【大手企業の新規事業、4割超が予算超過・仕様手戻りを経験】92.8%が「デザインと技術を統合できるパートナー」の重要性を認識

ビジネス要件と技術実装のズレが課題に、95.5%が「上流工程からの外部パートナー関与」にメリットを実感

株式会社Engineerforce

 UI/UXデザインに強みを持つIT会社、Engineerforce Inc.(本社:東京都渋谷区、代表取締役:飯田 佳明)は、従業員数1,000名以上の企業で、主任(マネージャー)相当以上の役職にあり、過去3年以内に新規事業のシステム開発を外部委託し、その意思決定に関与した経験を持つ、新規事業または経営企画業務の責任者・担当者110名を対象に、大手企業の新規事業におけるシステム開発の外部委託実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

  • 01|92.8%が、「デザインと技術を統合的に扱える開発パートナー」は新規事業の成功にとって「重要」と回答

  • 02|新規事業のシステム開発で発生した問題、「予算超過」「仕様の手戻り」が4割以上

  • 03|95.5%が、外部パートナーが上流工程(問題定義・仮説検証)から関与することに「メリットを感じる」と回答

本調査のダウンロードはこちら:https://engineerforce.io/resources/outsourcing_reserch/

■調査概要

  • 調査名称:大手企業の新規事業におけるシステム開発の外部委託実態調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年10月3日〜同年10月6日

  • 有効回答:従業員数1,000名以上の企業で、主任(マネージャー)相当以上の役職にあり、過去3年以内に新規事業のシステム開発を外部委託し、その意思決定に関与した経験を持つ、新規事業または経営企画業務の責任者・担当者110名

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「Engineerforce」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://engineerforce.io/

■最近の新規事業でのシステム開発外部委託、約3割が「基本設計の段階から関与」

 「Q1.新規事業でのシステム開発外部委託において、最も最近のプロジェクトで外部パートナーがどの段階から関与しましたか。」(n=110)と質問したところ、「基本設計の段階から関与」が30.9%、「詳細設計・開発の段階から関与」が22.7%という回答となりました。

Q1.新規事業でのシステム開発外部委託において、最も最近のプロジェクトで外部パートナーがどの段階から関与しましたか。

・基本設計の段階から関与:30.9% 

・要件定義の段階から関与:25.5% 

・詳細設計・開発の段階から関与:22.7% 

・仮説検証・MVP設計の段階から関与:10.9% 

・問題定義・課題設定の段階から関与:8.2% 

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:1.8% 

■新規事業のシステム開発で発生した問題、「予算超過」が42.7%で最多

「Q2.Q1で回答したそのプロジェクトにおいて、実際に発生した問題を教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「予算を大幅に超過した」が42.7%、「仕様の手戻りが複数回発生した」が41.8%、「ビジネス要件と技術実装にズレが生じた」が37.3%という回答となりました。

Q2.Q1で回答したそのプロジェクトにおいて、実際に発生した問題を教えてください。

・予算を大幅に超過した:42.7% 

・仕様の手戻りが複数回発生した:41.8% 

・ビジネス要件と技術実装にズレが生じた:37.3% 

・当初予定より納期が遅延した:36.4% 

・ユーザビリティに問題があった:35.5% 

・意思決定のスピードが遅かった:30.0% 

・技術選定が適切でなかった:20.9% 

・その他:0.0%

・特に問題はなかった:5.5% 

・わからない/答えられない:1.8% 

■問題が発生した最も大きな原因第1位「ビジネス要件を技術要件に落とし込めていなかった」(22.6%)

 Q2で「特に問題はなかった」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.問題が発生した最も大きな原因は何だと思いますか。」(n=102)と質問したところ、「ビジネス要件を技術要件に落とし込めていなかった」が22.6%、「新規事業特有の不確実性を考慮できていなかった」が17.6%という回答となりました。

Q3.問題が発生した最も大きな原因は何だと思いますか。

・ビジネス要件を技術要件に落とし込めていなかった:22.6% 

・新規事業特有の不確実性を考慮できていなかった:17.6% 

・上流工程での合意形成が不十分だった:16.7% 

・技術理解のあるUXデザイナーが不在だった:14.7% 

・外部パートナーとのコミュニケーション不足:14.7% 

・社内の意思決定プロセスが複雑だった:7.8% 

・プロジェクト管理が適切でなかった:3.9% 

・その他:2.0% 

・わからない/答えられない:0.0%

■外部パートナーに求める能力、「ビジネス理解力と技術力の両立」が49.1%で最多

 「Q4.新規事業のシステム開発を外部委託する際、外部パートナーに求める能力は何ですか。(上位3つまで回答可)」(n=110)と質問したところ、「ビジネス理解力と技術力の両立」が49.1%、「デザインと開発を統合的に扱える能力」が37.3%、「上流工程から伴走できる提案力」が35.5%という回答となりました。

Q4.新規事業のシステム開発を外部委託する際、外部パートナーに求める能力は何ですか。(上位3つまで回答可)

・ビジネス理解力と技術力の両立:49.1% 

・デザインと開発を統合的に扱える能力:37.3% 

・上流工程から伴走できる提案力:35.5% 

・アジャイル開発への対応力:28.2% 

・UI/UXデザインの専門性:27.3% 

・最新技術へのキャッチアップ力:22.7% 

・プロジェクトマネジメント能力:20.0% 

・コスト削減への貢献:11.8% 

・その他:0.9% 

・わからない/答えられない:0.9%

■92.8%が、「デザインと技術を統合的に扱える開発パートナー」は新規事業の成功にとって「重要」と回答

 「Q5.「デザインと技術を統合的に扱える開発パートナー」は、新規事業の成功にとって重要だと思いますか。」(n=110)と質問したところ、「非常にそう思う」が56.4%、「ややそう思う」が36.4%という回答となりました。

Q5.「デザインと技術を統合的に扱える開発パートナー」は、新規事業の成功にとって重要だと思いますか。

・非常にそう思う:56.4%

・ややそう思う:36.4%

・あまりそう思わない:4.5%

・全くそう思わない:1.8%

・わからない/答えられない:0.9%

■重要だと思う理由、「ビジネス要件の技術への翻訳がスムーズになるから」が64.7%でトップ

 Q5で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q6.その理由を教えてください。(複数回答)」(n=102)と質問したところ、「ビジネス要件の技術への翻訳がスムーズになるから」が64.7%、「意思決定のスピードが向上するから」が52.0%、「イノベーティブなソリューションが生まれやすいから」が47.1%という回答となりました。

Q6.その理由を教えてください。(複数回答)

・ビジネス要件の技術への翻訳がスムーズになるから:64.7%

・意思決定のスピードが向上するから:52.0%

・イノベーティブなソリューションが生まれやすいから:47.1%

・手戻りや仕様変更が減るから:43.1%

・ユーザー体験と技術実装の一貫性が保てるから:42.2%

・プロジェクト全体の効率が上がるから:42.2%

・コミュニケーションコストが削減できるから:19.6%

・わからない/答えられない:0.0%

・その他:0.0%

■95.5%が、外部パートナーが上流工程(問題定義・仮説検証)から関与することに「メリットを感じる」と回答

 「Q7.新規事業開発において、外部パートナーが上流工程(問題定義・仮説検証)から関与することのメリットを感じますか。」(n=110)と質問したところ、「非常に感じる」が50.0%、「やや感じる」が45.5%という回答となりました。

Q7.新規事業開発において、外部パートナーが上流工程(問題定義・仮説検証)から関与することのメリットを感じますか。

・非常に感じる:50.0%

・やや感じる:45.5%

・あまり感じない:2.7%

・全く感じない:0.9%

・わからない/答えられない:0.9%

■具体的なメリット、「早期段階で技術的な実現可能性を検証できること」が64.8%で最多

 Q7で「非常に感じる」「やや感じる」と回答した方に、「Q8.具体的にどのようなメリットを感じますか。(複数回答)」(n=105)と質問したところ、「早期段階で技術的な実現可能性を検証できること」が64.8%、「プロトタイプの品質が向上すること」が48.6%、「ビジネスゴールと技術実装の整合性が高まること」が47.6%という回答となりました。

Q8.具体的にどのようなメリットを感じますか。(複数回答)

・早期段階で技術的な実現可能性を検証できること:64.8%

・プロトタイプの品質が向上すること:48.6%

・ビジネスゴールと技術実装の整合性が高まること:47.6%

・総開発コストを削減できること:45.7%

・市場投入までの期間を短縮できること:40.0%

・チーム全体の目線を合わせやすくなること:33.3%

・想定外のリスクを早期に発見できること:31.4%

・わからない/答えられない:1.0%

・その他:0.0%

■今後のパートナー選定で重視したい点、「デザイン思考とエンジニアリングを統合できること」が57.3%で最多

 「Q9.今後、新規事業でシステム開発を外部委託する際、パートナー選定で重視したい点を教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「デザイン思考とエンジニアリングを統合できること」が57.3%、「探索的な開発プロセスに柔軟に対応できること」が50.9%、「社内チームとの協働がスムーズであること」が46.4%という回答となりました。

Q9.今後、新規事業でシステム開発を外部委託する際、パートナー選定で重視したい点を教えてください。(複数回答)

・デザイン思考とエンジニアリングを統合できること:57.3%

・探索的な開発プロセスに柔軟に対応できること:50.9%

・社内チームとの協働がスムーズであること:46.4%

・ビジネス理解とテクノロジーの架け橋となれること:44.5%

・MVP開発から本格展開まで一貫して伴走できること:40.9%

・最新技術トレンドを適切に提案できること:38.2%

・コストパフォーマンスが高いこと:30.9%

・過去の新規事業開発実績が豊富であること:28.2%

・わからない/答えられない:1.8%

・その他:0.0%

■「自由な発想で組み立てられたら良いと思う」や「専門家不足」などの回答も

 Q9で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q10.Q9で回答した以外に、新規事業のシステム開発における課題や、外部パートナーへの期待があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=108)と質問したところ、「自由な発想で組み立てられたら良いと思う」や「専門家不足」など41の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 自由な発想で組み立てられたら良いと思う

  • 専門家不足

  • 費用安く

  • 手間である

  • 外部とのコミュニケーション、ツールが重要

  • 技術的には可能ですが、と前置きをして消極的判断に誘導しようとする人は半数でお願いしたい

  • しっかりとしたサービスを展開している

■まとめ

 今回は、従業員数1,000名以上の企業で、過去3年以内に新規事業のシステム開発の意思決定に関与した、主任(マネージャー)相当以上の責任者・担当者110名を対象に、大手企業における外部委託の実態調査を実施しました。

 調査の結果、新規事業のシステム開発で発生した問題として、「予算を大幅に超過した」(42.7%)、「仕様の手戻りが複数回発生した」(41.8%)、「ビジネス要件と技術実装にズレが生じた」(37.3%)が上位を占めました。これらの課題の根本原因として最も多く指摘されたのは「ビジネス要件を技術要件に落とし込めていなかった」(22.6%)であり、ビジネスと技術の間に存在する「翻訳機能の不足」がプロジェクト失敗のリスクを高めていることが明らかになりました。

 この状況に対し、外部パートナーに求める能力は「単なる開発力」から「統合力」へとシフトしています。具体的には、「ビジネス理解力と技術力の両立」(49.1%)が最多となり、「デザインと開発を統合的に扱える能力」(37.3%)が続きました。さらに92.8%が「デザインと技術を統合的に扱える開発パートナー」は新規事業の成功に不可欠であると回答し、その最大の理由として「ビジネス要件の技術への翻訳がスムーズになるから」(64.7%)を挙げています。また、95.5%が外部パートナーが上流工程(問題定義・仮説検証)から関与することにメリットを感じており、「早期段階で技術的な実現可能性を検証できること」(64.8%)がその具体的な利点として挙げられました。今後、パートナーを選定する上では、「デザイン思考とエンジニアリングを統合できること」(57.3%)が最も重視されています。

 本調査結果は、大手企業の新規事業開発における課題が、ビジネスと技術の「翻訳の壁」にあることを明確に示しています。その解決策として、ほぼすべての回答者がデザインと技術の統合、および戦略的な上流工程からの関与を求めていることから、今後は従来の「開発工程の委託」という枠を超え、「戦略段階からデザインと技術を統合し、事業成功まで伴走できるパートナー」への転換が不可欠であると言えるでしょう。

本調査のダウンロードはこちら:https://engineerforce.io/resources/outsourcing_reserch/


■Engineerforceの事業紹介

3つの柱で企業成長を加速

Engineerforceは、次の3つの重要な戦略を掲げ、企業の成長を支えています。これらの取り組みは、全てのクライアントに向けて提供する価値を最大化するために進めています。

1.UI/UXデザイン

ユーザー視点に立ったデザインを徹底的に追求し、使いやすく魅力的なサービスを提供します。

ボタン配置や余白設計など細部にまで配慮し、操作性とビジュアルの両面で洗練されたUI/UXを実現。

また、弊社にはエンジニアチームが在籍しており、実装のしやすさを理解した上でシステムのデザインを設計。

開発との連携を前提とした高品質なデザインを提供します。

2.開発DX

最先端技術を取り入れ、開発現場の課題に対して的確な提案を行います。

私たちの「開発DX」は、単なる技術導入にとどまらず、働き方や開発プロセスそのものの変革を推進。効率的で柔軟な開発環境を構築し、企業の成長を支援します。

さらに、社内のデザインチームと密に連携。実装を見据えたUI設計や、仕様変更への迅速な対応により、コミュニケーションコストを最小限に抑えた高品質な開発を実現します。

3.営業DX

営業力強化の研修、新規事業の創出支援、戦略的マーケティングの3軸から、営業活動のDXを推進します。

提案資料や会社紹介スライドなども、ビジュアル面から精度高く設計し、見せ方を含めた説得力のあるアウトプットを実現します。また、新規事業においては、社内稟議や顧客ヒアリングに活用できるモックアップやビジュアル資料を迅速に作成し、企画の推進をサポート。企画段階からデザインの力を活かすことで、従来の営業支援とは一線を画す実行力を提供します。

詳しくはこちら:https://engineerforce.io/ui-ux-design-support/

■会社概要

会社名 :株式会社Engineerforce(エンジニアフォース)

設立  :2020/08/04

代表者 :代表取締役 飯田佳明

所在地 :東京都渋谷区桜丘町23番17号 シティコート桜丘408

事業内容:ソフトウェア開発、UIUXデザイン、コンサルティング、プロダクト開発

URL  :https://engineerforce.io/

X(旧Twitter):https://x.com/Yoshiaki__iida

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会社概要

株式会社Engineerforce

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町23番17号シティコート桜丘408
電話番号
-
代表者名
飯田 佳明
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2020年08月