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全国のドライバーに「2023年あおり運転実態調査」を実施

チューリッヒ保険会社

チューリッヒ保険会社(東京都中野区、日本における代表者および最高経営責任者:西浦 正親)は、今年で6回目となる「あおり運転実態調査」を行い、全国のドライバー2,230人にご回答いただきました。

 

「あおり運転をされた経験がある」と回答したドライバーは53.5%と未だ半数を占めており、引き続き日々の運転には注意が必要です。あおり運転をされたきっかけとしては、「制限速度で走っていた(23.5%)」「スピードが遅かった(22.4%)」といった運転速度に起因するもの、また「追い越しをした(16.3%)」「合流をした(14.3%)」「車線変更をした(12.2%)」などの運転行動に起因するものが見られます。また、あおり運転に遭わないための対策としては、「車間距離をしっかりとる(51.3%)」が最も多く、周囲を刺激しない運転を心がけているドライバーが多い結果となりました。

 

本調査では専門家の見解も交え、最新のあおり運転の実態と、あおり運転に遭わないための工夫や遭ってしまった場合の対処法、またドライブレコーダーの利用状況などを公開します。当社は今後もドライバーの皆さまが安全にカーライフを楽しめるよう情報発信を続けてまいります。

 

 

【調査結果要約】

1. あおり運転をされた経験があるドライバーは53.5%と、2018年の調査開始時(70.4%)よりは減少しているものの、依然として半数を占める結果に。

2. 2020年6月末に施行されたあおり運転の厳罰化を盛り込んだ「改正道路交通法」により、あおり運転が「減少したと思う」と回答したドライバーは51.6%。

3. 遭遇したあおり運転は、「あなたの自動車に激しく接近し、もっと速く走るように挑発してきた」が75.5%と最多。その際にとった対処方法としては「道を譲った」「何もしなかった」「他の道に逃げた」など、あおり運転をやり過ごしたドライバーが目立つ結果に。

4. あおり運転をされたきっかけに思い当たることがない人が75.5%。思い当たることがある人が考えるきっかけは「制限速度で走っていた(23.5%)」、「スピードが遅かった(22.4%)」が多い結果に。

5. あおり運転をされないための工夫は「車間距離をしっかりとる」(51.3%)」の他、「ドライブレコーダーを設置した(33.5%)」人も。

6. ドライブレコーダーの普及により、あおり運転が「減少すると思う」と回答したドライバーは66.3%。

7. ドライブレコーダーは約半数(51.5%)のドライバーが利用。

8. 現在ドライブレコーダーを利用している理由は「事故発生時に自分が不利にならないようにするため(82.5%)」が最多。加えて、現在使用しているドライブレコーダーの導入のきっかけは、「自動車事故やあおり運転のトラブルに関する報道・記事を見たため(59.5%)」「安全意識を高めるため(32.5%)」と続く。

9. ドライブレコーダーを利用していない理由としては、「機器の購入や取り付けに費用がかかるため(62.5%)」が最多。

 

【調査概要】

調査タイトル: あおり運転に関する調査

調査方法      : インターネットリサーチ

調査期間      : 2023年6月23日~6月24日

調査対象      : 1週間に1回以上運転している全国のドライバー2,230人

【出典について】本調査内容を転載される場合は、出典がチューリッヒ保険会社であることを明記くださいますよう、お願いいたします。

 

1. あおり運転をされた経験があるドライバーは53.5%と、2018年の調査開始時(70.4%)よりは減少しているものの、依然として半数を占める結果に。


あおり運転をされた経験のあるドライバーは2018年の調査開始時(70.4%)よりは減少しているものの依然として約半数(53.5%)を占める結果となりました。また、悪質なあおり運転事件に関する報道をうけて、80.1%のドライバーが、あおり運転を受けないよう以前より意識して運転をしています。

 

2. 2020年6月末に施行されたあおり運転の厳罰化を盛り込んだ「改正道路交通法」により、あおり運転が「減少したと思う」と回答したドライバーは51.6%。
 

悪質なあおり運転に起因する事件、事故が多発し、あおり運転に対する問題意識が高まっています。2020年6月には、あおり運転の厳罰化を盛り込んだ「改正道路交通法」が施行されました。この法改正によりあおり運転が減少したと思うかとの問いでは、「減少したと思う」と回答したドライバーは51.6%となりました。また、「減少したとは思わない」と回答した人は、理由として「危険な運転をする人の心理や行動は変わらないと思うから(73.2%)」が最も多く、「罰則の厳しさが十分ではないと思うから(54.1%)」が続きました。

 

【九州大学 志堂寺教授の見解】

悪質なあおり運転を「妨害運転」として厳罰化したのは2020年6月の道路交通法改正でした。今回のアンケート調査で2020年6月に相当する時期以降にあおり運転をされた(半年以内にある〜3年以内にある)との回答は38.1%となっていますので、厳罰化以降も多くのドライバーがあおり運転をされていることになります。特に、半年以内にあるという回答は13.2%もあり、あおり運転が今年に入ってからもかなり頻繁に行われていることを示唆する結果となっています。
あおり運転をされたかどうかは主観的判断に基づくため、短い車間距離で追従された場合には、追従したドライバーにはあおり運転をしているつもりはなくても、追従されたドライバーはあおり運転をされたと捉えてしまうようなこともあると思います。あおり運転をしたつもりではないかもしれませんが、先行車のドライバーに心理的圧迫を与えたことには変わりはありません。
このため、普段から車間距離が短いドライバーは、あおり運転と間違われないよう、車間距離を十分にとって運転するよう習慣化する必要があります。適切な車間距離は、一般道路で2秒か3秒、高速道路で3秒程度の時間差(車間時間)と言われています。
 

 

3. 遭遇したあおり運転は、「あなたの自動車に激しく接近し、もっと速く走るように挑発してきた」が75.5%と最多。その際にとった対処方法としては「道を譲った」「何もしなかった」「他の道に逃げた」など、あおり運転をやり過したドライバーが目立つ結果に。
 

遭遇したあおり運転について聞いたところ、「あなたの自動車に激しく接近し、もっと速く走るように挑発してきた」が75.5%、続いて「車体を接近させて、幅寄せされた」が21.5%でした。また、その際にとった対処方法は、「道を譲った(42.5%)」「何もしなかった(36.0%)」「他の道に逃げた(13.5%)」と続き、あおり運転をやり過ごしたドライバーが目立つ結果となりました。

 

【九州大学 志堂寺教授の見解】

私はあおり運転には、「道具型あおり運転」と「衝動型あおり運転」の2パターンがあると思っています。
「道具型あおり運転」は邪魔な車を排除するためにあおり運転を道具として使うタイプです。この場合、ドライバーは前の車が邪魔だと思っていますので、42.5%の方が回答されているように道を譲るのが無難な対応となります。
もうひとつの「衝動型あおり運転」は何かがきっかけで逆上し相手に警告や制裁を与えたいという意図で行うあおり運転です。この場合は、危険な運転行為に及ぶ可能性があるため、より注意が必要です。身の危険を感じる場合は、躊躇せずに警察に連絡をするようにしましょう。
 

 

4. あおり運転をされたきっかけに思い当たることがない人が75.5%。思い当たることがある人が考えるきっかけは「制限速度で走っていた(23.5%)」「スピードが遅かった(22.4%)」が多い結果に。

あおり運転をされたきっかけについて、思い当たることがない人が75.5%と、多くを占める結果となりました。「思い当たることがある」と答えた人にきっかけと考えられる運転行動を聞いたところ、「制限速度で走っていた(23.5%)」「スピードが遅かった(22.4%)」と続き、あおり運転のきっかけと考えられる行動は、運転速度に関するものが多い結果となりました。

 

5. あおり運転をされないための工夫は「車間距離をしっかりとる(51.3%)」の他、「ドライブレコーダーを設置した(33.5%)」人も。
 

あおり運転を受けたことがあるドライバーに、あおり運転をされないように工夫していることを聞いたところ、「車間距離をしっかりとる(51.3%)」「ドライブレコーダーを設置した(33.5%)」「周囲をよく見て、相手に譲る(32.0%)」と続き、周りのドライバーを刺激しない運転を心がけるとともに、ドライブレコーダーを設置することであおり運転をされないよう対策をとる人が目立ちました。

 

【九州大学 志堂寺教授の見解】

あおられるきっかけとして速度に関する回答が多い結果となっていますが、これは「道具型あおり運転」に遭遇することが多かったためではないかと思います。一方、「追い越しをした」「合流をした」「車線変更をした」ことがきっかけとなっている場合は、「衝動型あおり運転」を誘発した可能性があります。
また、あおり運転に遭った回答者のうち75.5%は思い当たるきっかけがないと回答していますが、実際にきっかけとなるようなことがなかったかどうかはわかりません。自衛手段として、普段から、あおり運転をされないために、周囲に迷惑をかけない運転、他のドライバーを気遣った運転を心がけることが重要です。
 

6. ドライブレコーダーの普及により、あおり運転が「減少すると思う」と回答したドライバーは66.3%。


ドライブレコーダーの普及であおり運転が減少すると思うか聞いたところ、66.3%のドライバーが「減少すると思う」と回答し、ドライブレコーダー普及への期待が大きい結果となりました。

 

7. ドライブレコーダーは約半数(51.5%)のドライバーが利用。
 

ドライブレコーダーの利用について聞いたところ、約半数(51.5%)がドライブレコーダーを利用しているという結果となりました。

 

8. 現在ドライブレコーダーを利用している理由は「事故発生時に自分が不利にならないようにするため(82.5%)」が最多。加えて、現在使用しているドライブレコーダーの導入のきっかけは、「自動車事故やあおり運転のトラブルに関する報道・記事を見たため(59.5%)」「安全意識を高めるため(32.5%)」と続く。


ドライブレコーダーを利用している理由は「事故発生時に自分が不利にならないようにするため(82.5%)」が最も多い結果となりました。また、現在使用しているドライブレコーダーについて、導入のきっかけは「自動車事故やあおり運転のトラブルに関する報道・記事を見たため(59.5%)」「安全運転意識を高めるため(32.5%)」「防犯対策のため(30.5%)」と続きました。

 

9. ドライブレコーダーを利用していない理由としては、「機器の購入や取り付けに費用がかかるため(62.5%)」が最多。


ドライブレコーダーを利用していないドライバーを対象に、その理由を聞いたところ、「機器の購入や取り付けに費用がかかるため」が62.5%で最も多くなりました。また、「ドライブレコーダーを設置するとしたら、どの程度の費用まで出せると思いますか?」との問いには、10,000円以内が50.4%、20,000円以内が31.2%と回答しました。なお、「金額を問わず取り付ける必要を感じない」人は3.2%と少ない結果となりました。

 

【九州大学 志堂寺教授の見解】

さまざまなトラブル予防のためにドライブレコーダーを取り付けているようです。ドライブレコーダーは車両の内外の状況を映像や音声で記録するものであるため、証拠価値は非常に高いものとされています。
興味深いのは、言いがかり対策としてあおり運転の加害者にならないように取り付けているドライバーが46.5%もいる点です。あおり運転をしていないのにあおり運転をしたと言われた場合に、自分の潔白を示すための証拠がほしいというわけです。ドライバーはあおり運転をされることの心配だけでなく、間違って自分があおり運転をしたとみなされることについても心配していることが示されています。あおり運転については多くのドライバーがかなり敏感になっていることを示していると思います。


 

【志堂寺 和則  九州大学大学院システム情報科学研究院教授】

1962年生まれ。九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。九州大学助手、長崎大学講師、九州大学助教授、准教授を経て現在に至る。専門は、交通心理学、ヒューマンインタフェース。実車やドライビングシミュレータを用いたドライバーの運転行動の計測や運転適性の研究に従事。著書には、『交通心理学』(北大路書房)、『交通心理学入門』(企業開発センター)、『交通事故防止の人間科学』(ナカニシヤ出版)、『だまされる脳』(講談社)、『ヒューマンインタフェース』(コロナ社)、『レクチャー ヒューマンコンピュータインタラクション』(数理工学社)、『大切な親に、これなら「決心」させられる! 免許返納セラピー』(講談社 監修)などがある。

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