拡大する婚活ビジネス市場多様化する出会いのニーズ対応と婚活ブルー*ケアに商機あり!
女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、法人クラブ会報誌「HERSTORY REVIEW」の8月号において、婚活ビジネス市場に焦点を当てたトレンドレポートを発表しました。
*ここでの「婚活ブルー」とは、「本当に結婚したいのかどうかわからなくなる」、「自信がなくなる」、「頑張ってるのに」、「活動に疲れた」など、不安、心配、不満、疲れなどの負の身心の状態をさします。
◆少子化と未婚率上昇がもたらす社会課題と婚活市場の急成長
日本では少子化と未婚率の上昇が進み、特に東京都で顕著です。これにより労働力不足や経済成長の停滞、社会保障制度の持続可能性への懸念が高まっています。
一方、婚活市場は急速に拡大しています。婚活マッチングアプリはコロナ禍で急成長し、2026年には市場規模が1,657億円に達すると予測されています。従来の結婚相談所や婚活イベントも人気ですが、利用者増加に伴うマッチングの難しさや詐欺被害などの課題も浮上しています。
◆結婚を考えるきっかけは、不安感、寂しさ、子ども結婚への意識と出会いの現状
未婚女性、結婚5年以内の女性、離婚・死別経験のあるシングル女性400人を対象に調査を行いました。結果、コロナ禍以降、マッチングアプリなど多様な出会いの方法が求められる一方、結婚に対する消極的な姿勢や不安感も顕著であることが明らかになりました。
■ 調査概要
調査期間:2024年6月6日~2024年6月16日
調査方法:インターネット調査
調査対象:未婚/結婚して5年以内/結婚経験あり(現在はシングル)いずれかの女性400人
調査会社:株式会社ハー・ストーリィ https://herstory.co.jp
協力:一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会
Q.結婚(再婚)の意向について教えてください。
<調査結果:結婚(再婚)に対する意向>
調査結果によると、セカンド・シングル層は再婚に対して消極的で、積極的に再婚したいと考えているのは約2割にとどまります。未婚者のうち約3割が「結婚しないつもり」と回答し、20代の時点で既に2割、30代では3割が結婚の意向がないことが判明しました。
<インサイト:多様化するライフスタイルと慎重さ>
調査回答から見えたのは、仕事や趣味など、自分の好きなことを大切にしたいという自立志向やライフスタイルの多様化です。また、一度結婚で嫌な思いをした経験から、失敗を繰り返したくないという慎重さも浮き彫りになりました。
<施策提案:消極的な層へのアプローチ>
結婚やパートナーを持つことの良さを伝えるアプローチが、有効な施策となります。具体的には、結婚生活のポジティブな側面やメリットを強調し、結婚に対する不安や懸念を軽減する情報提供が求められます。
Q.「結婚(再婚)を考えている相手」または「恋人」や「いいな、と思う異性」とは、どこで出会いましたか?
<調査結果:マッチング・アプリが主流>
マッチング・アプリが現代の出会いにおいて最も重要な役割を果たしていることが明らかになりました。デジタルプラットフォームが人々の出会いの場としてトップに立っています。
<インサイト:多様化する出会いのニーズ>
マッチング・アプリを利用する人々は、現在の生活圏内では出会えない人と出会いたいという希望を持っています。一方で、職場で自然な形での出会いを望む声もあります。このように、出会いの方法や場に対するニーズは多様化しています。
<施策提案:パーソナライズされた支援の提供>
出会いに対する個々のニーズが多様化しているため、それぞれのニーズに応じたパーソナライズされた支援を提供することが重要です。デジタルプラットフォームを活用しつつ、個々の希望に沿った出会いの場や方法を提案することが効果的です。
Q.結婚( 再婚 )を意識し始めたきっかけは何でしたか?
<20代結果>
友人の結婚や社会的影響が大きく、結婚や家庭を持つことへの意識が高い。友人の結婚をきっかけに意識し始めた人が31.7%、子どもや家庭を望む人が28.0%。
施策提案▶婚活アプリにゲーム要素を取り入れ、楽しみながら進められる仕組みを提供。成功体験の可視化で達成感を促進。
<30代結果>
年齢的な焦りや家庭を持つことへの強い欲求が特徴。子どもや家庭を望む人が45.0%、年齢的な焦りを感じる人が36.7%。
施策提案▶ 結婚や家庭の価値観を見つめ直すワークショップや、専門の婚活コーチによるオンラインカウンセリング・マッチングサポートを提供。
<40代結果>
将来を共に生きるパートナーの必要性や孤独感が強調される。将来のパートナーを求める人が42.4%、精神的な安らぎを求める人が37.3%。
施策提案▶ 共同での趣味活動やプロジェクトを通じた自然な関係構築を促進。
Q.結婚(再婚)を意識し始めてから、「婚活ブルー*」はありましたか?
どのような婚活ブルーの状態がありましたか?(フリーアンサー)婚活ブルーがあった人が回答対象
*ここでの「婚活ブルー」とは、「本当に結婚したいのかどうかわからなくなる」、「自信がなくなる」、「頑張ってるのに」、「活動に疲れた」など、不安、心配、不満、疲れなどの負の身心の状態をさします。
3割が婚活ブルーがあったと回答。また、婚活の段階ごとに異なる支援が必要ということがわかる。相手を見つける段階では出会いの場の提供やコミュニケーションスキルの向上が求められ、結婚に向かう段階では具体的な結婚生活への準備や不安解消が重要です。
◆手段によって内容・価格ともに大きな差あり!婚活のきっかけやサービスの不満点
Q.婚活をしていて不満点はありますか?
【30代既婚・乳幼児ママ】話ができるかを見極めたり、メッセージのやり取りをしたりするのに疲れていた時期があります。メッセージは1日30~40件程はきていたので見るだけでも大変で、婚活を開始して8カ月くらいで一度お休みしました。サイトの条件検索で写真が必須ではないことも不満点です。どんな人か分からないのが怖いと思いました。また、男性が無料のサイトだと既婚者もいたりするので怖いですね。(30代既婚・乳幼児ママ)
回答から見えるインサイト▶効率よく自分に合う良い人に出会っていきたい。どんな人か分からない場合や自分とは合わないと思う人には時間を割きたくない。
【40代既婚・乳幼児ママ】オーネットは休会や入会の度にお金がかかってしまうのが難点です。また、アドバイザーの人からの連絡がほとんどなかったのも残念でした。せめて月1くらいで連絡は欲しかったと思います。自分から男性に連絡をするのが嫌だったので結婚相談所を利用しましたが、結局1人で婚活をしているようになってしまっていました。
回答から見えるインサイト▶せっかく結婚相談所に行っているのだから、どう活動していったらいいかのアドバイスや現状で困っていることがないかなどの連絡・サポートを、アドバイザーの人からもっと欲しい。婚活中は悩みが多いので、誰かにきちんと相談したい。
◆女性インサイトからみえた着眼点・まとめ
女性の結婚に対する意識や行動は多様化しています。調査によると、結婚を望む女性は35.2%、結婚を考えていない女性は39.5%であり、結婚への関心には幅広い差異が見られます。30代女性ではマッチングアプリが主流で、デジタルプラットフォームの役割が重要です。一方、従来の婚活パーティーや婚活サイト、結婚相談所は時間や費用がかかり、孤独感や満たされない部分が残ります。婚活のストレス解消や自己磨きが重要視されています。
◆詳細記事は法人クラブinherstory会報誌『HERSTORY REVIEW8月号』でご覧いただけます。
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3.般女性たちとの座談会などにお得に参加できる
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◆女性インサイト総研 株式会社ハー・ストーリィについて
女性の拡散行動に着目し、“子どもたちのあした”をしあわせにすることをミッションとしています。
【会社名】株式会社ハー・ストーリィhttps://www.herstory.co.jp/
【所在地】〒106-0032 東京都港区六本⽊5-11-25 ⿃居坂アネックス5F
【TEL】03-5775-1581
【事業内容】⼥性視点マーケティング®事業(研究調査/専⾨情報出版/マーケティング⽀援/⼈材育成⽀援)
【設⽴】1990年8⽉20⽇
【代表取締役】⽇野 佳恵⼦
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