空港をテーマとする共創・研究開発拠点「terminal.0 HANEDA」に参画、実証実験をスタート

~非住宅分野への展開として、サステナブルな“交通インフラ施設”に貢献~

大建工業株式会社

大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、この度、非住宅分野での活動領域の拡大を目的に、日本空港ビルデング株式会社(東京都大田区、社長:田中一仁)が運営する、羽田空港の課題解決に異業種連携で取り組む研究開発拠点「terminal.0 HANEDA」(以下、terminal.0)に参画し、7月1日よりサーキュラーエコノミー(循環型経済)に関する実証実験を開始しましたのでお知らせします。

「terminal.0」の空間イメージ

【参画の背景・目的】

当社は、公共・商業建築分野(非住宅分野)を重点市場の1つとして掲げ、商業施設やオフィスなど、様々な施設に向けた、高機能で意匠性も高いサステナブルな建材の開発や、それらを用いた快適空間に資するソリューション提案を進めております。こうした中、同分野における新たな提案先施設として、近年、サステナブル素材の活用や内装等の木質化を積極的に進めている「交通インフラ施設」に着目しておりました。

そこで今回、これまで当社が培ってきた快適空間を構成する建材やソリューションを発展させ、交通インフラ施設の空間価値向上に貢献すべく、羽田空港の課題解決に異業種連携で取り組む研究開発拠点「terminal.0」への参画を決定しました。今後は、参画企業との共創や、「terminal.0」での実証実験を通じて、当社の強みであるエコ素材を活用したサーキュラーエコノミーに関する新たなソリューション開発に取り組み、交通インフラ施設を含めた提案領域の拡大を目指してまいります。

【実証実験概要】      

当社の「terminal.0」における取り組みの第一弾として「再生可能なトイレブース」の実証実験を開始しました。トイレブースは、大掛かりな改修工事を伴わずに設置や撤去作業が可能かつ、誰もが使用する設備であることから、利用者への気づきや意識醸成を促す場としても有用性が期待されます。
今回の実証実験では、廃棄衣類繊維を原料とした株式会社ワークスタジオの繊維リサイクルボード「PANECO®」と、建築廃材を再資源化した当社の「インシュレーションボード」を組み合わせたサステナブルなボードを制作し、「terminal.0」内のトイレブースの扉や壁・カウンターとして施工したほか、トイレブース内には、資源循環のメッセージを掲示することで、利用者に気づきを促し、サステナビリティへの意識醸成を図ります。なお、施工したボードを使用後に粉砕・形成することで、新たなボードとして再利用する検証も予定しています。

「terminal.0 HANEDA」内トイレブース

今後は、今回の実験結果をもとに、本ボードの実用化に向けた市場性や品質面の確認を進めてまいります。

「terminal.0 HANEDA」内トイレブース

【「terminal.0 HANEDA」について】

羽田空港ターミナルの建設、管理・運営を行う日本空港ビルデングが、「terminal.0」の取り組みに参画する企業・団体と共に設置する、空港を主要テーマに置いた研究開発と実証実験を行うためのR&Dとコワーキングの拠点です。「人のこころを動かすために、空港が出来ることのすべて。」をテーマに掲げ、空港課題の解決や「羽田空港の未来」の具現化にむけた研究開発を、「保安検査場」「空間デザイン」「先端技術」「設備関連」「未来空港関連」等の項目ごとに取り組んでいます。
2025年7月8日時点の参画企業・団体は、34社 2大学 1団体です。

■「terminal.0 HANEDA」施設概要

以上

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会社概要

大建工業株式会社

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URL
https://www.daiken.jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府大阪市北区中之島3丁目2番4号 中之島フェスティバルタワー・ウエスト14F
電話番号
-
代表者名
億田正則
上場
未上場
資本金
153億円
設立
1945年09月