男性育休、「期間の長さ」より「時間の質」が満足度を左右

~取得期間の長さと、満足度は比例しない傾向~

株式会社メディックス

11月19日の「いい育児の日」を迎えるにあたり、株式会社メディックス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中正則)は、パパ達がパパっと集えるパパコミュニティ「パパ育コミュ」と共同で男性育休に関するアンケートを実施しました。
調査では、育休の満足度が「期間の長さ」よりも「時間の質」に左右される傾向が明らかに。「1年以上」「3〜6ヵ月」で高い満足度が見られました。

【調査結果】

  • 男性育休の満足度は「期間の長さ」より「時間の質」が左右

  • 最も満足度が高いのは「1年以上」取得した層(平均9.7点/10点満点)

  • 一方で、負担と充実のバランスが取れる“ほどよい期間”は「3〜6ヵ月」

  • 半年〜1年では家事負担・孤独感・収入不安など“長期化の壁”も明らかに

  • 育休の目的意識の有無で満足度に約1点の差(目的あり9.4点|なし8.6点)

  • 育休取得をためらう理由は、男女で異なった傾向(男性はお金、女性は家庭状況)

【調査概要】
実施主体:株式会社メディックス、パパ育コミュ(共同調査)
実施期間:2025年10月6日〜11月6日
回答数:101件

調査方法:オンラインアンケート

対象:全国の育児中・育児予定の男性および配偶者

【調査結果】

■ 満足度のピークは「1年以上」

育休を取得した人のうち、最も満足度が高かったのは「1年以上」取得した層。
「長期で育児・家事スキルが上がった」「家族との信頼関係が深まった」といった理由が多く挙げられました。

 「多忙な仕事から離れ、家族・育児にしっかり向き合えた」(50代男性)
「子どもの成長を動画ではなく目の前で見ることができた」(40代男性)

■ “ほどよいバランス”は「3〜6ヵ月」。満足度9.6の高水準

仕事復帰の負担が比較的少なく、育児生活にも十分に慣れる“バランスの取れた期間”として、「3~6ヵ月」に多くの肯定的意見が寄せられました。

「家族にとって貴重な時間を集中して過ごせた」(40代男性)

「生活リズムが整い、家族との関係がより深まった」(30代男性)

短期間では「慣れる前に復帰」、長期間では「復帰ブランクや収入不安」が生じやすい中、3〜6ヵ月は、心理的・経済的な負担が過度に蓄積しにくい“ほどよい期間”として、感想(自由回答)のほとんどがポジティブなものでした。

一方で半年〜1年では、23.1%が「家事負担の増加」「孤独感」「給付金の減少」などネガティブな感想を抱いており、“長期間ならではの壁”が見られます。

ただし1年以上の長期取得では、こうした負担を伴いながらも「育児・家族関係の深まり」が最大化され、結果的に最も高い満足度につながっていることがわかります。

■ 育休を「取得しなかった理由」に見る、4つの壁

一方、育休を取得しなかった層に目を向けると、判断理由は 「お金」「家庭」「職場の雰囲気」「キャリア不安」 の4つに集まりました。

男女別に見ると、男性は「お金の不安」が最も多く、女性は「家庭の状況」が最多でした。男性は、収入減や給付金への不安といった経済面が主な理由。一方、女性からは

「結局スマホを見たりして家事育児で役に立つイメージが湧かない」(40代女性)

「長期間家にいると自分も精神的にしんどそう」(30代女性)

といった家庭の実情に根差した声が多く、育休を巡る判断基準は男女で大きく異なる傾向が見られました。こうした男女差の背景には、依然として家事育児負担の偏りが残っている現状もうかがえます。

■満足度を左右するのは「目的意識」と「過ごし方」

育休の満足度を高めたのは、取得期間よりも「時間の質」。
「家族との時間を大切にしたい」「育児スキルを身に着けたい」など明確な目的を持って育休に入った層の満足度は平均9.5点と高く、目的が曖昧な層(8.6点)のそれを1点近く上回りました。

■ 「育休の質」を高める仕組みづくりを推進するメディックス

メディックスでは、全国平均40.5%(*1)を上回る54.1%(*2)の男性育休取得率を実現。加えて、取得者の61.5%が半年以上の育休を取得。誰もが満足のいく育休期間を過ごせるように、以下の取り組みを進めています。

  (*1)全国平均値は厚生労働省「令和6年度 雇用均等基本調査」(男性育休取得率40.5%)
  (*2)2021年~2025年10月現在の育休取得率(対象者24人中、13人取得)

  • 育休前後の1on1面談:制度説明や復帰時の不安解消をサポート

  • 社内パパ・ママランチ会:悩み共有や実体験の交換の場を提供

  • フルフレックス/ハイブリッド勤務:育児と仕事の両立を支援

  • 子ども手当(20歳まで月1.5万円):一般企業(*3)より手厚い長期支援

    (*3)厚生労働省「就労条件総合調査」(子ども1人あたり月5,000〜6,000円程度)

■パパ育コミュ 概要

パパ育コミュは、育児に関わる父親同士が交流し、情報交換を行うオンラインコミュニティです。

育児中・育児予定の父親が参加し、子育てに関する相談、実体験の共有、働き方に関する意見交換などを目的として運営されています。育休取得の有無を問わず、全国の父親が参加し、日常の育児から家庭内コミュニケーションまで幅広いテーマを扱っています。
コミュニティURL:https://www.college.papaiku.jp/

 ■メディックス 会社概要

本社:東京都千代田区神田神保町 1-105 神保町三井ビルディング19F

事業内容: デジタルマーケティングの総合コンサルティング

インターネット広告の代理店業務/インターネット広告の企画・制作/Webサイトの構築/Web解析の運用コンサルティング/CRMコンサルティング/データ活用基盤の構築/メディア支援事業(営業代行、サービス開発など)

コーポレートサイト:https://www.medix-inc.co.jp/

公式Instagram:https://www.instagram.com/medix_culture/

公式Facebook:https://www.facebook.com/medix.co.ltd

■本件お問い合わせ先

株式会社メディックス 広報担当:徳田

 TEL:03-5280-9471 メールアドレス:pr@medix-inc.co.jp

■本調査結果の利用について

調査結果は自由にご利用いただけます。情報の出典元として「株式会社メディックス調べ」と明記してください。

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
神田神保町1-105 神保町三井ビルディング 19F
電話番号
03-5280-9476
代表者名
田中 正則
上場
東証スタンダード
資本金
7580万円
設立
1984年03月