タカミヤ、社内副業制度「コイン制度」で社員の自走を促す
〜 自社開発イントラネットで社員のスキルを可視化し、スキル向上と人手不足解消を実現 〜
足場をはじめとする建設業界のプラットフォーマーとして、業界課題に革新的なソリューションを創造しつづける株式会社タカミヤ(以下タカミヤ、大阪本社:大阪市北区、東京本社:東京都中央区、代表取締役会長兼社長:髙宮一雅)は、社内副業型の人事制度「コイン制度」の本格運用を2023年より開始しています。
本制度は、繁忙期で人手が足りない部署が社内イントラネットを通して求人依頼を出し、余裕のある部署がその仕事を手伝い、対価として社内通貨のコインがもらえる仕組みです。
制度導入から、2025年上期までにおいて、コインの累計流通量は24万枚を突破しました。また、自社開発イントラネット上で社員の保有スキルを一覧化する取り組みも新たに導入し、全国の社員が持つスキルが可視化されることで、依頼主と支援者のマッチング促進に繋がりました。
地域や季節による繁閑差の大きい建設業界において、全国的な人手不足への対応策として定着し、業務繁閑の平準化や働きやすい環境作りに貢献しています。

導入時のリリースはこちらからご覧いただけます。
◾️コイン制度のポイント
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業務繁閑を平準化し、人手不足や育休の課題を解消
依頼したい部署と支援したい社員は、自社開発のイントラネット上でマッチング可能です。繁忙期・閑散期の偏りを全社で補い合うことで、繁忙期の人手不足を解消し、長時間労働の抑制に寄与します。また、育休・産休の代替支援もスムーズになり、安心して休みが取れる環境の実現を目指しています。
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スキルを活かせる「社内副業」で、人材の可能性を広げる
部署や地域を越えて仕事を手伝うことで、社員が自分の得意分野や経験を活かせます。社内で多様な業務に関わることができ、社員のスキルアップにつながります。
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コインで支援実績を可視化し、人材や部署の評価にも活用
コインは1コイン=1円相当の社内ポイントとして運用されます。業務を依頼した部署がコインを支払い、支援した部署がコインを受け取る仕組みです。コインの実績は部署ごとに集計され、支援実績は全社で共有されており、賞与に反映されます。


◾️コイン制度導入の背景
建設業界では地域や季節による繁閑差が大きく、繁忙期には「残業が多くなりそう」「今月だけでも人材を増員させたい」などの声を聞く一方、閑散期の拠点においては「もっと働きたい」といった声もあがっていました。
こうした忙しい部署と余裕のある部署が同時に存在するという課題に対し、タカミヤは2022年にコイン制度のテスト運用を開始。2023年から本格導入し、現在では全国の事業所での人手不足対策として定着し、育児休業の取得推進や、業務量の平準化など、さまざまな場面で活用されています。
◾️コイン制度の仕組み 〜社内スキルのマッチングを促進〜
コイン制度活用の促進のためには、「誰が・どんなスキルを持ち・どんな支援ができるか」を見える化することが必要でした。そこでタカミヤは、自社開発の社内イントラネット上に、社員のスキルや得意分野を一覧できる仕組みを構築。ヘルプ依頼を一方的に送るのではなく、“助けられる人”と“助けを求める部署”をつなぐマッチング型の仕組みを実現しました。
社内イントラネットでは以下のことが可能です。
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社員の「スキル情報」を登録
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各部署が「ヘルプ」を依頼
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今出ているヘルプ依頼はリアルタイムで自動更新、社員全員がイントラネット上で確認可能
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スキル情報は「社員のスキル一覧」で検索可能で、依頼主からのオファーも可能
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コイン支払いはシステムで自動処理


◾️コイン制度の事例
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事例① 依頼主:グローバル生産管理部 支援者:新潟支店
グローバル生産管理部で韓国語の翻訳作業が必要になり、依頼をかけたところ、韓国語が得意な新潟支店の社員が見つかり、翻訳業務をサポートしてもらうことができました。
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事例② 依頼主:Takamiya Lab本部 支援者:グローバル品質保証本部
依頼主の部署ではプロモーション用に動画を作成する必要がありましたが、スキルのある社員がおらず、さらに納期・予算の関係で外注が難しい状況にありました。依頼をかけたところ、動画編集やAI音声化が得意な社員が見つかり、動画作成をサポートしてもらうことができました。
◾️働きやすい環境作りの取り組み
タカミヤでは、その他にも社員同士で支え合える仕組みを作り、働きやすい環境作りに取り組んでいます。
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社内派遣制度
人手不足の地域をオープンに共有し、社内から支援を募ることができる制度です。必要に応じて、一時的に該当部署へ異動し、業務を支援することが可能です。社内で人員を柔軟に確保できるため業務の効率化が図れるだけでなく、社員のスキルアップにもつながります。
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育児休業取得推進
男性の育児休業取得推進にも取り組んでおり、積水ハウスの「IKUKYU.PJT」に賛同しています。詳細はこちらをご覧ください。
■建設業の課題を、仕組みと人の両面から解決する「タカミヤプラットフォーム」について
タカミヤは建設業の深刻な人手不足・コスト高などの問題に対応するため、建設ソリューション群「タカミヤプラットフォーム」を提供しています。足場等の仮設機材の調達・運用マーケットプレイス提供やデジタル設計支援等のデジタル化にはじまり、鳶職人に特化した無料の求人サイトまで、多岐にわたるソリューションを統合しています。
また、タカミヤでは、社員一人ひとりの働き方や意識の変化も「タカミヤプラットフォーム」を支える重要な要素と位置づけています。働く環境や制度改革を通じ、社員が新しい発想を生み出し続けることで、現場の課題解決につながるソリューションが次々と生まれる――。タカミヤは、仕組みと人の両面から業界の変革を進めています。

■株式会社タカミヤについて
建設現場で使われる仮設機材をはじめとする、住宅用機材、構造機材、農業用ハウス、防災用ダムなど多彩な製品について、開発・製造から、販売、レンタル、設計、施工までトータルにサービスを提供しています。
技術革新を通じて付加価値の高い製品やサービスを生み出し、地下工事から超高層建物、高速道路、橋、農業、自然災害対策分野など、さまざまな「現場」の安全性・施工性を向上させ、業界の発展に貢献しています。
社名 :株式会社タカミヤ
代表 :髙宮 一雅
本社所在地:大阪市北区大深町 3-1 グランフロント大阪 タワーB 27階
:東京都中央区日本橋3-10-5 オンワードパークビルディング12階
URL :https://corp.takamiya.co/
設立 :1969年6月21日
資本金 :10億 5,214万円
従業員数 :775名(連結従業員数 1,395名)
事業内容 :仮設機材の開発、製造、販売及びレンタル、仮設工事の計画、設計、施工
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