【ハラスメントに関する調査】あなたのその行為、実はハラスメントかも...!?ハラスメントだと感じる行為TOP3「肩に触れる」「酒をつがせる」「人の服に触れる」
ハラスメントを受けて報告しなかった人64.0%にのぼる。理由は何も変わらないと思ったためが最多。ハラスメントの仕返しエピソード「納品が間に合わず謝罪した際、上司に非が向くように仕向けた」
「識学」を使った経営・組織コンサルティングや従業員向け研修を展開する株式会社識学(本社:東京都品川区、代表取締役社長:安藤広大)は、2022年10月24日(月)「ハラスメントに関する調査」を行いました。
その結果、なんらかのハラスメントを受けたことがあると回答したのは34.8%で、その内最も多かった事例は「パワハラ」の71.0%でした。またハラスメントを受けた際、会社に報告したと回答したのは36.0%で、報告しなかった理由は「報告しても変わらないと思ったため」が59.4%という結果になりました。会社へ報告したと回答したという方でも、「(会社は)何もしてくれなかった」が47.2%に上りました。
“ハラスメント”をなくすためには個人の意識を変えていくことはもちろんですが、企業側の対策こそが、働く人たちへの安心に大きく繋がるのではないでしょうか。
その結果、なんらかのハラスメントを受けたことがあると回答したのは34.8%で、その内最も多かった事例は「パワハラ」の71.0%でした。またハラスメントを受けた際、会社に報告したと回答したのは36.0%で、報告しなかった理由は「報告しても変わらないと思ったため」が59.4%という結果になりました。会社へ報告したと回答したという方でも、「(会社は)何もしてくれなかった」が47.2%に上りました。
“ハラスメント”をなくすためには個人の意識を変えていくことはもちろんですが、企業側の対策こそが、働く人たちへの安心に大きく繋がるのではないでしょうか。
■調査背景
昨今、様々な“ハラスメント”が話題にあがっています。しかしながら“○○ハラスメント”という言葉だけが先行し、その本質である「なぜ人はハラスメントをしてしまうのか」また、「人は何をもってハラスメントと感じるのか」その詳細はあまり見えてきません。
そこで今回は、全国の会社員を対象に、どんなハラスメントを受けたことがあるのか、その実態とハラスメントを受けた際に会社はどのような対応をしたのかなど、様々なハラスメントに関する調査を行いました。
■調査概要
調査機関:株式会社識学
調査対象:全国の従業員数10名以上の企業に勤める20歳~49歳の男女で、
職場において“ハラスメント”を受けたことがある方
有効回答数:300サンプル(スクリーニング:2204サンプル)
調査期間:2022年10月24日(月)
調査方法:インターネット調査
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「株式会社識学が実施した調査結果によると……」
Q1. あなたは職場で、どういったハラスメントを受けたことがありますか。
(複数回答、n=300)
あなたが職場で経験した「ハラスメント」の具体的な内容を教えてください。
(自由回答、n=300)
男女別でみると、1位「パワハラ」、2位「モラハラ」という順位に変化はありませんでしたが、全体3位だった「セクハラ」は男性が5.9%だったのに対し、女性は36.5%とかなり大きな差が出ました。また「アルハラ」でも、男性が23.0%、女性が5.4%と男女で大きな違いが見られました。
【具体的な“ハラスメント”のエピソード】
●女性社員に対して、お茶出しや、使用済みの食器洗いを強いられている。(女性、44歳)
●「お前しかその仕事をこなせる奴はいないから頑張ってくれ」と次々に仕事を振られるが、周りのみんなは定時で帰宅するなどの不公平な対応を受けた。(男性、40歳)
●妻子ある上司に告白され断った後、仕事を振らないなどの嫌がらせを受けた。(41歳、女性)
●行きたくもない部内の飲み会で「3年目までは二次会出ないといけない」と言われ、参加しなければならなかった。(女性、29歳)
●妊娠に伴い退職を打診したら男が辞めるのか、と言われた。(男性、42歳)
Q3. (会社に報告しなかった方)あなたが職場で”ハラスメント”が起きた際、会社に報告しなかった理由はなんですか。
(複数回答、n=192)
Q4. 職場で”ハラスメント”が発生し、それを報告した際、会社はどのような対応をしましたか。
(複数回答、n=108)
報告しなかったと回答しました。
続いて、「報告しなかった」と回答した方に、なぜ会社に報告しなかったのか、その理由を聞いたところ、「報告しても変わらないと思ったため」が59.4%で、2位の「報告することによってさらに被害がひどくなることを恐れたため」35.9%と、大きな差がありました。どうやらハラスメントを受けた多くの方が、“最初から諦めてしまっている”ようです。
では「報告した」と回答した方に、会社はどのような対応をしたのか聞いてみると、「何もしてくれなかった」が最も多く47.2%という結果になりました。男女別でみると、男性が37.7%なのに対し、女性は56.4%と、女性側が訴えた”ハラスメント”に対して、“会社は何もしてくれない”という傾向が高く出ました。
Q6. 職場での”ハラスメント”をなくすために、会社にはどんな対策が必要だと思いますか。
(複数回答、n=300)
ではハラスメントをなくすために、会社側は何をすべきなのでしょうか。その対策方法を聞いたところ、「ハラスメントをする人物に対しての対処方針の策定・啓発」が58.0%、「ハラスメントの周知と啓発」が48.7%、「ハラスメントを防止するためのルールの設定」が43.7%と続きました。
どんな行為がハラスメントに当たるのかを周知させ、またハラスメントを防止するためのルール設定や、ハラスメントをした人物にどういった対応がなされるのかを会社側がしっかり提示することが重要だと、ハラスメントを受けた側は考えているようです。
また、あなたが経験した、もしくは目撃したハラスメントがあれば、「○○ハラスメント」と名付けて、その詳細を教えてください。
(自由回答、n=300)
やはり、直接的に“触れたり”、“酒をつがせたり”という行為はNGのようです。男女別でみると、「肩に触れる」を“ハラスメント”だと思う男性は50.7%なのに対し、女性は66.9%と、やはり性別によって“肩に触れる”=“ハラスメント”という認識に差があるようでした。また、「結婚しているか聞く」については、男性は28.9%なのに対し、女性は39.9%と、“婚姻状況”は女性側の方がよりナイーブなようです。
【経験もしくは目撃した“○○ハラスメント”とそのエピソード】
●お茶ハラスメント…女性社員にあたりまえのように、お茶を出すように指示を出す。(女性、49歳)
●正論ハラスメント…その通りですと言うしかない内容を永遠と言われる。(女性、33歳)
●お土産ハラスメント…旅行に行った際にお土産を買ってくるよう圧力を与える。(男性、43歳)
●クーラーハラスメント…男性ばかりの職場だと勝手に冷房を18度以下とかに設定されて上着を何枚も着て自衛しないといけなくなる。(女性、44歳)
●タバコハラスメント…タバコの付き合いの強要。(男性、22歳)
●寿司ハラスメント…打ち上げが毎回寿司屋。(女性、34歳)
●奢りハラスメント…食事の際に断っても無理矢理奢ろうとしてくる上司や同僚がいて、借りを作っているような感じがして嫌な気分になる。(男性、30歳)
Q9. その“仕返し”の内容を具体的に教えてください。
(単数回答、n=62)
【具体的な“仕返し”の内容】
●お客様との約束の時間までに納品が間に合わず、謝罪時に一方的に上司に非が向くように仕向けた(男性、40歳)
●ノートに詳細を綴り会社に報告し、本人にもこれ以上関わらないように警告した。(女性、46歳)
●無視したり、手土産を配らなかったり、コーヒー入れなかったりの制裁。(女性、41歳)
●他の方が急に休んで代わりに出てくれないかな と言われましたが断りました。(男性、31歳)
●「ハラスメントの危険人物」という情報を広めた。外堀から埋めて、処分が下さざるを得ない状況を作った。(男性、40歳)
【調査結果まとめ】
●実態に対策が追いついていない?
今回の調査では、ハラスメントを受けた際、会社に報告した方はわずか36.0%で、報告したと回答した方でも、「(会社は)何もしてくれなかった」が47.2%という結果でした。実際に起きているハラスメントの数に対して、会社側がその事実を把握できている数や、適切な対応ができている数は、想像以上に少ないのかもしれません。
●ハラスメントが発生・継続してしまう原因
では、そもそもなぜハラスメントが起きてしまうのでしょうか?原因は大きく2点だと考えられます。1点目は、「認識のズレ」です。「認識のズレ」とは、例えば「部下はハラスメントを受けていると思っているが、上司はそのつもりがない」というような事象です。実際に今回の調査でも、職場で“ハラスメント”が発生する原因を聞いたところ(Q5)、最も多かった回答は「ハラスメントに関する知識・認識がない」40.3%でした。2点目は、「現場の情報が報告されない」ことです。すなわち、明らかにハラスメントに該当する事象が現場レベルで発生していたとしても、その情報が上に報告されないことにより、同様のハラスメントが社内で継続・拡大してしまうということです。これは、ハラスメントを受けた当事者が報告を行わないことよりも、安心して事実を報告できる仕組みを作れていない組織側の問題と言えます。
●ハラスメントを防止する組織づくりのポイント
ハラスメントを防止するためには、上記の2点を解消する必要があります。そこで有効なのは、「誰が見ても認識にズレがない明確なルール」を設定し徹底させることです。このルールには、ハラスメントを防止するためのルールだけでなく、実際にそれが起きた場合の報告窓口や、会社の対応も明記しておき、全社員が常時確認できる状態にしておきます。そして、万が一、ハラスメントが起きてしまった際は、再発を防止すべく、素早くルールを修正・追加します。
もちろん、全社員がハラスメントに対して正しい知識・認識を広く持ち、自主的にハラスメントに該当するような行為を自制できる状態が理想的です。しかし、ある行為がハラスメントにあたるかどうかは、当事者の関係性やその場の状況などによって、判断が難しい側面があります。だからこそ、「○○という行為は明確にNG」というようにルールを設定することで、良し悪しの基準が明確になり、社員が迷いなく安心して仕事に集中できる環境を構築することができます。
■識学について
https://corp.shikigaku.jp/
【会社概要】
会社名:株式会社識学(SHIKIGAKU. Co., Ltd.)
https://corp.shikigaku.jp/
本社所在地:〒141-0032 東京都品川区大崎2-9-3 大崎ウエストシティビル1階
電話番号:03-6821-7560
事業内容:「識学」を使った経営、組織コンサルティング
「識学」を使った従業員向け研修
「識学」をベースとしたwebサービスの開発、提供
「識学」関連書籍の出版
設立:2015年3月
代表者:代表取締役社長 安藤 広大
従業員数:236名(※役員・パートアルバイト除く) ※2022/8/31 時点
支店情報:■大崎分室
〒141-0032 東京都品川区大崎2-11-1 大崎ウィズタワー8階、19階
電話番号:03-6821-7560
■大阪支店
〒541-0052 大阪府大阪市中央区安土町3-3-9 田村駒ビル3階
電話番号:06-4400-6231
■名古屋支店
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦1-20-30 伏見フロントビル10階
電話番号:052-990-6577
■福岡支店
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4-6-7 JRE天神クリスタルビル2階
電話番号:092-600-7990
昨今、様々な“ハラスメント”が話題にあがっています。しかしながら“○○ハラスメント”という言葉だけが先行し、その本質である「なぜ人はハラスメントをしてしまうのか」また、「人は何をもってハラスメントと感じるのか」その詳細はあまり見えてきません。
そこで今回は、全国の会社員を対象に、どんなハラスメントを受けたことがあるのか、その実態とハラスメントを受けた際に会社はどのような対応をしたのかなど、様々なハラスメントに関する調査を行いました。
■調査概要
調査機関:株式会社識学
調査対象:全国の従業員数10名以上の企業に勤める20歳~49歳の男女で、
職場において“ハラスメント”を受けたことがある方
有効回答数:300サンプル(スクリーニング:2204サンプル)
調査期間:2022年10月24日(月)
調査方法:インターネット調査
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「株式会社識学が実施した調査結果によると……」
なんらかのハラスメントを受けた人34.8%。男性は「アルハラ」、女性は「セクハラ」で差が。 |
SC1. あなたはこれまでに、職場で”ハラスメント”を受けたことがありますか。
(単数回答、n=2204)はじめに、全国の従業員数10名以上の企業に勤める20歳~49歳の男女に、職場でハラスメントを受けたことがあるか聞いたところ、34.8%の方がなんらかのハラスメントを受けたことがあると回答しました。男女別でみると男性が34.2%、女性が35.6%、ハラスメントを受けたと回答し、性別での違いはあまり見られませんでした。しかし年代別で見ると、20代が32.3%、30代が34.0%、40代が37.8%と、年齢を重ねることで、ややハラスメントを受けたことがある方が多くなる傾向が見られました。これは、年齢を重ねることでハラスメントに遭遇する機会が増えたからとも言えますが、ハラスメントの意識は以前よりかなり高くなっています。そのことで若い世代がハラスメントを受ける機会がやや減少傾向にあるのかもしれません。
Q1. あなたは職場で、どういったハラスメントを受けたことがありますか。
(複数回答、n=300)
あなたが職場で経験した「ハラスメント」の具体的な内容を教えてください。
(自由回答、n=300)
先の設問でハラスメントを受けたことがあると回答した方に、どのような内容だったのか聞いてみると、最も多かったのは「パワーハラスメント」71.0%で、「モラルハラスメント」43.0%、「セクシャルハラスメント」21.0%と続きました。
男女別でみると、1位「パワハラ」、2位「モラハラ」という順位に変化はありませんでしたが、全体3位だった「セクハラ」は男性が5.9%だったのに対し、女性は36.5%とかなり大きな差が出ました。また「アルハラ」でも、男性が23.0%、女性が5.4%と男女で大きな違いが見られました。
【具体的な“ハラスメント”のエピソード】
●女性社員に対して、お茶出しや、使用済みの食器洗いを強いられている。(女性、44歳)
●「お前しかその仕事をこなせる奴はいないから頑張ってくれ」と次々に仕事を振られるが、周りのみんなは定時で帰宅するなどの不公平な対応を受けた。(男性、40歳)
●妻子ある上司に告白され断った後、仕事を振らないなどの嫌がらせを受けた。(41歳、女性)
●行きたくもない部内の飲み会で「3年目までは二次会出ないといけない」と言われ、参加しなければならなかった。(女性、29歳)
●妊娠に伴い退職を打診したら男が辞めるのか、と言われた。(男性、42歳)
会社は何もしてくれない…!? ハラスメントを「会社に報告しなかった人」64.0%にものぼる。 |
Q2. あなたは職場で”ハラスメント”が起きた際、会社に報告しましたか。
(単数回答、n=300)Q3. (会社に報告しなかった方)あなたが職場で”ハラスメント”が起きた際、会社に報告しなかった理由はなんですか。
(複数回答、n=192)
Q4. 職場で”ハラスメント”が発生し、それを報告した際、会社はどのような対応をしましたか。
(複数回答、n=108)
ハラスメントが起きた際、会社に報告したか聞いたところ、報告したと回答したのは36.0%で、残りの64.0%が
報告しなかったと回答しました。
続いて、「報告しなかった」と回答した方に、なぜ会社に報告しなかったのか、その理由を聞いたところ、「報告しても変わらないと思ったため」が59.4%で、2位の「報告することによってさらに被害がひどくなることを恐れたため」35.9%と、大きな差がありました。どうやらハラスメントを受けた多くの方が、“最初から諦めてしまっている”ようです。
では「報告した」と回答した方に、会社はどのような対応をしたのか聞いてみると、「何もしてくれなかった」が最も多く47.2%という結果になりました。男女別でみると、男性が37.7%なのに対し、女性は56.4%と、女性側が訴えた”ハラスメント”に対して、“会社は何もしてくれない”という傾向が高く出ました。
ハラスメントの原因「知識・認識がないから」40.3%。対策は「対処方針の策定・啓発」 |
Q5. あなたは、職場で“ハラスメント”が発生する原因は何だと思いますか。
(複数回答、n=300)Q6. 職場での”ハラスメント”をなくすために、会社にはどんな対策が必要だと思いますか。
(複数回答、n=300)
なぜハラスメントが起きてしまうのでしょうか。その原因を聞いたところ「ハラスメントに関する知識・認識がないから」40.3%で、「感情的な会話や発言が多いから」が35.7%、「ハラスメントを防止するためのルールが明確でないから」が33.3%と続きました。
ではハラスメントをなくすために、会社側は何をすべきなのでしょうか。その対策方法を聞いたところ、「ハラスメントをする人物に対しての対処方針の策定・啓発」が58.0%、「ハラスメントの周知と啓発」が48.7%、「ハラスメントを防止するためのルールの設定」が43.7%と続きました。
どんな行為がハラスメントに当たるのかを周知させ、またハラスメントを防止するためのルール設定や、ハラスメントをした人物にどういった対応がなされるのかを会社側がしっかり提示することが重要だと、ハラスメントを受けた側は考えているようです。
ハラスメントだと感じる行為トップは「肩に触れる」。「結婚してる?」は男女差あり。 |
Q7. あなたが”ハラスメント”だと思う行動をお答えください。
(複数回答、n=300)また、あなたが経験した、もしくは目撃したハラスメントがあれば、「○○ハラスメント」と名付けて、その詳細を教えてください。
(自由回答、n=300)
ではどんな行動が”ハラスメント”にあたるのでしょうか。その内訳を聞いてみると「肩に触れる」が58.7%、「酒をつがせる」が53.3%、「人の服に触れる」が49.3%と続きました。
やはり、直接的に“触れたり”、“酒をつがせたり”という行為はNGのようです。男女別でみると、「肩に触れる」を“ハラスメント”だと思う男性は50.7%なのに対し、女性は66.9%と、やはり性別によって“肩に触れる”=“ハラスメント”という認識に差があるようでした。また、「結婚しているか聞く」については、男性は28.9%なのに対し、女性は39.9%と、“婚姻状況”は女性側の方がよりナイーブなようです。
【経験もしくは目撃した“○○ハラスメント”とそのエピソード】
●お茶ハラスメント…女性社員にあたりまえのように、お茶を出すように指示を出す。(女性、49歳)
●正論ハラスメント…その通りですと言うしかない内容を永遠と言われる。(女性、33歳)
●お土産ハラスメント…旅行に行った際にお土産を買ってくるよう圧力を与える。(男性、43歳)
●クーラーハラスメント…男性ばかりの職場だと勝手に冷房を18度以下とかに設定されて上着を何枚も着て自衛しないといけなくなる。(女性、44歳)
●タバコハラスメント…タバコの付き合いの強要。(男性、22歳)
●寿司ハラスメント…打ち上げが毎回寿司屋。(女性、34歳)
●奢りハラスメント…食事の際に断っても無理矢理奢ろうとしてくる上司や同僚がいて、借りを作っているような感じがして嫌な気分になる。(男性、30歳)
ハラスメントの“仕返し”「したことがある」20.7%。その内容「手土産を配らなかった」など。 |
Q8. あなたが職場で”ハラスメント”を受けた際、その相手に“仕返し”をしたことがありますか。
(単数回答、n=300)Q9. その“仕返し”の内容を具体的に教えてください。
(単数回答、n=62)
ハラスメントを受けた際、「会社は何もしてくれなかった」という回答が多く集まりましたが、ハラスメントを受けた本人が、直接“仕返し”をしたことがあるかを聞いたところ、「はい」と回答したのは20.7%でした。
【具体的な“仕返し”の内容】
●お客様との約束の時間までに納品が間に合わず、謝罪時に一方的に上司に非が向くように仕向けた(男性、40歳)
●ノートに詳細を綴り会社に報告し、本人にもこれ以上関わらないように警告した。(女性、46歳)
●無視したり、手土産を配らなかったり、コーヒー入れなかったりの制裁。(女性、41歳)
●他の方が急に休んで代わりに出てくれないかな と言われましたが断りました。(男性、31歳)
●「ハラスメントの危険人物」という情報を広めた。外堀から埋めて、処分が下さざるを得ない状況を作った。(男性、40歳)
【調査結果まとめ】
●実態に対策が追いついていない?
今回の調査では、ハラスメントを受けた際、会社に報告した方はわずか36.0%で、報告したと回答した方でも、「(会社は)何もしてくれなかった」が47.2%という結果でした。実際に起きているハラスメントの数に対して、会社側がその事実を把握できている数や、適切な対応ができている数は、想像以上に少ないのかもしれません。
●ハラスメントが発生・継続してしまう原因
では、そもそもなぜハラスメントが起きてしまうのでしょうか?原因は大きく2点だと考えられます。1点目は、「認識のズレ」です。「認識のズレ」とは、例えば「部下はハラスメントを受けていると思っているが、上司はそのつもりがない」というような事象です。実際に今回の調査でも、職場で“ハラスメント”が発生する原因を聞いたところ(Q5)、最も多かった回答は「ハラスメントに関する知識・認識がない」40.3%でした。2点目は、「現場の情報が報告されない」ことです。すなわち、明らかにハラスメントに該当する事象が現場レベルで発生していたとしても、その情報が上に報告されないことにより、同様のハラスメントが社内で継続・拡大してしまうということです。これは、ハラスメントを受けた当事者が報告を行わないことよりも、安心して事実を報告できる仕組みを作れていない組織側の問題と言えます。
●ハラスメントを防止する組織づくりのポイント
ハラスメントを防止するためには、上記の2点を解消する必要があります。そこで有効なのは、「誰が見ても認識にズレがない明確なルール」を設定し徹底させることです。このルールには、ハラスメントを防止するためのルールだけでなく、実際にそれが起きた場合の報告窓口や、会社の対応も明記しておき、全社員が常時確認できる状態にしておきます。そして、万が一、ハラスメントが起きてしまった際は、再発を防止すべく、素早くルールを修正・追加します。
もちろん、全社員がハラスメントに対して正しい知識・認識を広く持ち、自主的にハラスメントに該当するような行為を自制できる状態が理想的です。しかし、ある行為がハラスメントにあたるかどうかは、当事者の関係性やその場の状況などによって、判断が難しい側面があります。だからこそ、「○○という行為は明確にNG」というようにルールを設定することで、良し悪しの基準が明確になり、社員が迷いなく安心して仕事に集中できる環境を構築することができます。
■識学について
https://corp.shikigaku.jp/
【会社概要】
会社名:株式会社識学(SHIKIGAKU. Co., Ltd.)
https://corp.shikigaku.jp/
本社所在地:〒141-0032 東京都品川区大崎2-9-3 大崎ウエストシティビル1階
電話番号:03-6821-7560
事業内容:「識学」を使った経営、組織コンサルティング
「識学」を使った従業員向け研修
「識学」をベースとしたwebサービスの開発、提供
「識学」関連書籍の出版
設立:2015年3月
代表者:代表取締役社長 安藤 広大
従業員数:236名(※役員・パートアルバイト除く) ※2022/8/31 時点
支店情報:■大崎分室
〒141-0032 東京都品川区大崎2-11-1 大崎ウィズタワー8階、19階
電話番号:03-6821-7560
■大阪支店
〒541-0052 大阪府大阪市中央区安土町3-3-9 田村駒ビル3階
電話番号:06-4400-6231
■名古屋支店
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦1-20-30 伏見フロントビル10階
電話番号:052-990-6577
■福岡支店
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4-6-7 JRE天神クリスタルビル2階
電話番号:092-600-7990
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