大安研の設立団体・大阪府の吉村洋文知事に「調査依頼書」を送付──「プベルル酸産生性真菌」の判定は、各株の実測によるものか、菌種の推定同定から導かれたものか

大阪健康安全基盤研究所の業務運営に関する確認を、設立団体の長に依頼しました(令和8年8月23日付・回答期限9月30日)

株式会社薫製倶楽部

株式会社薫製倶楽部(本社:岡山県都窪郡早島町、代表取締役:森 雅昭)は、令和8年8月23日付で、大阪府の吉村洋文知事宛に「調査依頼書」を送付しました。地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所(以下「大安研」)が発出した検査結果通知書における「プベルル酸産生性真菌」の判定について、設立団体の長として業務運営上の確認を求めるものです。

1 背景

昨日お知らせしたとおり、当社は令和8年8月23日、大安研理事長宛に「科学的疑義申立書」を提出しています(回答期限:令和8年9月11日)。

疑義の対象は、大安研が令和6年12月4日付健安細菌第300号をもって大阪市健康局長宛に発出した「検査結果通知書」(検査依頼番号R6-1007)です。同通知書は、検査項目の名称そのものを「プベルル酸産生性真菌」と表示し、各検体について「陽性(Penicillium adametzioides ○株分離)」又は「陰性」と記載しています。

同通知書の別添一覧表では、同定結果の列見出しが「シークエンス(ITS領域 and/or β-tubulin領域)による同定結果(推定菌種)」とされる一方、「P. adametzioides」とされた分離株はすべて「陽性」、他の菌種名が記載された分離株はすべて「陰性」とされ、菌種の同定結果と産生性の判定が完全に一対一で対応しています。同定結果欄が空欄の多数の分離株も「陰性」とされています。

仮に各株の産生を実測したのであれば、同一菌種に属する株の間で結果が分かれることが通常です。また、同定を経ていない株について「陰性」と記載する根拠は存しないことになります。

2 なぜ大阪府知事に依頼するのか

大安研は、大阪府及び大阪市が共同で設立した地方独立行政法人であり、吉村洋文知事は設立団体の長のお一人です。

本調査依頼は、大阪市の事務について調査を求めるものではありません。あくまで、府が設立した検査機関の業務運営として、本件判定がどのような科学的手続に基づいてなされたのかの確認をお願いするものです。

3 依頼事項(5点)

1 「プベルル酸産生性真菌」の「陽性」「陰性」の判定が、各分離株を培養しプベルル酸の産生を実測した結果によるものか、それとも菌種の推定同定結果から導かれたものか。

2 実測による場合、用いた分析法、プベルル酸標準品の供給元及び受領時期、標準品との対比の内容、並びにクロマトグラム等の一次データの保存状況。

3 実測によらない場合、菌種の推定同定をもって産生性の判定に代えたことが、検査機関としての業務運営上適切であったかについての、設立団体としての評価。

4 通知書の発出(令和6年12月4日)より前に、大安研から大阪市に対し本件検査の結果に関する連絡又は報告を行った事実の有無、その内容及び時期、並びに当該連絡等に関する記録の作成・保存の状況。

5 検査依頼(令和6年4月19日付)から通知書発出まで約7か月半を要したことが、業務処理として通常のものであったか。

4 本件判定の位置づけ

当社の情報公開請求に対し、関係行政機関からは次の各決定がなされています。

    

文書

      

内容

      

厚生労働省 発健生0729第5号  (令和8年7月29日付)

      

「紅麹」にプベルル酸が含まれていたことを示す科学的証拠文書の一切について、作成又は取得した事実はなく、保有していない

      

厚生労働省 発健生0731第4号  (令和8年7月31日付)

      

対象紅麹にプベルル酸が含まれていたことを示す科学的根拠資料、及び独立に検証可能な同定根拠資料を保有していない

      

大阪市 大大保第8290号 (令和8年8月17日付)

      

資料3の当該記載について、確認内容に関する記録はなく、本市が独自に検証を行った記録はなく、検証を行わないとした判断に関する記録もない

  

 

すなわち、当社がこれまでに取得した公文書による限り、本件事案において「プベルル酸を産生する」ことを積極的に判定した記載は、大安研の本件通知書の「プベルル酸産生性真菌 陽性」との記載に帰着します。その判定の科学的手続を確認することは、設立団体にとっても本件の根幹に関わる事項であると考えます。

5 今後の予定

大安研理事長への科学的疑義申立書の回答期限は令和8年9月11日(金)、大阪府知事への本調査依頼の回答期限は令和8年9月30日(水)です。回答があり次第、その内容をお知らせします。

会社概要

会社名:株式会社薫製倶楽部

所在地:〒701-0303 岡山県都窪郡早島町前潟611-1

代表者:代表取締役 森 雅昭(薬剤師)

事業内容:薫製食品の製造・販売

ブランド:倉敷ソーセージ、倉敷花桜ハム

TEL:086-483-0602 E-mail:sales@kunsei.co.jp

紅麹関連情報:https://kunsei.com/archives/category/benikoji

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会社概要

株式会社薫製倶楽部

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URL
https://kunsei.com
業種
製造業
本社所在地
岡山県都窪郡早島町前潟611-1
電話番号
086-483-0602
代表者名
森雅昭
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1998年06月