【ベトナムでの越境EC、その魅力とは？】ベトナムでの越境ECを実施/検討している理由、第1位「日本製品の信頼度が高い」、第2位「EC利用率が高い」

〜一方、ベトナムでの越境ECで感じているハードル、「物流インフラの整備」「現地の言語対応」など〜

ショッピージャパン株式会社（Shopee Japan）

2024年5月29日 11時00分

　東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社（本社：東京都千代田、以下：ショッピージャパン）は、越境ECを実施しており、ベトナム市場での越境EC事業を実施しているまたは、今後検討している経営者・役員104名を対象に、ベトナムでの越境ECに関する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。

調査サマリー

調査概要

調査名称：ベトナムでの越境ECに関する意識調査

調査方法：IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間：2024年5月14日〜同年5月15日

有効回答：越境ECを実施しており、ベトナム市場での越境EC事業を実施しているまたは、今後検討している経営者・役員104名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫

1　情報の出典元として「shopee」の名前を明記してください。

2　ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL：https://shopee.jp/

ベトナムでの越境ECを検討している/した理由、第1位「日本製品に対する信頼度が高いから」

「Q1.あなたが、ベトナムでの越境ECを検討している/した理由を教えてください。（複数回答）」（n=104）と質問したところ、「日本製品に対する信頼度が高いから」が54.8%、「EC利用率が高いから」が52.9%、「持続的な経済成長が見込めるから」が44.2%、「人口が増加しているから」が44.2%という回答となりました。

Q1.あなたが、ベトナムでの越境ECを検討している、した理由を教えてください。（複数回答）

・日本製品に対する信頼度が高いから：54.8%

・EC利用率が高いから：52.9%

・持続的な経済成長が見込めるから：44.2%

・人口が増加しているから：44.2%

・EC市場が成熟しきっておらず、市場開拓の余地があるから：34.6%

・インターネット環境の整備が進んでいるから：33.7%

・スマートフォンが普及しており、オンラインでの消費が行われているから：19.2%

・販売できる商品の規制が少ないから：16.3%

・その他：1.0%

・わからない/答えられない：5.8%

「今後成長が期待できるマーケットだから」や「海外販路拡大の一環として」などの理由も

　Q1で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q2.Q1で回答した以外に、あなたがベトナムでの越境ECを検討している/した理由があれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=98）と質問したところ、「今後成長が期待できるマーケットだから」や「海外販路拡大の一環として」など70の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

・ 39歳：今後成長が期待できるマーケットだから。

・ 64歳：海外販路拡大の一環として。

・ 63歳：ベトナムという国の今後の発展を考えるととても魅力的であるから、わが社としてはベトナムとの経済的なつながりは必須であると考える。

・ 48歳：ビジネスチャンス。

・ 46歳：先見性。

・ 54歳：既に現地事務所を保有しており、リアルビジネスに加えて越境ECにも取り組みたい。

・ 34歳：新しい市場を開拓する上で今注目されている国の一つで、より成長力が見込まれるから。

77.0%が、「ベトナムで越境ECを行う上で、ハードルを感じている」と回答

　「Q3.あなたは、ベトナムで越境ECを行う上で、ハードルを感じていますか。」（n=104）と質問したところ、「非常に感じている」が31.8%、「やや感じている」が45.2%という回答となりました。

Q3.あなたは、ベトナムで越境ECを行う上で、ハードルを感じていますか。

・非常に感じている：31.8%

・やや感じている：45.2%

・あまり感じていない：14.4%

・全く感じていない：4.8%

・わからない/答えられない：3.8%

ベトナムでの越境ECで感じているハードル、「物流インフラの整備」「現地の言語対応」が上位に

　Q3で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した方に、「Q4.あなたは、ベトナムでの越境ECのどこにハードルを感じていますか。（複数回答）」（n=80）と質問したところ、「物流インフラの整備」が66.2%、「現地の言語対応」が51.2%、「現金の代引き決済への対応」が47.5%という回答となりました。

Q4.あなたは、ベトナムでの越境ECのどこにハードルを感じていますか。（複数回答）

・物流インフラの整備：66.2%

・現地の言語対応：51.2%

・現金の代引き決済への対応：47.5%

・商品やショップの認知獲得：46.2%

・関税など税金関連への対応：45.0%

・ベトナムの法規制等の遵守：32.5%

・人材不足：30.0%

・その他：2.5%

・わからない/答えられない：0.0%

「文化の違い」や「初めての試みのため情報が少ない」なども

　Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、あなたがベトナムでの越境ECにハードルを感じている理由があれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=80）と質問したところ、「文化の違い」や「初めての試みのため情報が少ない」など51の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

・ 55歳：文化の違い。

・ 48歳：初めての試みのため情報が少ない。

・ 38歳：コスト問題。

・ 54歳：言語と商習慣の違い。

・ 57歳：人件費。

・ 39歳：商品が受け入れられるかどうかが心配。

・ 45歳：やはり物流や言葉の問題があると思う。

越境ECにおける進出国として、ベトナムは「2カ国目」の回答が34.6%で最多

　「Q6.越境ECにおける進出国として、ベトナムは何番目に進出した/する予定の国ですか。」（n=104）と質問したところ、「2カ国目」が34.6%、「1カ国目」が26.9%、「3カ国目」が19.2%という回答となりました。

Q6.越境ECにおける進出国として、ベトナムは何番目に進出した、する予定の国ですか。

・1カ国目：26.9%

・2カ国目：34.6%

・3カ国目：19.2%

・4カ国目：5.8%

・5カ国目：4.8%

・6カ国目以上：8.7%

越境ECを展開する方法、「日本から現地向け自社ECサイトを展開する」が59.6%で最多

　「Q7.越境ECを展開する際に、どのような方法を考えています/いましたか。（複数回答）」（n=104）と質問したところ、「日本から現地向け自社ECサイトを展開する」が59.6%、「海外対応国内プラットフォームに出店する」が52.9%、「海外プラットフォームに出店する」が26.0%という回答となりました。

Q7.越境ECを展開する際に、どのような方法を考えています、いましたか。（複数回答）

・日本から現地向け自社ECサイトを展開する：59.6%

・海外対応国内プラットフォームに出店する：52.9%

・海外プラットフォームに出店する：26.0%

・その他：1.0%

・わからない/答えられない：3.8%

ベトナムで売りたい商品、「生活雑貨」「衣料品」「食品（生鮮品を除く）」が上位に

　「Q8.あなたは、ベトナムでどのような商品を中心に売りたいと考えていますか。（複数回答）」（n=104）と質問したところ、「生活雑貨」が38.5%、「衣料品」が32.7%、「食品（生鮮品を除く）」が29.8%という回答となりました。

Q8.あなたは、ベトナムでどのような商品を中心に売りたいと考えていますか。（複数回答）

・生活雑貨：38.5%

・衣料品：32.7%

・食品（生鮮品を除く）：29.8%

・ソフトウェア：27.9%

・趣味用品：27.9%

・家具：23.1%

・生鮮品：22.1%

・家電：22.1%

・化粧品：19.2%

・スポーツやアウトドア用品：11.5%

・その他：3.8%

　―65歳：福祉機器

　―63歳：サプリ

・わからない/答えられない：4.8%

約9割が、「今後、ベトナム市場への新規参入は多くなる」と回答

　「Q9.今後、ベトナム市場への新規参入は多くなると思いますか。」（n=104）と質問したところ、「非常にそう思う」が49.1%、「ややそう思う」が40.4%という回答となりました。

Q9.今後、ベトナム市場への新規参入は多くなると思いますか。

・非常にそう思う：49.1%

・ややそう思う：40.4%

・あまりそう思わない：6.7%

・全くそう思わない：1.9%

・わからない/答えられない：1.9%

まとめ

　今回は、越境ECを実施しており、ベトナム市場での越境EC事業を実施しているまたは、今後検討している経営者・役員104名を対象に、ベトナムでの越境ECに関する意識調査を実施しました。

　まず、ベトナムでの越境ECを検討している/した理由は、「日本製品に対する信頼度が高い」が54.8%、次いで「EC利用率が高い」が52.9%という結果になりました。一方で、77.0%の回答者が「ベトナムで越境ECを行う上で、ハードルを感じている」と回答し、その中でも「物流インフラの整備」（66.2%）や、「現地の言語対応」（51.2%）が上位に挙がりました。越境ECを展開する方法としては、「日本から現地向け自社ECサイトを展開する」が59.6%で最多となり、売りたい商品は「生活雑貨」（38.5%）、「衣料品」（32.7%）、「食品（生鮮品を除く）」（29.8%）が多く選ばれました。また、約9割の回答者が「今後、ベトナム市場への新規参入は多くなる」と予測していることもわかりました。

　今回の調査では、ベトナム市場での越境ECに対する企業の関心と課題が明らかになりました。越境ECは、新たな市場参入の一環として注目されており、ベトナムの経済成長とEC市場の発展が大きな魅力となる一方で、物流インフラや言語対応などの課題も存在しています。現地に精通したサポートを利用することで、こうした課題を克服し、ベトナム市場への効果的な参入が期待できるのではないでしょうか。

「ショッピージャパン」、越境販売のサポート地域を拡大！ベトナムへの越境販売開始

　既存の販路を拡大し、海外へビジネスを展開したい企業や、東南アジア・台湾をはじめとするブルーオーシャンの市場に参入したい企業にとって、越境ECは最適な選択肢であると考えています。ショッピージャパンは越境ECに参入する日本の事業者向けに、物流から言語まで多様なサポートを提供し、急成長を続ける東南アジア・台湾の市場におけるオンライン販売を支援します。

　この度、ベトナムにおける日本商品への高い需要に伴い、6番目の越境販売市場としてベトナムへの越境販売を開始しました。（ショッピージャパンのサポート地域は、シンガポール・台湾・マレーシア・タイ・フィリピン・ベトナムの6つの市場になります。）

　多くの事業者が越境ECについて抱える不安に対し、ショッピージャパンは日本語のサポート体制、配送サポート、現地の商習慣の勉強会など、セラー向けのサポート体制を整備しております。

ショッピージャパン株式会社概要

Shopeeは東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームです。企業のデジタル化とオンラインプレゼンスの強化、多くの人々のデジタルサービスへのアクセス、更には現地社会の活性化を支援することで、多方面と繋がるデジタルエコシステムを実現しています。

Shopeeはシンプルかつ安全で魅力的なEコマースプラットフォームを世界中の消費者の方々に提供し、毎日何百万人もの人々がショッピング体験を楽しんでいます。また、Shopeeは現地のデジタル経済への重要な貢献者であることを目指しており、事業者がeコマースで成功するための支援に尽力しています。

Shopeeは世界をリードする消費者向けインターネット企業であるSea Limited（シンガポール本社、ニューヨーク証券取引所（NYSE）上場）のグループ企業（子会社）です。 Shopeeに加えて、Seaの他のコアビジネス、デジタルエンターテインメント部門であるGarena、デジタル金融サービス部門であるSeaMoneyとテクノロジーを通じて消費者や事業者の生活を改善することを目指しています。