AI Shift、東北大学の乾・坂口・徳久研究室とカスタマーサポート領域におけるLLM活用を目指した共同研究を開始
サイバーエージェント独自の日本語LLM (大規模言語モデル) を活用
■ 取り組み背景
当社では、カスタマーサポートのDXを支援するため、メールや問い合わせフォームを自動化するチャットボットや、電話応対業務を自動化するボイスボットを提供しており、既に累計400社様以上にご利用いただいております。また、OpenAI社が開発した「ChatGPT」※1公開後、当社では「LLMビジネス開発室(2023年3月)」を設立し、カスタマーサポート領域に特化した各企業専用LLM構築サービスの提供を開始(2023年5月)するなど、LLMを活用したビジネス開発に注力しています。一方で、直接顧客と対話をする領域でLLMを活用するには事実と反する情報を伝えてしまうことや対応すべきでない範囲まで回答してしまうなどの懸念があり、これらを解決することが期待されています。
■ 取り組み内容
こうした背景のもと、東北大学乾・坂口・徳久研究室とカスタマーサポート領域でのLLM活用に関する研究を開始することをお知らせいたします。
乾・坂口・徳久研究室とは、2018年からカスタマーサポート領域において、チャットボットやボイスボットを用いた自動対話による業務効率化および顧客満足度向上を目指し、クラウドソーシングにおける対話データの収集方法について研究を行ってまいりました。
そしてこの度、本共同研究のテーマを刷新し、カスタマーサポート領域においてサイバーエージェント独自の日本語LLMの活用の研究を進めることで、チャットボットにおける有人対応の自動化を目指します。
■ 今後
AI Shiftでは、今後もチャットボットやボイスボットを用いたカスタマーサポートの完全自動化を目指し、サイバーエージェントの独自日本語LLMやその他LLMを活用したプロダクトやサービスを順次公開し、カスタマーサポートのDX支援を加速してまいります。
▼問い合わせ先
https://www.ai-shift.co.jp/contact
▼共同研究取り組み先
東北大学の乾・坂口・徳久研究室は、自然言語処理・計算言語学を専門とする日本最大規模の研究室。当研究室では、理論研究から基盤技術、応用研究に至るまで、幅広い領域にわたる研究を行っている。本共同研究との関連性が深い分野として、大規模言語モデル、言語理解、対話システム、対話コーパス収集などのテーマを手がける。
乾教授は2010年に東北大学に着任。2016年より理化学研究所AIPセンター自然言語理解チームリーダーを兼任。2022年より言語処理学会会長。
【株式会社AI Shift 会社概要】
社名 :株式会社AI Shift
所在地 :〒150-6122 東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア22階
代表者 :代表取締役社長 米山 結人
設立 :2019年8月30日
事業内容 :チャットボットの開発・販売、ボイスボットの開発・販売
企業URL :https://www.ai-shift.co.jp/
※1ChatGPT
OpenAI社が開発・公開する大規模言語モデルを用いた高度な対話型AIです。言語理解・文章生成・質問応答・翻訳などに対応しており、様々な分野で注目を集めています。
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