セガ エックスディー、新潟県三条市の駅前混雑緩和対策の企画支援を実施
ナッジアプローチによりユーザーの行動変容を促進
三条市は東三条駅前ロータリー付近の送迎時の駐停車による混雑の解消を目的として様々な対策を検討・実施してきました。運転者が駅前ロータリーを利用してしまう要因は、駅前駐車場が近くにあることを知らないことや、駅前駐車場までの距離や時間がわからない、30分までは無料で利用できることを知らない、などが挙げられます。また、送迎者にとっては、駅前ロータリーの方が駅から近く、すぐに車に乗り込めるなど、送迎者側のメリットが大きく、運転者への働きかけが弱いことが考えられます。
三条市の目的は、運転者に対して混雑時に駅前駐車場を送迎場所として利用してもらい、送迎者に対しては、駅前ロータリーではなく、駅前駐車場で待ち合わせしてもらうよう行動を促したいという狙いがありました。
セガ エックスディーは三条市より相談を受け、これらの課題に対して「ゲーミフィケーション」(「ついしたくなる」体験デザイン)の専門家として企画支援を行いました。中でも、ゲーミフィケーション手法のひとつである「ナッジ」アプローチによる駅前ロータリー利用者の行動変容を狙い、『ナッジ看板および駐車場ポイントカード』の企画・支援を行いました。
今後、セガ エックスディーは、ゲーミフィケーションのノウハウを活かし、三条市をはじめ地方自治体の様々な課題解決を目指してまいります。
<実施スケジュール>
2023年12月8日 看板設置
2023年12月中 駐車場ポイントカード実施
■ 『 ナッジ 』とは
「ゲーミフィケーション」とは、一般的にゲームの性質をゲーム以外の領域で活用することを指しますが、セガ エックスディーの考える「ゲーミフィケーション」は、人間の心理や行動特性の本質に基づいて、ユーザーや生活者の内発的欲求を引き出し顧客の気持ちを動かし行動を変える方法と定義しています。
・内発的欲求を引き出す3つの要素
① 認知的なエラーを利用した行動誘導(バイアス)
② ついやってしまう行動を誘導する(ナッジ)機能設計
③ ポジティブ、ネガティブ双方の感情的な体験による情緒的な価値または機能的な価
値を与える体験による属性と要素を戦略的に組み合わせたエンゲージメント強化
セガ エックスディーは、ユーザーに対して情緒的な価値をどのように感じてもらい、機能的な価値に基づいてどのように行動をとってほしいのかを考えた上で、アウトプットのひとつの形としてゲームの要素を活用しています。本案件では、その中でも主に「ナッジ」を活用して企画支援を行いました。
■「謎解き」看板の「謎」の設計はセガ エックスディー エクスペリエンスデザイン部 野尻が担当
コンサルティング業界で新規事業開発・ジョイントベンチャーの立ち上げなどを経験。現在セガ エックスディーのエクスペリエンスデザイン部のプロダクトマネージャーとして、社会課題を解決するスマートフォンアプリやカードゲームを企画・製作を担当。
■ 会社概要
会社名 株式会社セガ エックスディー
代表者 代表取締役社長 執行役員CEO 谷 英高
所在地 東京都新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー 20階
設立 2016年8月1日
事業内容 ゲーミフィケーション事業
記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
本文書に記載している情報は、発表日時点のものです。
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