ヨンデミーが講談社「青い鳥文庫」と協業を開始
〜初の出版社連携!子どもたちの読書体験を豊かにする新しい本づくり〜
子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」を運営する株式会社Yondemy(本社:東京都渋谷区、代表取締役:笹沼颯太)は、このたび講談社の児童文庫「青い鳥文庫」との協業が決定したことをお知らせいたします。
本協業は、Yondemyにとって初めての出版社との提携であり、児童書業界において、子どもの声を起点にした本づくりに向けた共同プロジェクトの第一歩となります。
ヨンデミーに蓄積された100万件を超える読書感想データやアプリ内リサーチの知見を活用し、企画・制作・編集・販促まで一気通貫で支援することで、子どもの声に寄り添った新しい出版モデルを検証いたします。

協業の背景
Yondemyは、「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」をミッションに掲げ、子どもが読書にハマるオンライン習い事サービス「ヨンデミー」を提供しています。
「ヨンデミー」は、読み聞かせ以降の学びを支える「読書教育」に特化し、AIを活用して一人ひとりに最適なレベルの本を推薦。楽しみながら読解力や思考力を育み、新しい読書体験を通じて、子どもたちの読書習慣をサポートしています。
「青い鳥文庫」は、講談社が発行する小・中学生向けの児童文庫レーベルです。児童文庫のジャンルでは、読者アンケートハガキを封入するなど、子ども自身の声を把握しようと各社で試みが行われています。しかし、大人向けの小説のように直接子どもの反応や感想を把握することは難しく、インターネット上のレビューも多くが保護者によるものであるため、子ども本人が本をどう受け止めているかを知ることは容易ではありません。
ヨンデミーは、読書体験後に子ども自身が提出する100万件を超える読書感想データを蓄積しています。これらはすべて児童本人による実際の読書記録であり、子どもの声を直接反映した独自の“感想データ”として、出版・教育分野に新たな知見を提供します。
このデータと累計2.5万人に及ぶユーザー基盤を活用することで、子どもたちの声を反映させ、子どもたちが本当に読みたい本に寄り添った本づくりを実現できます。
学校・塾・書店での実績
これまでヨンデミーは、学校・塾・学童といった教育チャネルを通じて、子どもたちの読書習慣を育み、「読書家を増やす」活動に注力してきました。
・小学校での実証:豊橋市立津田小学校では、導入1か月で学校図書館の貸し出し冊数が2.4倍以上に。導入前は家庭で読書習慣のなかった児童の41%が、導入後に全国平均以上の冊数を読了。夏休み中も全児童の71%が自主的に読書記録を継続(※1)。
・学習塾での成果:小学6年生の1クラスでは、導入1か月で週あたりの読書量が3冊以上に増加し、読解力向上の成果も確認(※2)。
・浜学園での必修化:2025年8月より小学1年生マスターコースで「ヨンデミー」を必修化。家庭学習と授業内の両面で読書を促進し、読解力向上と習慣化を支援(※3)。
・学童(育成室)での実証:2025年5月より、東京都文京区の駒本育成室にて実証実験を開始。「読書の時間」を日常に組み込み、読書感想の共有や定期イベントを通じて、読書習慣の定着と子ども同士の交流を促進(※4)。
さらに、書店との連携では、すでに読書に親しむ子どもたちが本と出会い、読書家同士が交流できる場を提供するなど、子どもたちがより読書を楽しめる環境を広げる活動を展開しています。
・書店との連携:未来屋書店では、全国の書店で「未来屋すいせん図書フェア」(※5)やLINE上の「ヨンデミーレベル判定ミニアプリ」(※6)を通じ、子どもたちが自分に合った本を選びやすくする取り組みを実施。さらに、読書家同士が交流できるイベントも開催し、家庭や書店での読書体験をより豊かにしています。
※1……ヨンデミー、豊橋市立津田小学校で子どもの読書量が全国平均の2倍超えに
※2……ヨンデミー、中学受験塾に導入1ヶ月で小学6年生の読書量が週3冊超に増加!
※3……子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」、関西大手学習塾・浜学園で必修化
※4……子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」、文京区の育成室(学童施設)で実証実験を開始
※5……夏休み直前!ヨンデミー×未来屋書店、全国の書店で「未来屋すいせん図書フェア」を2025年6月25日(水)より開催
※6……LINEで簡単に子どもの読む力に合った本がわかる!ヨンデミーレベル判定ミニアプリをリリース
今後の展望
こうした取り組みを経て、ヨンデミーはついに、子どもたちに本を届けるだけでなく、本そのものを作る側としての活動にも挑戦する段階に到達しました。
講談社「青い鳥文庫」との協業はその第一歩として、企画・編集からプロモーションに至るまで出版プロセス全体を一貫して支援。まずはモデルとなる作品を設定して、従来困難だった、読者である子どもたちの声を起点にした本づくりを可能にし、児童書出版の新しい形として検証・推進してまいります。
今後も、これまで培ってきた教育現場での実績や独自の読書感想データを活用し、子どもたちが本当に「読みたい本」と出会える機会をさらに広げていきます。
子どもと本をつなぐプラットフォームとして、日本中の子どもたちに豊かな読書体験を提供してまいります。
両社のコメント
株式会社講談社「青い鳥文庫」編集部さま
今年創刊45周年となる青い鳥文庫は、子どもたちが本を通じて自分の世界を広げていけるような数々の物語を届けてきました。物語の中で出会う言葉や感情、価値観は、大人になっても人生のさまざまな場面で支えになってくれます。
今回、Yondemyさんとの協業によって、より多くの子どもたちの声に寄り添いながら、彼らの「一生もの」の財産になるような本を作り届けることができる取り組みにできたらと思っています。
株式会社Yondemy 代表取締役 笹沼颯太
このたび、長い歴史と実績を持ち、日本の児童文庫を代表するレーベルである青い鳥文庫さまとご一緒できることを、心からうれしく思います。私自身、小学生のころ「都会のトム&ソーヤ」シリーズや「パスワード」シリーズに夢中になり、言葉が世界を広げてくれる体験に背中を押されてきました。
今回の協業では、子どもたちの「生の声」をダイレクトに取り入れながら、「読みたい!」を生み出すため、本づくりから届け方までを再設計していきます。
ヨンデミーを通して生まれた読書体験や感想データが、子どもたちの次の豊かな読書体験へと繋がっていく。そんな「読む喜びが循環する」仕組みを、青い鳥文庫さんとともに形にしていけることを、とても楽しみにしています。
会社概要
株式会社Yondemyは、子どもが楽しみながら読書習慣を身につけることを支援する、オンライン習い事「ヨンデミー」を開発・運営しています。
本を読む楽しさを伝え、一人ひとりに合った読書の機会を広げることで、子どもたちの成長をサポートし、“読書を習う”という新しい文化の創造に挑戦しています。
会社名 :株式会社Yondemy
代表者 :代表取締役 笹沼颯太
設立日 :2020年4月13日
所在地 :〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目14-13 岡崎ビル810号室
事業内容:子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」の開発・運営等
URL :https://corp.yondemy.com/
子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」

「ヨンデミー」は、「読書は、一生モノの習い事」をテーマに、AI ヨンデミー先生のサポートとゲーム感覚で楽しめるアプリによって、子どもが読書にハマるオンライン習い事です。月額定額制で小学生を中心にご利用いただいております。特徴は、①AIによる子ども一人ひとりの好み・レベルに合わせた選書、②本の楽しみ方を1日3分で学べるミニレッスンを土台とした習慣化支援、③キャラクターとの冒険やバッジ・レベルアップなどのゲーミフィケーションです。おうち読書をサポートすることで、子どもたちが「楽しく・たくさん・幅広く」本を読めるようになる成長を実現しています。
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