、新生児ケア領域における重要なアンメット・メディカル・ニーズを満たす治療薬として期待されています。2025年夏には、米国での臨床第ⅠB及び第Ⅱ相試験を開始する計画です。

今回の資金調達を通じて、FLQ-101の治験における主要マイルストーンの達成、米国での事業開発および臨床開発チームの強化、さらに次世代パイプラインである加齢黄斑変性治療薬候補FLQ-105の研究開発に取り組んでまいります。

■会社概要

会社名:株式会社フェリクス(英語表記:Feliqs Corporation)

代表者:代表取締役 國信 健一郎

所在地:本社 福岡県久留米市百年公園1番1号

    米国オフィス JLABS@NYC 101 6th Ave, New York, NY 10013, United States

URL :https://www.feliqs.com/

◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について

KIIは、2015年12月、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、慶應義塾大学に限らずシード・アーリーステージからのリード投資を中心に、デジタルテクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取り組む技術系スタートアップに投資対象を広げ投資活動を推進しています。

スタートアップへの投資育成を通じて日本が誇る大学等の研究機関の技術や知的財産といった優れた研究成果の社会実装を推進し社会貢献の一翼を担うと同時に、ベンチャーキャピタルファンドとして高い収益性を確保し持続的なイノベーションエコシステムの構築に取り組んで参ります。

<KIIの概要>

商号  :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)

事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営

資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)

代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎

URL  :https://www.keio-innovation.co.jp

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会社概要

URL
https://www.keio-innovation.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 4F
電話番号
-
代表者名
山岸広太郎
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年12月