共働き夫婦に聞いた!家事楽の工夫・家事分担の事情
<本調査に関して>
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田 貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うゼロリノベと合同で共働き夫婦の男女1111名を対象に、「共働き夫婦を対象にしたライフスタイルに関する実態」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査概要:「共働き夫婦を対象にしたライフスタイルに関する実態」についてのアンケート調査
調査期間:2025年2月24日(月)〜2025年3月24日(月)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:1111人
調査対象:男性291人、女性820人
回答者に関して
まずは回答者の年代と男女の割合、子どもの有無に関してご紹介します。

回答者の年代
20代:約15%
30代:約43%
40代:約28%
50代:約11%
60代以上:約3%

回答者の性別
男性:約26%
女性:約74%

子どもの有無
いる:約70%
いない:約30%
共働き夫婦の家事分担事情
共働きの回答者に、家事分担事情について詳しく聞いてみました。
家事を何割くらい担当している?

-
1割未満:約2%
-
1割:約2%
-
2割:約4%
-
3割:約10%
-
4割:約5%
-
5割:約12%
-
6割:約7%
-
7割:約13%
-
8割:約17%
-
9割:約19%
-
10割:約9%
回答者が家事を担当していると感じる割合は、「9割」が最多で約19%でした。次いで「8割」も約17%と多く、「8~9割」を担当している人が多いといえるでしょう。
夫婦間における家事分担を具体的に決めている?

-
決めている:約21%
-
決めていない:約79%
夫婦間の家事分担方法を具体的に決めている人は約21%、決めていない人は約79%でした。決めていない人のほうが、圧倒的に多い結果となりました。
具体的な家事分担方法は?
夫婦間の家事分担を具体的に決めている人に、分担方法を聞いてみました。
-
掃除と洗濯は自分、他は妻がやる(男性 30代)
-
曜日と時間によって担当を決めるようにしている(男性 40代)
-
それぞれが得意でやりやすいものを行う(女性 50代)
-
夫は子供のお風呂と洗濯物、ゴミ捨て、私はそれ以外(女性 40代)
-
掃除は水回り担当が私でそれ以外は妻、食事は週末担当が私、平日は妻(男性 30代)
-
出勤時間と帰宅時間に合わせて、それぞれ行いやすい家事を分担制にしている(女性 40代)
-
平等になるように、事柄ごとにしっかり分担している(男性 20代)
-
夫が綺麗好きで掃除でこだわりたい部分があるのでそこは任せている。子どもが産まれてからはそれに加えて家事の分担を話し合った(女性 30代)
-
自分がパートで時間があるので家事の割合を多くしている(女性 30代)
-
基本的に夫が行う。私は洗濯物干しや皿洗いなど、できることを手伝う(女性 30代)
家事分担を具体的に決めている共働き夫婦は、それぞれの勤務形態や得手不得手によって分担している人が多いようです。
家事の方法や分担について不満やストレスはある?
家事の方法や分担について、パートナーに対して不満やストレスを感じているか、その具体的な内容について聞いてみました。

-
感じている:約41%
-
感じていない:約59%
不満やストレスを感じている人は約41%、感じていない人は約59%でした。続いて、不満やストレスを感じている人に、どのようなことが気になっているか聞いてみました。
-
夫婦間での家事の分担割合が違いすぎる(女性 30代)
-
お互い働いているのに私ばかり家事をしている。夫はほとんどやらないのでストレスが溜まる(女性 40代)
-
やってくれることは多いが、やり方や細かさが合わない(女性 30代)
-
同じく働いているのに、家事も育児も負担割合が私だけ100なこと(女性 30代)
-
言わないとやらない、やってもクオリティが低い。指摘すると不機嫌になる(女性 50代)
-
家事をしない割に口出しをしてくるところ(女性 30代)
-
時々気分で食事を作ってくれるが片付けは一切しない。冷蔵庫から出したままになっていたり…。やめてほしい(女性 40代)
-
パートナーが苦手な家事が多いため、どうしても自分の負担の方が多くなってしまうが、当然だと思っている様子であまり感謝されることはないこと(女性 50代)
-
言った事はしぶしぶやってくれるが、それ以外はやってくれない。自分の家の家事なのに何かするたびに恩着せがましく言ってくる(女性 40代)
-
妻が家事を後回しにしがちなので、帰宅が遅くなってしまった日も結局こちらが手伝うことになる(男性 50代)
-
分担が明確でなく、どこまでやるべきかわからない(男性 40代)
-
面倒な事をサラッとこちらに投げてくる(男性 30代)
-
頼み事ははっきり言って欲しい(男性 50代)
「家事の分担割合が多く、不公平さに不満やストレスを感じている」というコメントが目立ちました。また、家事のやり方が合わないことについての不満や、感謝されないことへの不満も挙げられていました。本調査は回答者の約7割が女性のため、女性の意見が目立ちましたが、男性側としては、分担をきちんと決めたり、やってほしいことをはっきり言ってほしいという気持ちもあるようです。
家事をする際のストレスについて
回答者に、家事をする際に家の中でストレスを感じるポイント(動線や収納など、家の設備が変われば解消されそうなストレス)や、ストレスなく家事をするための工夫について聞いてみました。

-
ある:約56%
-
ない:約44%
家事をする際に家の中でストレスを感じるポイントが「ある」と答えた人は約56%、「ない」と答えた人は約44%でした。続いて、どのようなことがストレスなのか、具体的に見てみましょう。
-
キッチンが狭いため2人同時にキッチンに立って作業をするのが大変なこと。それを理由にあまり手伝ってくれない(女性 50代)
-
服を収納する場所をまとめたい(男性 40代)
-
水まわりが古いので、掃除をしても完全にはキレイにならずストレス(女性 50代)
-
キッチンが独立型のため、料理や食器を運んだりするのが大変なところ(女性 40代)
-
寝室が狭く、ベッドを置いたら部屋を出る通路がせまくなってしまい、体を横向きにして出ないといけないため、掃除がしにくい(女性 30代)
-
動線に物を置きたくないのに、夫婦間で家具の配置の意見があわない(女性 40代)
-
押し入れが昔ながらのものなので、ウォークインクローゼットが欲しい(女性 40代)
-
ベランダの洗濯物を干せるスペースが狭い(女性 30代)
-
水まわりが全て近い動線だったら楽だなぁと思う。いちいちお風呂に入ってキッチンに戻ってと時間ロスになってしまうことが多々ある(女性 30代)
-
ストックしている食品などを置いておく広めのパントリーがないのと、整理下手なのでほしいものを探すのが多くストレス(女性 50代)
-
少しの段差などがあるので動線は悪くないのに地味にストレス(女性 30代)
ストレスなく家事を行うために工夫していることは?
家事をする際に家の中でストレスを感じるポイントが「ない」と回答した人に、ストレスなく家事を行うために工夫していることを聞いてみました。
-
苦手な家事は家電に頼る(女性 20代)
-
こまめに整理整頓や配置を見直すこと(女性 50代)
-
部屋のつくり(動線部分)を広くした(男性 60代以上)
-
家におく物を減らす(女性 40代)
-
断捨離をこまめにする(女性 50代)
-
家を建てるときに水回りを集めて設計した(女性 40代)
-
ストックなどは使う場所の近くにまとめて保存しておく(女性 20代)
-
好きな道具をしっかり揃えておくこと(女性 20代)
-
収納力の高い小物をたくさん使う(女性 30代)
「物を増やさない」「定期的に断捨離する」など、あまり物を置かないことで掃除の負担を軽減しているコメントが目立ちました。こまめな整理整頓や収納力が高い小物を活用している人もいるようです。また、苦手な家事はロボット掃除機や乾燥機付き洗濯機などの家電に任せている人も多く見られました。


まとめ
今回は共働き夫婦を対象に、家事分担の事情について聞いてみました。家事を多少でも分担している夫婦は約9割。そのなかで具体的な分担を決めている人は約2割でした。しっかり分担している夫婦や、得手不得手や勤務形態などを考慮してフレキシブルに分担している夫婦など、それぞれの家庭の事情に合わせて分担を考えているようです。家事分担においてパートナーに不満やストレスに感じている人は4割ほどいました。ストレスを感じている人の多くは、負担の割合に関する不満を抱えているようです。
また、家事をする際に家の中でストレスを感じるポイントがある人は、半数強という結果になりました。収納の少なさや動線の不便さにストレスを感じている人が多いようです。ストレスを感じていない人は、あまり物を置かない(増やさない)、こまめに整理整頓するといった工夫を行っていました。
家事は生活するうえで必要なこと。ストレスを溜めないための工夫や、リノベーションで家事ラクを叶える家づくりを検討してみてはいかがでしょうか。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像