RoomClip住文化研究所、調査レポート第1弾。「新型コロナで変わった暮らしと住まい」調査結果発表

〜2人に1人が食材ストックを始め、在宅ワーク関連投稿が85倍に〜 調査レポート 前編:https://lab.roomclip.jp/contents/life-post-covid-19/

ルームクリップ株式会社

住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip(ルームクリップ)」を運営するルームクリップ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 代表執行役員CEO :髙重 正彦、以下 ルームクリップ)は、4月20日(火)、住まいと暮らしの「今と未来」について調査・研究する組織「RoomClip住文化研究所」から初回調査レポート『新型コロナで変わった暮らしと住まい』を発表いたします。


■「RoomClip住文化研究所」とは? 〜調査の背景〜


「RoomClip住文化研究所」は、RoomClipに投稿された膨大な写真やコメント・タグなどの実例データと、検索や閲覧などの行動データ、ユーザーアンケート・インタビューなどを基に、住まい・暮らし領域のトレンドや消費性向などについて研究・発表するプロジェクトです。

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行から約1年が経ち、人々の生活・暮らしが大きく変わりつつある今、住まいにも大きな変化が押し寄せています。2021年に入り、世界各国のロックダウン・緊急事態宣言やワクチンの開発などの対策は進んでいますが、生活様式がコロナ以前に戻ることは想定しづらく、コロナ後のいわゆる「新しい生活様式、ニューノーマル」は今後さらに定着していくことが予想されます。

そのような社会背景の中で、暮らしはどのような変化をしたのか、また今後どのような変化が想定されるのか、RoomClipに投稿された写真や行動データをもとに、初回レポートを発表いたします。

※メディアの皆様
レポート内で紹介している各種データや写真のご提供や、代表事例となるユーザーのご紹介なども可能です。ご要望は、レポートの最後に記載しております広報担当までご連絡ください。


<トピックス>
変化1:衛生志向の高まりが、家の中に新たなスペースを生んだ
変化2:当たり前になった在宅ワーク、家の中でどう働く?
変化3:「おうち時間」投稿で見えてきた、「暇つぶし」の再定義・再構築
変化4:家での「食」の変化 「効率」と「充実」の両立が課題に
変化5:収納・整理整頓と、心の衛生管理


変化1:衛生志向の高まりが、家の中に新たなスペースを生んだ

◆ 76%の家庭で除菌アイテムの常設スペースが誕生。「玄関にマスク置き場」は18%

RoomClipユーザーへのアンケートでは、83%の人がマスクの保管場所を家に作り、76%が自宅に除菌アイテムの常設スペースを作ったと回答。特に玄関にマスクの保管スペースを作った人は18%となりました。使い捨てマスクの収納にも使える収納アイテムや、見た目がシンプルで使いやすい除菌スプレーの容器、あるいは急増した衛生関連アイテムの収納の仕方などのノウハウが数多く共有されました。

<事例>
・玄関に消毒やペーパーを設置しドアノブや衣類等の消毒をしてから入室出来るようにした
・来客や宅配業者さんが来た時用に玄関にマスクをかけるスペースを作った
・使い捨てマスクは部屋に持ち込まず、すぐにを捨てられるように、玄関にゴミ箱を設置した
・洗濯機の前に、洗って使えるマスクを入れるマスク専用ランドリー袋を設置した
・洗濯機の側面にマグネットで洗濯ネットをぶら下げ洗濯するマスクを入れる、マスク入れを付けた

◆新たに買ったものに衛生・掃除関連アイテムが多くランクイン。掃除機や加湿器の購入も。

コロナがきっかけで新たに購入したもの/買い替えたもののアンケートにも、衛生関連のアイテムが数多くランクインしました。マスクや除菌スプレーはもちろんですが、掃除機や加湿器、空気清浄機、エアコンなど住環境の清潔さを保つ家電が多く買われました。さらに新築やリフォームのタイミングがあった家庭では、除菌を設備として導入するケースもみられました。


変化2:当たり前になった在宅ワーク、家の中でどう働く?

コロナをきっかけとして首都圏や関西圏を中心に本格的に進み始めた在宅ワーク。オンラインで仕事ができるツールや環境が整備されていたこともあり、外出制限が緩和されている期間でも継続して在宅ワークをする人が増えました。ただし、もともと書斎やワークスペースがなかった家庭も多く、RoomClipには在宅ワークをするための創意工夫や、急遽やることになったドタバタについての投稿が数多く寄せられました。

◆在宅ワークに関連する検索と投稿が急増。2021年に入ってさらなる盛り上がり。

在宅ワークに関連する投稿は緊急事態宣言の前後1年間で比べると85倍、検索は306倍と急激に増加しました。最初の緊急事態宣言が発令され、急遽在宅ワークを始めることになった家庭が多かった2020年4月に大きく増加。その後少し落ち着きますが、夏ころにまた小さなピークがあります。これは在宅ワークの長期化に備えて、環境をより整備する人が多かったためと見られます。そして投稿、検索ともに2021年に入って更なる盛り上がりが生まれています。2021年に入り、二度目の緊急事態宣言が発令されたこと、そして新年度に向けて改めて在宅ワークの環境を整える家庭が増えているとみられます。


変化3:「おうち時間」投稿で見えてきた、「暇つぶし」の再定義・再構築。

RoomClipやSNSでは、家の中のアクティビティを表す際、タグなどの冒頭に「おうち」をつける文化があります。昔からの定番だった「#おうちカフェ」がその代表です。そんな家の中のアクティビティと趣味の時間もまたコロナの影響を大きく受けました。家の中にいる時間が圧倒的に増えたこと、そして外でのアクティビティを抑制せざるを得なくなったことで、家の中で楽しく豊かに過ごすための様々な知恵や工夫がRoomClipに投稿されました。

◆「おうち○○」のタグは一気に多様化。通常の年に比べて2倍以上の種類のタグが生まれた。

​「おうち○○」関連の投稿・検索は2020年5月をピークに大きく伸びました。前項の在宅ワークは4月がピークだったのに比べて1ヶ月遅くピークが出たのは興味深いところです。この時期に投稿が増えたタグとして「おうち居酒屋」「おうちキャンプ」「おうちカフェ」などがあります。また、「おうち」で始まるタグがどれくらい新しく生まれているかを調べたところ、2020年2月以前までは毎年の生成数が安定していましたが、2020年3月からの1年間は従来に比べて2倍以上の種類の「おうち○○」のタグが生まれていることがわかりました。家の中でのアクティビティが増加しただけでなく、多様化していることが読み取れます。


◆半数以上が趣味のためのスペースを新設/改善。

家の中のアクティビティが増加/多様化したことで、家自体にも変化が訪れ始めています。アンケートでは64%の人が、コロナをきっかけとして家の中にスペースを新設したり改善したりしたと回答しました。「おうちの外で過ごすためのスペース(ベランダやお庭など)」(17%)、「趣味の時間のためのスペース」(16%)、「息抜き/リラックスするためのスペース」(16%)など、趣味や余暇のためのスペースの回答が上位に上がりました。ニューノーマルが定着することで、今後はさらに設備などにも、おうち時間のためのニーズが生まれると考えられます。


変化4:家での「食」の変化 「効率」と「充実」の両立が課題に

◆食習慣に大きな変化。2人に1人がテイクアウトの利用や、食材ストックを始めた。

RoomClipユーザーへのアンケートでは、86%の人が「家での食事頻度が増えた」と回答しました。ユーザーアクティビティを見ても「おうちごはん」というタグがついた投稿数が2020年に急増しました。食事にまつわる新たな習慣としては、40%以上の人が「テイクアウト」や「食材のストック買い」と回答。デリバリーやお取り寄せなども含めて、家の中での食の習慣の多様化が進みました。


変化5:収納・整理整頓と、心の衛生管理

「収納」と「整理整頓」は、RoomClipにおいて以前から注目度が高いトピックで、数多くの人が収納や整理についてのノウハウや悩みについて投稿や検索をしていました。そんな定番のトピックにも、新型コロナによる暮らしの変化が影響を与え始めています。

◆ステイホームは多くの人にとって収納見直しのきっかけに。

RoomClipユーザーへのアンケートでは、整理収納について取り組んだこととして、62%が「持ち物全般の見直し・処分をした」と回答。「クローゼットや押し入れの整理」「収納スペースの見直し」もそれぞれ過半数以上が実施しています。家にいる時間が増えたことによって、改めて収納が住まいにおける主要なトピックとなりました。

多くの人が「不用品処分」や「収納の見直し」など、「家をキレイに整えること」に取り組んだ事が分かります。特に複数のメンバーと同居する家庭においては、家がキレイに整っていることは、自分自身や家族の心の衛生状態を健やかに保つためにも重要な課題となります。その最初の大きなステップとして、手にした家で過ごす余暇を多くの人が「整理整頓」や「不要物の処分」に充てたのでしょう。しかし、一時的なキレイは、家で過ごす時間が増えた新しい日常ではサステナブルではありません。掃除機の買い替えや収納の見直しも行われたのは、キレイな状態を無理なくキープするための手段の一つとして選ばれたからだと言えます。


<調査概要>
調査手法:インターネットアンケート
調査の対象:RoomClipユーザー
有効回答数:1733
調査実施日:2021年3月11日〜3月16日

<調査レポートの詳細につきまして>
今回のプレスリリースは、調査結果の一部抜粋となっております。
調査結果のすべて、およびユーザーの実例写真は、以下のレポートから見ることができます。

RoomClip住文化研究所 調査レポート第1弾
「新型コロナで変わった暮らしと住まい」調査レポート
 
【前編】https://lab.roomclip.jp/contents/life-post-covid-19/
【後編】5月公開予定
  • RoomClipについて

家具や家電、雑貨などインテリアの写真を投稿・閲覧できる、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォームです。スマートフォンアプリとインターネットのウェブサイトを展開しています。 現在月間ユーザー数は600万人、写真枚数は450万枚を超えます。RoomClipは日本で最も「実際に人が生活している部屋の写真とデータ」が集まっているサービスです。雑誌やテレビなど年間に100以上の媒体でRoomClipユーザーが紹介されています。
 
  • ルームクリップ株式会社について
代表者 : 髙重 正彦
設立 : 2011年11月24日
所在地 :東京都渋谷区千駄ヶ谷1-28-1
URL : https://corp.roomclip.jp/
事業内容: 「RoomClip」「RoomClipビジネス」「RoomClipショッピング」の企画・開発・運営
RoomClip iOSアプリ
https://itunes.apple.com/jp/app/id520802798
RoomClip Androidアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tunnel.roomclip
RoomClip Webサイト
https://roomclip.jp/
RoomClipビジネス
https://roomclip.jp/business/
RoomClipショッピング
https://roomclip.jp/shopping/
RoomClip住文化研究所
https://lab.roomclip.jp/
 
  • 報道関係者様の問い合わせ先
ルームクリップ株式会社 広報担当
問い合わせフォーム:http://corp.roomclip.jp/contact/corp

 
 

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会社概要

ルームクリップ株式会社

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URL
https://corp.roomclip.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-28-1 佳秀ビル2階
電話番号
-
代表者名
髙重 正彦
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2011年11月