「働き方と住まいに関する意識調査」コロナ後の住まい選び、「都心回帰」だけでは捉えきれない変化。立地よりも「設備のグレードアップ」重視の引っ越しが1.5倍に増加

ハイブリッド勤務層の40.8%が住まいの見直しを検討

グローバルベイス株式会社

 関東・関西の都市部で高品質なリノベーションマンションを提供するグローバルベイス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:寺田 隆、以下、「グローバルベイス」)は、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)にお住まいの働く30~50代の男女10,000名を対象に事前調査を実施、そのうちフルリモート、ハイブリッド、フル出社で働く各206名、計618名を対象に本調査を実施しました。

【実施に至った背景】

 コロナ禍以降、「都心回帰」が進んでいるとの報道が散見されます。しかし、コロナ後の住まい選びは本当に「都心に戻る」という一方向の動きなのでしょうか。フルリモートやハイブリッド、フル出社など働き方の選択肢が多様化するなか、住まいに求める条件も、立地だけでなく、部屋の広さや間取り、ワークスペースなど多岐にわたるようになっています。

一方で、こうした人口移動の動向だけでは、コロナ後に生活者が「住まいに何を求めているのか」までは捉えきれません。 

そこで今回、コロナ前後の引っ越し動向を捉えるとともに、住まい選びで重視するポイントやリモートワーク時のストレス、住み替え・リノベーションへの意識を調査し、コロナ前後の住まい選びにどのような変化が見られるのか、また働き方によって住まいに求める条件がどう異なるのかを探ることを目的に、本調査を実施しました。

■「働き方による住まいへの意識調査」概要

調査期間:2026年7月

調査方法:インターネットリサーチ

調査対象者:首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住の30~50代男女

世帯年収:400万円未満~1,500万円以上

回答数:事前調査10,000名、働き方に関する調査618名(フルリモート206名、ハイブリッド206名、フル出社206名)

※本リリース調査結果をご利用いただく際は、【グローバルベイス調べ】とご明記ください

~調査サマリ~

【調査①】コロナ後の引っ越し、都心・郊外の一方向に偏らず、「設備をグレードアップしたい」はコロナ前の1.5倍に

コロナ後の引っ越しは、「都心から郊外」2.7%、「郊外から都心」2.6%と、いずれか一方向に偏らず双方向への移動が続いています。「都心から郊外」「郊外から都心」の割合は、 いずれもコロナ前の6.3%、5.2%からは低下しており、コロナ禍以降は低い水準で推移しています。

引っ越し理由では「より良い条件の物件が見つかった」が17.6%とコロナ禍の14.9%から上昇。「家の設備をグレードアップさせたい」もコロナ前の5.9%からコロナ後は8.8%へ増加し、約1.5倍となりました。コロナ後は、立地の方向性だけでなく、より良い条件や設備を求めて住まいを選ぶ動きが強まっています。

【調査②】働き方で異なる「より良い住まい」の条件、ハイブリッド層は「部屋数」重視が他の約2倍

フルリモート層は生活利便性や静かな環境・部屋の広さ、ハイブリッド層は通勤のしやすさと部屋数、フル出社層は駅からの距離や陽当たり・風通しを重視。特にハイブリッド層の「部屋数」重視は17.5%と、フルリモート層9.7%・フル出社層8.3%の約2倍にのぼりました。 

【調査③】リモートワーク時のストレスにも働き方で差、ハイブリッド層の7割超が何らかのストレス、フルリモート層は半数近くが「特になし」 

フルリモート層では「自宅にこもる時間」が最大のストレスである一方、「特にストレスを感じていない」割合は44.2%。ハイブリッド層では「オン・オフの切り替え」31.1%、「仕事の相談のしにくさ」23.8%が高く、自宅のワークスペースや設備への不満も目立ちました。 

【調査④】ハイブリッド層の40.8%が住まいの見直しを検討 30.6%はリノベーション・リフォームも視野に 

住まいの見直しを検討している割合は、フルリモート層18.9%、フル出社層20.9%に対し、ハイブリッド層は40.8%と約2倍。さらにハイブリッド層では住み替え(33.5%)だけでなく、リノベーション・リフォーム(30.6%)も検討されており、「住み替え以外の選択肢」が浮上しています。 

【調査①】コロナ後の引っ越し、都心・郊外の一方向に偏らず 、「より良い条件」「設備」を求める動きも。

Q1 以下の期間に引っ越しをしたことがありますか。それぞれあてはまるものをお選びください。(SA)n=10,000(コロナ前:2020年4月よりも以前/コロナ禍:2020年4月~2023年5月/コロナ後:2023年6月~2026年6月)

Q2 それぞれの時期において引っ越しをした理由としてあてはまるものをすべてお選びください。※各時期の引っ越し経験者ベース

 コロナ前・コロナ禍・コロナ後の引っ越し動向とその理由を比較したところ、コロナ後の引っ越しは、都心・郊外のいずれか一方向に大きく偏る結果とはなりませんでした 。

コロナ後(2023年6月~2026年6月)の引っ越し方向を見ると、「都心から郊外」は2.7%、「郊外から都心」は2.6%と、いずれも小さな割合にとどまりました。コロナ前の「都心から郊外」6.3%、「郊外から都心」5.2%と比べると、いずれも割合は低下しており、コロナ禍以降は低い水準で推移しています。

一方、引っ越し理由を見ると、コロナ禍特有の影響が薄れる一方で、働き方の変化による影響は引き続き見られます。コロナ禍では「会社の規定で出社・リモートワークの頻度が変わった」が3.9%、「コロナ禍により生活が変わった」が4.9%となりました。コロナ後は、「会社の規定で出社・リモートワークの頻度が変わった」が4.2%とほぼ同水準だった一方、「コロナ禍により生活が変わった」は2.3%に低下しました。

コロナ後では「より良い条件の物件が見つかった」が17.6%となり、コロナ禍の14.9%から2.7ポイント上昇しました。 さらに「家の設備をグレードアップさせたい」は、コロナ前5.9%→コロナ禍6.4%→コロナ後8.8%と一貫して上昇を続けています。

こうした結果から、コロナ後の住まい選びでは、コロナ禍をきっかけとした生活変化の影響が薄れる一方、働き方の変化は引き続き住み替えの一因となっていることがわかります。コロナ後の住まい選びでは、都心・郊外という立地の方向だけでなく、現在の暮らしや働き方に合う条件や設備も、住まいを選ぶ際の要素になっていることがうかがえます。 

なお、現在の働き方別にコロナ後の引っ越し経験率を見ると、フルリモート層16.5%、ハイブリッド層29.7%、フル出社層15.9%となり、ハイブリッド層では他の2層を上回りました。

移動方向を見ると、移動方向を見ると、フルリモート層とハイブリッド層では、いずれも「郊外から都心」より「都心から郊外」への移動がやや多い傾向が見られました。フルリモート層では3.2%対2.7%、ハイブリッド層では6.3%対5.0%となっています。一方、フル出社層では「郊外から都心」2.2%、「都心から郊外」2.1%と、移動方向による差はほとんど見られませんでした。

コロナ後の引っ越し理由では、フルリモート層で「より良い条件の物件が見つかった」が29.9%となり、ハイブリッド層17.1%、フル出社層15.7%を上回りました。働き方によって住まいを選び直す背景にも違いが見られます。

 

【調査②】働き方で異なる「より良い住まい」の条件、ハイブリッド層は「部屋数」重視が他の約2倍。

 

Q3 あなたが住まいを選ぶ際に特に重視している点を3つまでお選びください(MA)n=618

 コロナ後の引っ越し理由で「より良い条件の物件」がコロナ禍と比べて上昇するなか、その「より良い条件」とは何を指すのでしょうか。 

全体では、「駅からの距離が近いこと」が35.6%で最も高く、次いで「スーパーやドラッグストアなど日用品を購入できるお店が近くにあること」27.7%、「陽当たり・風通しのよさ」26.7%、「治安が良いこと」25.9%となりました。しかし、働き方別に見ると、それぞれ異なる特徴が浮かび上がります。

フルリモート層では、「スーパーやドラッグストアなど日用品を購入できるお店が近くにあること」が32.5%となり、ハイブリッド層の21.8%、フル出社層の28.6%を上回りました。「治安が良いこと」は29.6%、「静かな環境であること」は16.0%で、いずれも3つの働き方の中で最も高い結果です。「部屋の広さ」も25.7%となり、フル出社層の18.4%を7.3ポイント上回っています。自宅で過ごす時間が長いフルリモート層では、生活利便性や落ち着いて過ごせる環境に加え、住空間の広さも比較的重視されていることがうかがえます。

ハイブリッド層では、「職場への通勤がしやすいこと」が30.1%となり、フルリモート層の14.1%、フル出社層の26.7%を上回りました。同時に「部屋の広さ」は26.7%でフルリモート層とほぼ同水準、「部屋数」は17.5%と、フルリモート層の9.7%、フル出社層の8.3%を大きく上回りました。通勤利便性と自宅で仕事をするための空間の両方が求められる、ハイブリッド層ならではの「二重の要求」が、住まい選びの条件を複雑にしている様子がうかがえます。

フル出社層では、「駅からの距離が近いこと」が37.4%、「陽当たり・風通しのよさ」が30.1%となり、いずれも3つの働き方の中で最も高い結果でした。「駐車スペースの有無・数」も8.7%と、フルリモート層・ハイブリッド層の各2.9%を上回っています。通勤や外出のしやすさに加え、帰宅後に快適に過ごせる住環境も重視されていることが分かりました。

以上の結果から、コロナ後に求められている「より良い条件」の中身は一様ではなく、フルリモート層では生活利便性や静かな環境・部屋の広さ、ハイブリッド層では通勤しやすさと部屋の広さ・部屋数、フル出社層では駅距離や陽当たり・風通しと、働き方によって違いがみられました。

 【調査③】リモートワーク時のストレスにも働き方で差、ハイブリッド層の7割超が何らかのストレス、フルリモート層は半数近くが「特になし」 


Q4 現在、リモートワークをしていると回答された方にお伺いします。リモートワークをする際にストレスに感じることをすべてお選びください (MA)n=412) 

 住まいに求める条件が働き方によって異なるとすれば、現在の住まいに対する不満やストレスにも違象に、リモートワーク時のストレスを尋ねました。

フルリモート層では、「自宅にこもる時間が長いこと」が28.6%で具体的なストレスの中で最も高い結果となりました。しかし注目すべきは、「特にストレスを感じていることはない」が44.2%と半数近くに達した点です。ハイブリッド層の27.2%を17.0ポイント上回っており、フルリモートという働き方に住環境が適応している可能性がうかがえます。

一方、ハイブリッド層では様相が大きく異なります。「オン・オフの切り替えが難しいこと」が31.1%で最も高く、フルリモート層の15.5%を15.6ポイント上回りました。「職場の人に仕事の相談がしにくいこと」は23.8%でフルリモート層の9.7%を14.1ポイント上回り、「職場の人と雑談をしにくいこと」も18.4%でフルリモート層の13.1%より高い結果です。

自宅の仕事環境に関する不満も、ハイブリッド層でより顕著でした。「自分専用のワーキングスペースが自宅内にないこと」はハイブリッド層17.5%に対しフルリモート層12.1%、「モニターやプリンター等の機器が整っていないこと」はハイブリッド層15.5%に対しフルリモート層7.3%となっています。

なお、「自宅にこもる時間が長いこと」はフルリモート層28.6%、ハイブリッド層23.3%と、両層に共通して比較的高いストレスでした。

この結果から、フルリモート層は自宅で過ごす時間の長さが主なストレスである一方、全体としてはストレスが少ない傾向が見られます。これに対し、ハイブリッド層では仕事と生活の切り替え、職場とのコミュニケーション、自宅内の仕事環境と、より多面的なストレスを抱えていることが明らかになりました。出社とリモートを行き来するハイブリッド層では、仕事と生活の切り替えから自宅の仕事環境まで、複数の課題が表れていることがうかがえます。

 

【調査④】ハイブリッド層の40.8%が住まいの見直しを検討、30.6%がリノベーション・リフォームも視野に 

 

Q5 あなたは理想の住まいを実現するために住み替えやリノベーション・リフォームを検討していますか。最もあてはまるものをお選びください。(MA)n=618

 住まいに求める条件やストレスに働き方ごとの違いがあるなかで、実際に住まいの見直しを検討している人はどの程度いるのでしょうか。フルリモート、ハイブリッド、フル出社の各206名を対象に、住み替えやリノベーション・リフォームの検討状況を尋ねました。

結果は、働き方によって明確な差が表れました。何らかの住まいの見直しを検討している割合は、フルリモート層18.9%、フル出社層20.9%といずれも約2割にとどまったのに対し、ハイブリッド層では40.8%と約4割にのぼりました。「特に検討していない」の割合は、フルリモート層81.1%、フル出社層79.1%と約8割を占めた一方、ハイブリッド層では59.2%にとどまっています。

特筆すべきは、ハイブリッド層における見直し方法の幅広さです。「住み替え」を検討している割合は33.5%、「リノベーション・リフォーム」を検討している割合は30.6%と、いずれも約3割。フルリモート層(住み替え16.5%、リノベ・リフォーム11.7%)、フル出社層(住み替え20.9%、リノベ・リフォーム13.1%)と比べ、住み替えだけでなく、今の住まいを改修して見直すことも選択肢に入っている様子がうかがえます。

また、すでに情報収集や相談など具体的な行動に移している割合も、ハイブリッド層では17.5%と、フルリモート層9.7%、フル出社層7.8%を上回りました。検討段階にとどまらず、実際に動き出している人が多いことも特徴です。

調査②でハイブリッド層が「部屋数」や「通勤しやすさ」を重視していたこと、調査③で自宅のワークスペースや仕事環境へのストレスが高かったことと合わせて考えると、出社とリモートの両立に必要な住環境を求めて、住み替え・リノベーション双方の選択肢から住まいを見直そうとしている実態が浮かび上がります。

今回の調査からは、コロナ後の住まい選びにおいて「都心回帰」という単純な移動トレンドではなく、立地だけでは捉えきれない、住まいの条件や設備への意識が見られました。そしてその「より良い条件」の中身や住まいへの不満、見直し意向が働き方によって大きく異なることが明らかになりました。

特にハイブリッド勤務層は、通勤と在宅勤務の両立という固有の課題を抱え、住まいに求める条件が複合的になっています。住み替えだけでなく、現在の住まいをリノベーション・リフォームによって見直すことも、理想の住環境を実現するための選択肢の一つといえそうです。

 

■グローバルベイス コメント

< グローバルベイス株式会社  不動産事業部 部長 八木原 竜也 >

 今回の調査では、住まいに対する課題や不満を感じながらも、より自分らしい暮らしを実現したいと考えている方が多いことが分かりました。

一方で、昨今は不動産価格の下落を予測するニュースも多く、「今は購入を見送った方が良いのではないか」と不安を感じる方も少なくありません。しかし、実際に住まい探しのご相談をいただく中では、資産価値だけではなく、「家は自分や家族が安心して暮らすためのもの」という考えのもと、将来の暮らしを見据えて購入を検討されている方が今もしっかりと動いています。

また、住まいに求める条件は、ご家族構成や働き方、ライフスタイルによって一人ひとり異なります。そのため、既に完成された住まいを選ぶだけではなく、自分たちの希望や価値観に合わせて住まいをつくることができる「中古マンション購入+リノベーション」という選択肢も注目されています。

住まい選びに正解はひとつではありません。だからこそ、将来の市況だけに目を向けるのではなく、「自分たちがどのような暮らしをしたいのか」を基準に考えることが大切だと考えています。もし今のお住まいや住まい探しについて少しでもお悩みやご希望があれば、まずは気軽に相談してみることから始めてみてはいかがでしょうか。理想の暮らしを実現するための新たな選択肢が見つかるかもしれません。

■グローバルベイス株式会社について

会社名:グローバルベイス株式会社 (Daigasグループ)

設立:2002年4月

代表取締役社長:寺田 隆

資本金:9,500万円

本社所在地:東京都渋谷区桜丘町3-2 渋谷サクラステージ SAKURAタワー6F

横浜支店所在地:神奈川県横浜市西区北幸1-11-15 横浜STビル7F

大阪支店所在地:大阪府大阪市北区曾根崎1-1-2 JRWD梅新1F

ホームページ:https://www.globalbase.jp/

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業種
不動産業
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町3-2 渋谷サクラステージ SAKURAタワー6F
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代表者名
寺田 隆
上場
未上場
資本金
9500万円
設立
2002年04月