本当に住める住宅平米数のボーダーラインとは?持ち家所有者の男女1027名に実態調査
<本調査に関して>
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田 貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うゼロリノベと合同で持ち家所有者の男女1027名を対象に、「持ち家所有者を対象にしたライフスタイルに関する実態」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査概要:「持ち家所有者を対象にしたライフスタイルに関する実態」についてのアンケート調査
調査期間:2025年2月1日(土)〜2025年4月7日(月)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:1027人
調査対象:男性413人、女性614人
回答者に関して
まずは回答者の年代と男女の割合、家族構成に関してご紹介します。

回答者の年代
20代:約8%
30代:約30%
40代:約32%
50代:約21%
60代以上:約9%

回答者の性別
男性:約40%
女性:約60%

家族の人数
1人:約5%
2人:約21%
3人:約33%
4人:約29%
5人:約9%
6人以上:約3%

子どもの人数
いない:約35%
1人:約28%
2人:約29%
3人:約7%
4人:約0.9%
5人以上:約0.1%

両親との同居
同居している:約18%
同居していない:約82%
現在の住まいと理想の住まいについて
回答者に、現在の住まいの平米数や理想の住まいについて聞いてみました。
現在の家の平米数は?

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25平米未満(約15畳未満):約3%
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25〜30平米未満(約15〜16畳):約6%
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30〜40平米未満(約16〜21畳):約10%
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40〜60平米未満(約21〜32畳):約19%
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60〜80平米未満(約32〜43畳):約28%
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80〜100平米未満(約43〜54畳):約15%
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100平米以上(約54畳):約19%
最多は「60〜80平米未満(約32〜43畳)」の約28%でした。次いで「100平米以上(約54畳)」と「40〜60平米未満(約21〜32畳)」が約19%、「80〜100平米未満(約43〜54畳)」が約15%となっています。
「居住人数ごとに何平米必要?」実態データで見えた“本当に住める面積”
前述の住居面積を居住人数別で集計してみました。
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1人暮らし:住居面積が「30〜40平米未満」の割合が約19%、「40〜60平米未満」と「60〜80平米未満」がそれぞれ約31%と多くを占めています。
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2人世帯:「60〜80平米未満」が約43%と最も多く、「40〜60平米未満」が約18%、「30〜40平米未満」が約15%となっています。
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3人世帯:「40〜60平米未満」と「60〜80平米未満」が約30%、「80〜100平米未満」が約16%となり、比較的広い住居に住んでいる傾向があります。
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4人世帯:「60〜80平米未満」が約34%、「80〜100平米未満」が約28%と、さらに広めの住居が多くなっています。
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5人世帯:「60〜80平米未満」が約44%と最も多く、「80〜100平米未満」が約25%となり、住居面積の広さがさらに増していることがわかります。
家の広さについての希望は?
回答者に、理想の家の広さ(現状と比べての希望)を聞いてみました。

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今のままでよい:約45%
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広くしたい:約11%
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もう少し広くしたい:約32%
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狭くしたい:約4%
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もう少し狭くしたい:約8%
最多は「今のままでよい」の約45%でした。「広くしたい」「もう少し広くしたい」人は合計で約43%、「狭くしたい」「もう少し狭くしたい」人は合計で約12%でした。「今のままでよい」もしくは「もう少し広くしたい」と考えている人が多いようですね。
「今のままでよい」と回答した人の居住人数別住居面積の分布
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1人暮らし:「今のままでよい」と回答した人は主に25〜80平米未満の住居に分布しています。特に25〜30平米と60〜80平米に多く、100平米以上に住む人はいませんでした。
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2人世帯:「今のままでよい」と回答した人は40〜80平米未満に多く、特に60〜80平米が最も多くなっています。
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3人世帯:「今のままでよい」と回答した人は30〜80平米未満に多く、特に60〜80平米が最も多くなっています。
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4人世帯:「今のままでよい」と回答した人は40〜100平米未満に多く、80〜100平米に満足している人が多い傾向があります。
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5人世帯:「今のままでよい」と回答した人は60〜100平米未満が多いです。
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6人以上世帯:「今のままでよい」と回答した人は80~100平米未満に多く見られました。
家を「広くしたい」と回答した人の居住人数別住居面積の分布
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1人暮らし:広さを求める人は30〜60平米未満に多く、特に40〜60平米に集中しています。
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2人世帯:広さを求める人は25〜80平米未満に広く分布し、特に60〜80平米を希望する人が多いです。
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3人世帯:広さを求める人は30〜80平米未満に多く、特に40〜60平米が最多となっています。
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4人世帯:広さを求める人は40〜100平米未満に分布し、特に60〜80平米で広くしたいと考えている人が多いです。
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5人世帯:広さを求める人は40〜100平米未満に分布し、特に60〜80平米に集中しています。
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6人以上世帯:広さを求める人は40〜100平米未満に分布し、特に60〜80平米に集中しています。
データからわかる「本当に住める住宅平米数のボーダーライン」とは
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1人暮らし:25〜30平米と60〜80平米に「今のままでよい」という回答が目立ち、40〜60平米に「もう少し広くしたい」「広くしたい」という回答が多いので、ボーダーラインとしては25平米以上あれば住めるということになります。さらに40〜60平米前後あれば安心でしょう。
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2人世帯:60〜80平米に「今のままでよい」という回答が目立ち、25〜80平米に「もう少し広くしたい」「広くしたい」という回答が多い(特に60〜80平米を希望する人が多い)ので、ボーダーラインとしては60平米以上あれば十分に住めると考えて良いでしょう。
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3人世帯:60〜80平米に「今のままでよい」という回答が目立ち、40〜60平米に「もう少し広くしたい」「広くしたい」という回答が多いので、ボーダーラインとしては2人世帯と同じく60平米以上ということになるでしょう。3人世帯の構成に子どもがいる場合、必要な面積は子どもの年齢にもよるので、60〜80平米でも広くしたいと考える人が少なからずいるようです。
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4人世帯:80〜100平米に「今のままでよい」という回答が目立ち、60〜80平米に「もう少し広くしたい」「広くしたい」という回答が多いので、ボーダーラインとしては80平米以上ということになるでしょう。子どもがいる場合、面積の捉え方は子どもの年齢にもよるので、80〜100平米未満に住んでいても広くしたいと考える人が見受けられました。
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5人世帯:60〜100平米に「今のままでよい」という回答と、「もう少し広くしたい」「広くしたい」という回答がどちらも集中しました。5人世帯では60平米以上あれば満足している人も多い一方で、より広くしたいと考える人も同様に多く、ボーダーラインとしては60平米以上と言えそうですが人によって感じ方がかなり変わりそうです。
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6人以上世帯:80〜100平米未満に「今のままでよい」という回答が目立ち、60〜80平米に「もう少し広くしたい」「広くしたい」という回答が多いので、ボーダーラインとしては80平米以上ということになるでしょう。
続いて、家を「広くしたい」「狭くしたい」という人の理由について見てみましょう。
家を「広くしたい」「もう少し広くしたい」人の理由
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広い方が過ごしやすいから(男性 50代)
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子どもがもう一人ほしいから(男性 30代)
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今後親と同居の可能性もあるから(女性 40代)
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子どもが成長してきたため(男性 40代)
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玄関や収納スペースが狭く、物が部屋に溢れているから(女性 40代)
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子どもが広々遊べるような広さがほしいから(男性 30代)
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トレーニングルームを作りたいから(女性 30代)
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裏庭に温室を増築したいから(男性 40代)
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ペットを飼いたいから(女性 40代)
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一人一部屋確保したいから(女性 40代)
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自分の自由に使えるスペースが少ないから。作業ができるガレージや、作業に集中できるPCスペースが欲しい(男性 40代)
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置きたいと思ったソファを置くと圧迫感を感じるから(女性 50代)
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親戚が集まれるような部屋を必要としているから(男性 50代)
家を「広くしたい」「もう少し広くしたい」人の理由としては、「収納が少ない」「子どもが成長して手狭に感じるようになった」「書斎やガレージなどのプライベート空間がほしい」といったコメントが目立ちました。


家を「狭くしたい」「もう少し狭くしたい」人の理由
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子どもが独立し、広い家は管理が大変だから(男性 60代以上)
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固定資産税、マンション管理費が平米数にほぼ比例しているため(男性 50代)
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掃除が大変だから(女性 40代)
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歳をとったので移動が面倒(女性 50代)
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光熱費が高いから(女性 40代)
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広すぎて寂しく感じるから(男性 20代)
家を「狭くしたい」「もう少し狭くしたい」人の理由としては、「子どもが独立して広い家が不要になった」というコメントが目立ちました。その他、「掃除が大変」「光熱費が高い」「移動が大変」などのコメントもありました。

まとめ
今回は持ち家所有者を対象に、住宅平米数とその理想について聞いてみました。居住人数別で集計してみると、1人暮らしは「25平米以上」、2人世帯は「60平米以上」、3人世帯は「60平米以上」、4人世帯は「80平米以上」、5人世帯は「60平米以上」がボーダーラインと考えられます。
今よりも「広くしたい」「狭くしたい」といった希望がある人は、ライフスタイルの変化に伴う理由が目立ちました。子どもの成長や独立を機に、住宅の広さや間取り変更を希望する人が多いようです。
ここでは平米数ごとにボーダーラインを出しましたが、お部屋の広さの感じ方は実は平米数だけで決まるものではありません。同じ平米数でも間取りを変更して使いやすくすることでより広く感じることができますし、部屋数を減らして使いこなすこともできます。ライフスタイルの変化に応じた理想の住宅を叶えるには、リノベーションを検討しても良いかもしれません。
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