【現場帳票のデジタル化と残業の関係性とは?】製造業の現場帳票のデジタル化、最も多い手段は「表計算ソフト」(64.6%)
〜表計算ソフト・PDF編集ソフト利用者の約9割が「仕事が業務時間内に終わらないことがある」と回答〜
調査サマリー
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調査概要
調査概要:製造業の現場帳票の電子化に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年11月21日〜同年11月22日
有効回答:製造業(従業員数50名以上)の現場帳票の記録・管理担当者109名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「i-Reporter」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
現場帳票の記録(入力)について、9割以上が「デジタル化」を実施
「Q1.あなたのお勤め先では、現場帳票の記録(入力)のデジタル化を行っていますか。」(n=109)と質問したところ、「全てデジタル化している」が43.1%、「一部デジタル化している」が47.7%という回答となりました。
・全てデジタル化している:43.1%
・一部デジタル化している:47.7%
・デジタル化していない:5.5%
・わからない/答えられない:3.7%
現場帳票の記録(入力)のデジタル化、6割以上が「表計算ソフト」「PDF編集ソフトウェア」を導入
Q1で「全てデジタル化している」「一部デジタル化している」と回答した方に、「Q2.あなたのお勤め先では、どのように現場帳票の記録(入力)のデジタル化を行っていますか。(複数回答)」(n=99)と質問したところ、「表計算ソフト(Excelなど)」が64.6%、「PDF編集ソフトウェア」が62.6%、「Web・クラウドサービス」が56.6%、「ERP等の基幹システム」が31.3%という回答となりました。
・表計算ソフト(Excelなど):64.6%
・PDF編集ソフトウェア:62.6%
・Web・クラウドサービス:56.6%
・ERP等の基幹システム:31.3%
・その他:1.0%
・わからない/答えられない:0.0%
「Web・クラウドサービス」「ERP等の基幹システム」による現場帳票記録のデジタル化で実感している効果、第1位「バックアップ機能によるデータの復旧が可能になった」、第2位「リアルタイムに情報共有できるようになった」
Q2で「Web・クラウドサービス」「ERP等の基幹システム」と回答した方に、「Q3.現場帳票の記録(入力)のデジタル化を行った結果、どのような効果を実感していますか。(複数回答)」(n=65)と質問したところ、「バックアップ機能によるデータの復旧が可能になった」が69.2%、「リアルタイムに情報共有できるようになった」が64.6%、「集計や分析がスムーズに進むようになった」が61.5%という回答となりました。
・バックアップ機能によるデータの復旧が可能になった:69.2%
・リアルタイムに情報共有できるようになった:64.6%
・集計や分析がスムーズに進むようになった:61.5%
・記入ミスや抜け漏れが減った:44.6%
・問題発生時の履歴調査が容易になった:43.1%
・紙を印刷する手間が減った:43.1%
・書類の保管スペースが不要になった:43.1%
・現場情報を効率的に記録できるようになった:27.7%
・その他:0.0%
・特にない:1.5%
・わからない/答えられない:0.0%
Q3のクラウドや基幹システムと比較し、表計算ソフト・PDF編集ソフトによるデジタル化の効果は低い傾向。データ復旧や、集計・分析、記録の効率化に違いあり。
Q2で「表計算ソフト(Excelなど)」「PDF編集ソフトウェア」と回答した方に、「Q4.現場帳票の記録(入力)のデジタル化を行った結果、どのような効果を実感していますか。(複数回答)」(n=86)と質問したところ、「リアルタイムに情報共有できるようになった」が58.1%、「バックアップ機能によるデータの復旧が可能になった」が50.0%、「集計や分析がスムーズに進むようになった」が46.5%という回答となりました。
・リアルタイムに情報共有できるようになった:58.1%
・バックアップ機能によるデータの復旧が可能になった:50.0%
・集計や分析がスムーズに進むようになった:46.5%
・問題発生時の履歴調査が容易になった:45.3%
・紙を印刷する手間が減った:44.2%
・記入ミスや抜け漏れが減った:40.7%
・書類の保管スペースが不要になった:30.2%
・現場情報を効率的に記録できるようになった:17.4%
・その他:0.0%
・特にない:1.2%
・わからない/答えられない:0.0%
表計算ソフト・PDF編集ソフト利用者の約9割が、「仕事が業務時間内に終わらないことがある」と回答
Q2で「表計算ソフト(Excelなど)」「PDF編集ソフトウェア」と回答した方に、「Q5.あなたは、仕事が業務時間内に終わらないことがありますか。」(n=86)と質問したところ、「頻繁にある」が40.7%、「時々ある」が48.8%という回答となりました。
・頻繁にある:40.7%
・時々ある:48.8%
・あまりない:9.3%
・全くない:1.2%
・わからない/答えられない:0.0%
表計算ソフト・PDF編集ソフト利用者が残業になる要因、第1位「入力や記録にミスや抜け漏れが発生するから」、第2位「入力や記録に時間がかかるから」
Q5で「頻繁にある」「時々ある」と回答した方に、「Q6.仕事が業務時間内に終わらない要因を教えてください。(複数回答)」(n=77)と質問したところ、「入力や記録にミスや抜け漏れが発生するから」が61.0%、「入力や記録に時間がかかるから」が49.4%、「他のツールとの連携が難しいから」が46.8%という回答となりました。
・入力や記録にミスや抜け漏れが発生するから:61.0%
・入力や記録に時間がかかるから:49.4%
・他のツールとの連携が難しいから:46.8%
・複数人での同時作業ができないから:33.8%
・記載方法が属人化しやすく、メンテナンスが大変だから:22.1%
・その他:3.9%
ー53歳:帳票記入以外の仕事が多い
・わからない/答えられない:0.0%
「効率の悪さ」や「人手不足」などの要因も
Q6で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に、仕事が業務時間内に終わらない要因があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=77)と質問したところ、「効率の悪さ」や「人手不足」など41の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・57歳:業務量が多いため。
・38歳:効率の悪さ。
・42歳:ツール不足。
・33歳:ミスがないか 徹底的な確認が必要。
・36歳:従業員によって業務をこなせる量に個人差があるから。
・26歳:人手不足。
・47歳:新たな仕事や要求が入るから。
Web・クラウドサービスやERP等の基幹システムによる現場帳票の入力、表計算ソフト・PDF編集ソフト利用者の40.7%が「1年以内に行う予定」と回答
Q2で「表計算ソフト(Excelなど)」「PDF編集ソフトウェア」と回答した方に、「Q8.あなたのお勤め先では「Web・クラウドサービスや、ERP等の基幹システム」による現場帳票の入力を予定していますか。」(n=86)と質問したところ、「1年以内に行う予定」が40.7%、「3年以内に行う予定」が33.7%という回答となりました。
・1年以内に行う予定:40.7%
・3年以内に行う予定:33.7%
・5年以内に行う予定:10.5%
・時期は決まっていないが、デジタル化を予定している:8.1%
・デジタル化を行う予定はない:1.2%
・わからない/答えられない:5.8%
まとめ
今回は、製造業(従業員数50名以上)の現場帳票の記録・管理担当者109名を対象に、製造業の現場帳票の電子化に関する実態調査を実施しました。
まず、現場帳票の記録(入力)について、9割以上がすでに「デジタル化」していますが、その手段については、「表計算ソフト」「PDF編集ソフトウェア」が6割以上だったのに対し、「Web・クラウドサービス」は56.6%、「ERP等の基幹システム」は31.3%に留まりました。デジタル化による効果として、Web・クラウドサービスやERP等の基幹システム導入企業の約7割が「バックアップ機能によるデータの復旧が可能になった」、表計算ソフト・PDF編集ソフト導入企業の約6割が「リアルタイムに情報共有できるようになった」と実感しています。また、表計算ソフト・PDF編集ソフト利用者に仕事が業務時間内に終わらないことがあるか聞いたところ、約9割が「終わらないことがある」と回答し、残業になる要因として「入力や記録にミスや抜け漏れが発生するから」(61.0%)、第2位「入力や記録に時間がかかるから」(49.4%)を挙げています。さらに、表計算ソフト・PDF編集ソフト導入企業のうち40.7%では、Web・クラウドサービスやERP等の基幹システムによる現場帳票の入力を「1年以内に行う予定」があると回答しました。
今回の調査では、製造業において現場帳票の電子化が進んでいるものの、導入しているツールによって残業状況に差が出ていることが明らかになりました。また、表計算ソフト・PDF編集ソフトでデジタル化を実施している企業の中には、Web・クラウドサービスやERP等の基幹システムへの切替を予定している企業も多いようです。現場帳票管理に伴う業務負担の軽減や、残業時間の削減に向けて、現場帳票システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
▼本調査のレポートダウンロードはこちら
https://application.i-reporter.jp/download.research7
現場帳票の電子化なら「i-Reporter(アイレポーター)」
i-Reporterは、国内シェアNo.1の現場帳票ペーパーレス化ソリューションです(※1)。
使い慣れた現場の紙帳票がそのままデジタル化できるので、誰でも簡単に利⽤できます。
電⼦帳票は、ノーコードで簡単に作成・修正ができるのでプログラミング知識が無い⽅でも安⼼。紙ならではのミス・漏れ、ダブルチェック・集計・転記の煩わしさを解決します。
<特徴>
1. 紙やExcelの帳票をそのままのレイアウトでタブレットに取り込み、ペーパーレスをノーコードで実現
2. 現場⼊⼒データがリアルタイムでデジタル化され、データの2重⼊⼒を防ぎ情報活⽤と共有が迅速に
3. 外付けデバイス、IoTやPLC、既存システムとのデータ連携により、ミス無く効率的な⼊⼒ができる他、トレーサビリティーの⾼いエビデンスが取得可能
4. ⾳声⼊⼒によるハンズフリーを実現し、作業と⼊⼒を並⾏可能
5. 複数のバーコードを一括連続して読み取るAR付きスキャンで在庫棚卸しなどの現場作業を大幅効率化
6. ⼊⼒データをAI 連携し、分析、解析結果をエビデンス化
7. オンプレミス版とクラウド版のどちらも利⽤可能
i-Reporterと各種のi-Repoファミリー製品は、ノーコード『現場DXプラットフォーム』としてお客様の現場DXの実現を支援します。
<出展情報>
富士キメラ総研 2023年8月発行
2023 SX/GXによって実現するサステナビリティ/ESG支援関連市場の現状と将来展望
ⅡーAー10 現場帳票ペーパレス化ソリューション 市場占有率【数量】48.4%・【金額】37.5%
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株式会社シムトップスについて
会社名:株式会社シムトップス
本社住所:〒141-0021 東京都品川区上大崎2-25-2 新目黒東急ビル10階
代表者名 :代表取締役社長 水野 貴司
設立年月日: 1991年10月1日
資本金:1千6百5十万円
売上高:16億8千万円(2022年度売上)
従業員数:計69名(2023年7月末時点)
<事業内容>
■個別受注生産向け生産スケジューラ、生産管理システムDIRECTORの開発/販売
■ノーコード現場帳票ペーパーレス ソリューション i-Reporterの開発/販売
■各種i-Repoファミリー製品・サービスの開発/販売
■BOPプロセスエディタ MPPCreatorの開発/販売
シムトップスは、1991年に国産生産スケジューラ専門会社の草分けとして誕生しました。
多くのお客様での生産スケジューリングや工程管理システムの構築、運用を通して得たノウハウを製品にフィードバックしながら、製造現場で使える生産スケジューラ、工程管理システム、IoTデータ収集ソリューション、「現場帳票」の電子化システムなどのパッケージ製品を開発し、お客様の現場DXを支援致します。
▼企業サイトはこちら
(※1)富士キメラ総研 2022年8月3日発行
業種別IT投資 / デジタルソリューション 2022年版
I-4現場帳票ペーパーレス化ソリューション市場占有率36.1%(2021年度実績)
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