「hotel around TAKAYAMA」で宿泊客の不要衣類を寄付高山市社会福祉協議会を通じた初の寄付連携
~寄付により地域貢献と環境配慮を実現~
株式会社グリーンズ(本社:三重県四日市市、代表取締役社長:村木雄哉、証券コード:6547)は、2025年5月11日(日)、運営する「hotel around TAKAYAMA」(岐阜県高山市)において、宿泊客が不要となった衣類などを地域の慈善団体に寄付できる仕組みを導入いたしました。
この取り組みは、宿泊客、特にインバウンド旅行者が旅行中に不要となった新品同様の衣類や靴などを客室に残して帰るケースが増えていることを背景に、お客様の「寄付したい」という声を受けてスタートしました。スタッフの遺失物の保管・管理や廃棄にかかる業務負担を軽減すると同時に、地域社会や環境への貢献を目指すもので、高山市社会福祉協議会を通じた寄付の仕組みとしては、当ホテルが初の連携事例となります。


■宿泊客の“想い”を支援につなげるしくみ
ホテルでは、客室内のオープンクローゼットに「不用品寄付シール」(5枚/S字フック付き)を設置し、宿泊客が寄付を希望する衣類などにシールを貼ることで意思表示が可能です。チェックアウト後、客室清掃スタッフが寄付対象物を回収し、専用ボックスに保管します。一定量が集まり次第、高山市社会福祉協議会および救援衣料・フードチャリティー実行委員会を通じて、岐阜市のNPO法人へ寄付され、必要とされる方々にお届けしています。
寄付対象は、衣類・靴・防寒具・タオルケットなど、再利用可能なものに限定しています。当ホテルでは、月10件程度の寄付を見込んでいます。
■環境問題と福祉課題の解決をめざして
日本では年間約51万トンの衣類が廃棄されており、その多くは焼却処分によって環境負荷を生んでいます(環境省2020年推計)。また、厚生労働省の調査によれば、国内には2,591人の路上生活者が確認されており、生活困窮者は200万人を超えるとも言われています。
ホテルにおけるこうした取り組みは、遺失物の廃棄にかかる業務負担を軽減するだけでなく、宿泊者が社会貢献に参加できる新たな形として、資源の有効活用や地域との連携強化にも寄与します。
■「GOOD LOCAL」を形にする
「hotel around TAKAYAMA」は、「旅人と飛騨高山のGOOD LOCALな出会いを紡ぐ」をコンセプトに、人・食・文化・体験などとのつながりを大切にし、旅の拠点として地域に根ざした滞在を提供しています。
今回の寄付活動もその一環として、旅行中に不要となった衣類や靴を、お客様の“想い”とともに地域の支援を必要とする方々へ届ける取り組みです。
ホテルとお客様、そして地域が協力し合うことで、小さな善意が大きな循環となり、「GOOD LOCAL」の価値を育んでいきます。旅先での何気ない選択が、誰かの支えとなる。私たちは、そんな温かなつながりをこれからも大切に紡いでまいります。
■連携する団体について
「救援衣料・フードチャリティー実行委員会」(旧:飛騨アジア・アフリカ救援衣料チャリティー実行委員会)は、1981年に設立された高山市の市民団体で、地域に寄せられた善意を必要とされる方々につなぐ役割を担っています。
■株式会社グリーンズについて
株式会社グリーンズは、46ヵ国以上7,500軒以上のホテルチェーンのグローバルブランドを擁する「チョイスブランド」と、60年以上のホテル運営の実績をもつ「オリジナルブランド」とのシナジーで、中間料金帯のグローバルブランドのホテルチェーンで唯一全国展開に成功しています。
「TRY!NEXT JOURNEY ~新たな旅に踏み出そう~」を経営ビジョンに掲げています。
グリーンズグループの2030年CSR宣言
~「環境にも人にも優しいホスピタリティあふれる企業」を目指します~
「地域社会への奉仕と貢献」を企業目的の1つとし、地域に密着した社会貢献活動や事業を通じての環境活動などを行っています。企業の社会的責任を果たし、半世紀以上にわたり培った地域における信頼をさらに盤石なものとすべく今後も真摯にサステナビリティ推進活動に取り組んでまいります。グリーンズグループのマテリアリティ(重点課題)の実現を通して、SDGs(持続可能な開発目標)の実現にも寄与してまいります。
事業内容:ホテル・レストランの経営、その他付帯する業務
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