【シニアの意識調査】シニアの心を動かすものは?――文化活動が生む、感動・刺激・つながり
50代以上のシニア496名以上に『文化活動』に関するアンケート調査を実施

シニア専門のマーケティングプラットホーム コスモラボ(会社名:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)がシニア層の『文化活動』に関するアンケートリサーチのレポートをリリースしました。本レポートでは、50歳以上を中心としたシニア層を対象に、過去1年間の文化活動への参加状況や、参加頻度、活動による心理的・身体的効果、人との交流機会、今後の参加意向などを調査しました。活動に参加していない層と、音楽や美術鑑賞など複数の文化活動を楽しむ層が併存しており、参加者の多くは気分の変化や五感の刺激、人とのつながりといった前向きな効果を実感していることがわかりました。
シニアに特化したマーケティングサービス【コスモラボ】ホームページ
https://cosmolab.jp/lp/research/
調査トピックス
◆文化活動「未参加層」と「参加層」の二極構造
過去1年間の活動経験では「特になし」(40.5%)が最も高く、一方で「音楽鑑賞・合唱・楽器演奏」(38.5%)、「博物館・美術館めぐり」(22.6%)、「料理・お菓子づくり体験」(13.9%)など、多様な文化活動に参加している層も存在します。
◆文化体験がもたらす五感刺激と心理的効果
活動参加者(有効回答者数300名)では、「活動に参加することで『見る・聞く・触れる・味わう・香り』など五感が刺激された」として「とても感じた」(68.7%)と「少し感じた」(27.3%)が大半を占めました。さらに、「記憶がよみがえったり、頭がすっきりした」(「よくある」51.7%)と感じる方や、「気分が明るくなったり、ストレスが減った」(「とても感じる」62.0%)と感じる方も多く、文化活動が心のリフレッシュや認知面に良い影響を与えていることがうかがえます。
◆今後の参加意向と性・年代構成の特徴
「今後も続けたい、または新たに取り組んでみたい活動はありますか?」では「はい」(54.8%)が「いいえ」(45.2%)を上回り、将来の文化活動に前向きな層が過半数を占めました。
1:過去1年間で参加したことのある活動・イベントをすべて選んでください。(有効回答者数:496名)
過去1年の文化活動経験として、「音楽鑑賞・合唱・楽器演奏」(38.5%)や、「博物館・美術館めぐり」(22.6%)、「料理・お菓子づくり体験」(13.9%)、「絵を描く・工作・手芸などの創作活動」(12.9%)など、身近で取り組みやすい文化体験に参加している層も少なくない結果になりました。
また、茶道・華道や書道、伝統芸能体験といった日本文化に根ざした活動も一定数挙げられており、日常的な趣味から伝統文化まで、さまざまな形で文化に親しんでいる様子がうかがえます。

2:その活動にはどのくらいの頻度で参加していますか?(有効回答者数:496名)
活動頻度を見ると、「参加していない」(39.5%)が最も多く、全く文化活動に関わっていない層が一定の割合を占める一方で、「年に数回」(20.6%)や「月1回程度」(15.9%)、「週1回以上」(17.1%)と、定期的に参加している層も一定数います。
特に週1回以上の参加が約2割弱を占めており、生活のリズムの中に文化活動を組み込んでいる人も確認できました。
頻度のばらつきは、居住地の環境や健康状態・経済状況・活動ジャンルとの相性など、複数要因の影響を反映していると考えられます。

3:活動に参加することで「見る・聞く・触れる・味わう・香り」など五感が刺激されたと感じましたか?(有効回答者数:300名)
五感への刺激については、「とても感じた」(68.7%)と「少し感じた」(27.3%)を合わせると、ほとんどの参加者が何らかの刺激を実感していると言えます。
「あまり感じなかった」(3.7%)や「全く感じなかった」(0.3%)はごく少数にとどまり、文化活動が視覚・聴覚・触覚など多様な感覚を通じた体験として受け止められている様子がうかがえます。
単なる時間つぶしではなく、感性に働きかける機会として価値を見出している参加者が多いと考えられます。

4:活動を通じて、記憶がよみがえったり、頭がすっきりしたと感じたことはありますか?(有効回答者数:300名)
「よくある」(51.7%)と「少しある」(39.3%)を合わせると、約9割が記憶の喚起や頭のすっきり感を経験している。具体的には、昔の思い出がよみがえったり、新しい刺激によって気分転換ができた場面が多いと推察されます。
「あまりない」(8.0%)や、「全くない」(1.0%)は少数にとどまり、文化活動が認知面の活性化や気分の切り替えに寄与している姿が浮き彫りになりました。
日常生活の単調さを和らげ、心の動きを生み出す場として機能していると考えられます。

5:活動に参加することで気分が明るくなったり、ストレスが減ったと感じますか?(有効回答者数:300名)
気分の変化やストレス軽減については、「とても感じる」(62.0%)と「少し感じる」(36.0%)が大半を占め、「あまり感じない」(2.0%)はごく一部にとどまりました。
文化活動が日常のストレスから一時的に距離を置き、気分転換やリフレッシュにつながっていることがわかりました。

6:活動の中で、人との交流や会話の機会が増えたと感じますか?(有効回答者数:300名)
人との交流については、「たくさんあった」(50.0%)と「少しあった」(41.7%)を合わせると9割を超えており、文化活動が人と人とをつなぐ、コミュニケーションの場として役立っていることがうかがえます。
「あまりなかった」(7.0%)や、「全くなかった」(1.3%)は少数であり、会話や共同作業を通じて新たなつながりや、既存の人間関係の維持・強化が行われている実態がうかがえます。
趣味や関心を共有する場が、孤立防止や心理的な安心感につながっていると考えられます。

7:活動を続ける中で、体や心に良い変化があったと感じますか?(有効回答者数:300名)
体や心の変化については、「とても感じる」(56.7%)と「少し感じる」(38.7%)を合わせると、約95%が何らかの良い変化を実感しています。
「あまり感じない」(4.3%)や、「全く感じない」(0.3%)はごく少数であり、継続的な活動が体力の維持や気分の安定、生活リズムの整備などにつながっている状況が示されました。
五感の刺激や交流機会と合わせて、文化活動が心身の健康づくりの一要素として位置づいていることが明らかになりました。

8:今後も続けたい、または新たに取り組んでみたい活動はありますか?(有効回答者数:496名)
今後の参加意向については、「はい」(54.8%)が「いいえ」(45.2%)を上回り、過半数が継続や新しい活動への意欲を示しています。
ただし、約45%の方は現状維持または参加意向がないと回答しており、健康状態や時間的制約、興味関心の有無などによってスタンスが分かれている状況がうかがえます。
自由記述では、音楽、体操、美術鑑賞、ボランティアなど、既に取り組んでいる活動の継続に加え、これまで縁のなかった文化体験への挑戦も挙げられており、活動意欲の多様性が示されています。

総評
本調査からは、シニア層の文化活動が「未参加層と参加層の二極構造」と「参加者における高い心理的・身体的効果」という2つの特徴を持つことがわかりました。
過去1年間の活動経験では、「特になし」(40.5%)が最多である一方、「音楽鑑賞・合唱・楽器演奏」(38.5%)や、「博物館・美術館めぐり」(22.6%)、「料理・お菓子づくり体験」(13.9%)など、多様な文化活動に参加している層も一定数存在しています。
活動頻度を見ても、「参加していない」(39.5%)と、月1回以上・週1回以上の参加者が並存しており、文化活動への関わり方が人によって大きく異なる構造が浮き彫りになりました。
活動参加者(有効回答者数300名)に焦点を当てると、文化活動がもたらす効果は総じてポジティブである。「五感が刺激された」との回答では「とても感じた」(68.7%)と「少し感じた」(27.3%)が大半を占め、「記憶がよみがえったり、頭がすっきりした」経験も「よくある」(51.7%)と「少しある」(39.3%)に集中しています。
「気分が明るくなったり、ストレスが減った」や、「人との交流や会話の機会が増えた」、「体や心に良い変化があった」についても、多くが肯定的な選択肢を選んでおり、文化活動は心身をリフレッシュさせるだけでなく、人とのつながりを深めるきっかけにもなっていることが分かりました。
今後の参加意向では、「今後も続けたい、または新たに取り組んでみたい活動」が「はい」(54.8%)と過半数を占め、活動継続や新しい挑戦への前向きな姿勢が確認されました。
自由記述では音楽や体操、美術鑑賞、創作活動、ボランティアなどが挙げられ、健康維持や人との交流、生きがい形成を組み合わせた活動へのニーズが見て取れます。
総じて、文化活動は参加者にとって「五感を刺激し、記憶や感情を動かし、人とのつながりを生む」場であり、心身の健康維持や生活のメリハリづくりに重要な役割を果たしていると考えられます。
今後の施策としては、未参加層に向けた参加ハードルの低減(身近な場所・短時間・少人数)や、参加者層に向けた継続的なプログラム提供、そして健康や交流と結びついた文化活動の場づくりが求められます。
本レポート以外にも、様々なテーマのシニア調査レポートを掲載しています。
健康・防災・消費傾向などの幅広い切り口で「今どきのシニア像」に迫っています。
ぜひ以下のボタンからご覧ください。
コスモラボについて
コスモラボは、シニアに特化したマーケティングサービス全般を提供しています。
主に60歳以上の約20万人のシニア会員を対象に、広告、アンケートリサーチ、インタビュー調査、ホームユーステストなど、多彩な調査手法で企業のマーケティング活動を支援します。
調査概要
◾️調査方法:ネットリサーチ
◾️調査地域:全国
◾️対象者 :「コスモラボ」のアンケートモニター
◾️回答総数:496
◾️調査対象期間:2025年10月01日
データのご利用に関して
レポートの著作権は、コスモヘルス株式会社が保有します。
調査データの引用・転載の際は、「コスモヘルス株式会社調べ」と出典を明記いただき、
引用元として、下記リンクを記載いただきますようお願いいたします。
https://cosmolab.jp/report/cultural-activities_2510/
また、併せて広報担当までご連絡をお願いいたします。
https://cosmolab.jp/contact
会社概要
◾社名 :コスモヘルス株式会社
◾代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
◾本社 :東京都港区新橋1-12-9-10F
◾設立 :1984年7月1日
◾資本金:1億円
◾URL :https://www.cosmohealth.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
