病気とたたかう子どもたちに寄り添うファシリティドッグ 退院した子どもたちとのふれあいイベントを開催します
「アニーにもう一度会いたい」再会を望む子どもたちの声から実現
シャイン・オン!キッズは2012年から神奈川県立こども医療センターへファシリティドッグ、アニーを派遣しています。ファシリティドッグは入院中の子どもたちに寄り添い活動するため、退院したお子さんと会う機会はありません。そこでこの度、神奈川県立こども医療センターを退院した子どもたちを対象に、アニーに再会するイベント「シャイン・オン!運動会」を開催する運びとなりました。病院勤務のファシリティドッグには退院すると会えないことから、「アニーにもう一度会いたい!」という多くの声がきっかけとなっています。
【シャイン・オン!運動会 概要】
日時: 2023年5月28日(日) 10時から11時30分
対象: 神奈川県立こども医療センターを退院した子どもとご家族 抽選で20家族
会場: 横浜市内(ご取材申込みの方へ詳細をお伝えします)
この事業はジョンソン株式会社様のサポートを受けて実施します。
プログラム
9:30 Welcomeタイム 五感で楽しむ音楽ワークショップを展開するエリクオの生演奏でお出迎え
10 : 00 主催者の挨拶 ハンドラーの挨拶
10 : 10 準備体操 音楽に合わせて顔や手を動かして遊びます
10 : 25 玉入れ
10 : 55 アニークイズ
11 : 05 パン食い競争
11 : 25 閉会式
退院したお子さんとファシリティドッグの再会イベントとしては、2017年に神奈川県立こども医療センターで「ファシリティドッグふれあい音楽フェスティバル2017」を、2022年に静岡市内で「シャイン・オン!ピクニック」を実施しております。
◾️出演者紹介
アニー ゴールデン・レトリーバー(メス)
2016年3月27日オーストラリア生まれ。生後2か月の頃よりアシスタンス・ドッグス・オブ・ハワイにて訓練を開始。2017年に来日し、日本で3番目のファシリティドッグとしてハンドラーの森田優子とともに神奈川県立こども医療センターにて活動中。
森田 優子(もりた ゆうこ) ファシリティドッグ・ハンドラー
2010年、日本初のファシリティドッグ・チームとして、ベイリーとともに静岡県立こども病院で活動を開始。その後、神奈川県立こども医療センターに転任。2017年にベイリーの後任犬であるアニーを迎える。日本におけるファシリティドッグハンドラーの第一人者として、病気とたたかう子どもたちに寄り添うほか、2019年より開始したファシリティドッグ育成でも重要な役割を担う。
https://readyfor.jp/projects/facilitydog5/announcements/239677
erikuo (エリクオ)
2005年結成。マリンバ&グラスハープ大橋エリ、ギター後藤郁夫のデュオ。発想、創造、五感で楽しむオリジナル音楽あそびのワークショップを全国で展開。身近な楽器や素材、世界の民族楽器などを使った華やかな演奏、オリジナルのリズム遊び、からだ遊び、手作り楽器、音まねなど多彩なコンテンツを持つ。
2008〜2010年NHKスタジオパークライブにレギュラー出演。NHK「ひるまえほっと」「ムジカ・ピッコリーノ」日テレ「THE MUSIC DAY」「世界番付」他TV出演多数。幼児教材の出演、作編曲、多数。0〜100歳まで喜ばれる幅広い演奏を展開する。
公式サイト http://erioha.com/html/erikuo.html
Youtube https://www.youtube.com/user/nanairo084
erikuoの大橋エリ先生は、シャイン・オン!キッズの小児病棟向けオンラインプログラム「シャイン・オン!コネクションズ」の「エリ先生と歌おう!」出演の他、視覚障害のある子どもにオンラインでカリンバの個人レッスンも行っています。力が入らない、曲げにくい、など体に不自由さがあっても持ちやすく工夫したオリジナルの”楽器”を使って、子どもたちも演奏に参加します。
天野ひかり(司会)
「おやこみゅ」NPO法人親子コミュニケーションラボ代表理事
フリーアナウンサー/NHK「すくすく子育て」元キャスター
子どもの自己肯定感を育てるコミュニケーションアドバイザーとして全国で講演や企業セミナー講師など。著書にベストセラー「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」など。
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◾️ファシリティドッグとは
病院に常勤して医療チームの一員として働けるように、専門的なトレーニングを受けた犬です。ハンドラー(ペアを組む臨床経験のある看護師)と共に活動し、単なる患者との触れ合いにとどまらず、小児がんや重い病気の治療にも関わっています。
日本では神奈川県立こども医療センターの他、静岡県立こども病院、東京都立小児総合医療センター、国立成育医療研究センターの4病院で展開しています。ファシリティドッグの大きな特徴は、毎日同じ病院に勤務し、個々のニーズに合わせた活動を行うことです。痛い検査や手術室への付き添い、リハビリ支援なども行います。いろいろな病院や施設を巡回訪問することはありません。ときどき訪れて短い時間だけふれ合うのではなく、同じ犬がいつもそこにいて多くの時間を繰り返し過ごせることが、入院治療している子どもたちの心の励みになります。
神奈川県立こども医療センターでは、2012年より初代ファシリティドッグのベイリー、2018年よりアニーが勤務しています。入院中のお子さんにとって、ファシリティドッグは特別な友達。苦いお薬を飲む時、怖い注射の時間など、辛い局面を乗り越えるときにそばにいてくれる「しっぽのはえた仲間」です。しかしながら、ファシリティドッグは病棟勤務のため、治療が終わり退院したお子さんが会う機会は通常ありません。退院してお家で過ごすのは嬉しいけれど、いつかまた会いたいと思い続けていた皆さんを、今回、ご招待させていただきました。
◾️認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ
小児がんや重い病気の子どもたちとそのご家族を心のケアのプログラムで支援。ファシリティドッグ・プログラム(動物介在療法)、ビーズ・オブ・カレッジ プログラム(アート介在療法)、キャンプカレッジ(小児がん経験者のコミュニティ運営)、シャイン・オン!コネクションズ(オンラインで心のケアや学習支援アクティビティを提供)、シャイン・オン!フレンズ(小児がん経験者のWEBコミュニティ)などを運営。2006年設立、2023年4月現在全国28病院にて活動中。
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