SnowflakeとAnthropic、エージェント型AIをグローバル企業に提供する2億ドルのパートナーシップを発表

Snowflake合同会社

パートナーシップ拡大によりAnthropicのClaudeモデルをSnowflake Cortex AIと連携させ、12,600社以上の顧客向けにClaudeの高度な推論能力とSnowflakeのガバナンスされたデータ環境を統合し、共同でGo-to-Market活動を推進

※本報道資料は米国スノーフレイク社が12月3日に発表した内容の抄訳です。

  • SnowflakeとAnthropicは数億ドル規模のパートナーシップ拡大を発表。Claude搭載エージェントを活用し、機密性の高いエンタープライズデータにおける複雑な多段階分析を組織が処理する支援を提供

  • 本発表はSnowflakeとAnthropicの既存の連携を拡大するものであり、数千のSnowflakeの顧客がすでに月あたり何兆ものClaudeトークンをSnowflake Cortex AIを通して処理

  • Snowflakeはエンジニアリング部門と営業部門全体で、開発者の生産性向上のためのClaude Codeや、取引サイクルを加速するClaude搭載のGTM AIアシスタントを利用

AIデータクラウド企業であるSnowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)と、AIの安全性と研究に注力するAnthropicは本日、戦略パートナーシップの大幅な拡大を発表しました。複数年にわたる2億ドルの契約により、AnthropicのClaudeモデルをSnowflakeプラットフォームの3つの主要クラウドを通じ12,600以上の世界中の顧客に提供するほか、AIエージェントを世界最大規模の企業に展開することに注力する共同のグローバルGTM(Go-to-Market)の取り組みを構築します。またClaudeは、SnowflakeのエンタープライズインテリジェンスエージェントであるSnowflake Intelligenceの主要モデルとなり、好奇心を喚起し、探求を促進し、イノベーションを加速する単一の信頼できるエージェントを通して組織のすべての知識を提供することで仕事のあり方を変革します。

このパートナーシップ拡大はSnowflakeとAnthropicの既存の連携を基盤としており、数千のSnowflakeの顧客がすでに月あたり何兆ものClaudeトークンをSnowflake Cortex AIを通して処理しています。コラボレーションの次の段階では、多段階分析を処理可能な最先端のAIエージェントをSnowflake上に展開することに焦点を当てています。これはClaudeの高度な推論能力と機密データを安全に扱う機能によって実現され、金融、業務、顧客データなど広範な文脈を理解し、慎重に推論を進め、単に回答を提示するだけでなくその過程を示すことが可能となります。Claudeの推論能力とSnowflakeのガバナンスされたデータ・AI環境を組み合わせることで、金融サービス、医療、ライフサイエンスなどの規制産業の顧客は、試行段階から本番環境への移行を確信を持って進められます。

例えば、医療企業はClaudeを搭載したSnowflake Intelligenceを活用し、患者の病歴と治療プロトコルを統合して臨床判断を支援するエージェントを構築できます。これらはすべて、AIデータクラウドのセキュリティとガバナンスの枠組み内で実現されます。

SnowflakeのCEOであるSridhar Ramaswamyは次のように述べています。「Snowflakeの最も戦略的なパートナーシップは規模だけで測れるものではなく、イノベーションの深さや両者で創出できる顧客価値が重要です。厳選された特別なパートナーの1社となるAnthropicとは、数億ドル規模の契約、製品レベルでの共同イノベーション、そして世界中の顧客にともに貢献してきた実績があります。両社で協力し、企業が拡張性のあるコンテキスト認識型AIを最も重要な事業データに基づいてこれまで以上に展開できるよう支援します」

AnthropicのCEOで共同創業者のDario Amodei氏は次のように述べています。「企業は長年かけて安全で信頼性の高いデータ環境を構築してきました。今や、その環境内で妥協なく機能するAIを求めています。この提携により、ClaudeがSnowflakeに直接統合されます。Snowflakeには既にデータが存在しています。これは、最先端のAIを企業にとって真に有用なものにするための重要な一歩です」

Intercomのエンジニアリング担当副社長であるDave Lynch氏は次のように述べています。「Snowflake Cortex AIではAnthropicのClaudeモデルを活用しており、これにより顧客との協業方法が変革され、サポートボリュームにおけるFin AIエージェントの自動化率向上を実現しています。特に大規模で要求の厳しい顧客との取り組みは、全体的に効率性と効果性が向上しました。以前は到底実現不可能だったことが可能になりました。今後も、Snowflakeのプラットフォームの堅牢なセキュリティとガバナンス基盤を基盤に、顧客への影響力とIntercomの収益拡大を推進できる領域を追求していきます」

SnowflakeとAnthropic、エンタープライズ対応AIを提供
AnthropicのClaudeモデルを、管理されたビジネスに不可欠なエンタープライズデータにSnowflake内で直接組み込むことで、両社の顧客は実際の価値を創出するAIエージェントをより迅速に提供できるようになります。このパートナーシップによる主なメリットは以下のとおりです。

  • データを行動に転換する:Claude Sonnet 4.5を搭載したSnowflake Intelligenceは、すべてのユーザーが簡単にインサイトを活用できるエンタープライズインテリジェンスエージェントです。ビジネスユーザーは、自然言語のプロンプトのみで、あらゆる構造化データや非構造化データを分析、推論し、インサイトを引き出すことができます。

  • マルチモーダルAIにより、深い分析を実現:Snowflake Cortex AI Functionsにより、Snowflakeがリリース日からホストしているAnthropicのClaude Opus 4.5などの最新モデルを活用し、従来のテーブル形式の数値からテキスト、画像、音声まであらゆるデータタイプのクエリを、ユーザーが使い慣れたデータ管理の汎用言語であるSQLを利用して行うことができます。

  • カスタマイズされたマルチエージェントソリューションの構築:Snowflake Cortex Agentsにより、ユーザーは信頼性の高い本番対応のデータエージェントを構築し、構造化データ、非構造化データをより正確に取得できます。これらのデータエージェントをClaudeモデで駆動し、ワークフローのあらゆるステップで正確さ、効率、ガバナンスを確保できます。

  • 組み込まれたガバナンスとオブザーバビリティ:AnthropicのモデルをSnowflakeで活用する際、Snowflake Horizonカタログによりエンドツーエンドのガバナンスと責任あるAI制御が提供されるため、AIエージェントを安心して本番環境で利用することができます。


Snowflakeではまた、AnthropicのClaude Codeを社内で利用し、開発者の生産性を向上させ、エンジニアリング部門におけるイノベーションを加速しています。またClaudeモデルを、Cortex AIに基づくSnowflake社内のGTM AI Assistantに搭載することで、営業チームは組織全体のデータを一元化し、自然言語で質問し、関連するインサイトを特定して、案件サイクルの迅速化につなげています。

関連情報:

将来の見通しに関する記述
本プレスリリースには、改正された1933年証券法第27A条および改正された1934年証券取引所法第21E条の意味における、明示的または黙示的な将来の見通しに関する記述が含まれており、(i)Snowflakeの事業戦略、計画、機会、優先事項、(ii)開発中または一般に提供されていないものを含む、Snowflakeの新たな、または強化された製品、サービス、テクノロジーのリリース、採用、および利用、(iii)市場の拡大、トレンド、競争状況に関する考察、(iv)AIデータクラウドの予測されるメリットやネットワークの影響を含む、人工知能および他の新たな製品分野に関するSnowflakeのビジョン、戦略、予想されるメリット、(v)Snowflakeの製品、サービス、テクノロジーとサードパーティプラットフォームの統合およびサードパーティプラットフォーム上での相互運用性や可用性についての記述などが含まれます。本プレスリリースに含まれる、歴史的事実以外のすべての記述は将来の見通しに関する記述です。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが米国証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期報告書)やForm 10-K(年次報告書)内の「Risk Factors(リスク要因)」などの項目に記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、実際の結果が、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている内容と大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。したがって、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として依拠すべきではありません。将来の見通しに関する記述は、あくまで作成時点について述べたものであり、記述時点でSnowflakeが入手できた情報に基づき、またはSnowflakeの経営陣のその時点での将来の出来事に関する善意に基づく判断により行われたものです。法令で要求される場合を除き、Snowflakeはこれらの将来の見通しに関する記述を、その作成日以降に発生した事象や生じた状況を反映して更新する義務を負わず、またその意図もありません。

©2025 Snowflake Inc All rights reserved. Snowflake、Snowflakeのロゴ、および本書に記載されているその他すべてのSnowflakeの製品、機能、サービス名は、米国およびその他の国におけるSnowflake Inc.の登録商標または商標です。 本書で言及または使用されているその他すべてのブランド名またはロゴは、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標である可能性があります。 Snowflakeが、必ずしもかかる商標所有者と関係を持ち、または出資や支援を受けているわけではありません。

Snowflakeについて

Snowflakeは、AI時代のためのプラットフォームとして、企業がより迅速にイノベーションを実現し、データからより多くの価値を引き出すことを支援します。数百の世界最大規模の企業を含む12,600社以上のお客様が、SnowflakeのAIデータクラウドを活用し、データやアプリケーション、AIの構築・活用・共有を実践しています。Snowflakeにより、データとAIはすべての人にとって変革の力となります。詳しくは snowflake.com/ja(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

Snowflake合同会社

9フォロワー

RSS
URL
-
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39階
電話番号
-
代表者名
東條英俊
上場
未上場
資本金
-
設立
-