うなぎは「特別な日のごちそう」から、より身近な外食へ? 土用の丑の日を前に、全国2,074店舗を分析。

近年だと2024年の開業数は392件で過去最多。チェーンの急拡大だけでなく、それ以外の専門店も増加

株式会社Review

土用の丑の日が近づくこの時期、全国各地でうなぎ専門店が賑わいを見せています。

うなぎは、これまで「特別な日に食べる高級料理」というイメージが強い一方、近年は手頃な価格帯の専門店やチェーン店が増え、街中でも見かける機会が多くなりました。こうした変化は、一時的なものなのでしょうか。それとも、うなぎを取り巻く時代や市場が変わり始めているのでしょうか。

株式会社Review(リビュー/大阪市中央区/代表取締役:藤本茂夫)は、独自に収集・整備している全国の店舗データをもとに、店舗名に「うなぎ」または「鰻」を含む全国2,074店舗を対象に分析を実施し、その結果をまとめた調査リリースを発表いたします。

チェーン店の出店が相次ぐ一方で、それ以外の専門店も着実に増えており、うなぎが「特別な日のごちそう」から、より身近な外食へと変化しつつあることが見えてきました。

※本調査は、店舗名に「うなぎ」または「鰻」を含む店舗を対象としております。

2024年は392件が開業。約6割はチェーン店による出店

2022年以降の開業件数を見ると、2022年は117件、2023年は190件、2024年は392件と2年連続で大きく増加しました。

2025年は222件となり、2024年の急増からは落ち着いたものの、2022年・2023年を上回る水準を維持しています。また、2026年も現時点で67件が開業しており、今年も新規出店が続いています。

2024年の392件のうち238件(60.7%)はチェーン店による出店でした。

さらに、最も店舗数の多い一つのチェーンだけで221件を占めており、2024年の開業数を大きく押し上げています。

一方で、それ以外の専門店も2022年の101件から2024年には154件まで増加し、2025年も142件と高い水準を維持しています。2026年も5月時点で65件が確認されており、チェーンだけでなく、地域で営業する専門店の出店も継続していることが分かりました。

つまり近年は、大規模なチェーン展開だけではなく、地域の専門店も着実に増え、市場全体が広がっていることがうかがえます。

店名は『うなぎ』から『鰻』へ?チェーン展開が変えた店名の傾向

全国2,074店舗を見ると、

  • 「うなぎ」を含む店舗:1,278件 

  • 「鰻」を含む店舗:826件

となり、全体では「うなぎ」を使用する店舗が約6割を占めています。

一方、2023年以降に開業した店舗だけを見ると、「鰻」を使用する店舗が「うなぎ」を上回る結果となりました。

一見すると、店名のトレンドが「うなぎ」から「鰻」へ変化したようにも見えます。

そこで、最も店舗数の多いチェーン店を除いて再集計したところ、結果は再び逆転し、「うなぎ」を使用する店舗が約6割となりました。

つまり、全国の店舗が一斉に「鰻」を選ぶようになったわけではなく、チェーン店の急速な全国展開が、市場全体の店名の傾向にも大きな影響を与えていたことが分かります。

店名だけを見るのではなく、チェーン店情報まで掛け合わせて分析することで、市場の見え方が大きく変わる結果となりました。

「割烹」から「炭火」へ。店名から見えるうなぎ専門店の変化

店名に使われる言葉にも変化が見られました。

2019年以前に開業した店舗では、「割烹」「亭」「屋」といった、老舗や格式を感じさせる言葉を使用する店舗が多く見られました。

一方、2020年以降は「炭火」「炭焼」といった調理方法を前面に打ち出す店名が増えています。

かつては「特別な日に訪れる店」という印象を伝える店名が多かったのに対し、現在は「どのように調理したうなぎが食べられるのか」といった専門性や商品の魅力を、より分かりやすく伝える店名へと変化していることがうかがえます。

スマートフォンで飲食店を検索することが当たり前となった今、店名は単なる屋号ではなく、お店の特徴を伝える役割も担うようになっているのかもしれません。

東京都が最多。愛知県や静岡県など、うなぎ文化が根付く地域も上位に 

都道府県別では、東京都が325店舗で最多となりました。

人口の多い都市部に加え、愛知県や静岡県、三重県など、古くからうなぎ文化が根付く地域も上位に入りました。

また、近年は一部地域だけでなく全国各地で新規出店が見られ、うなぎ専門店がより身近な存在へと広がっていることがうかがえます。

「特別な日のごちそう」から、より身近な外食へ

今回の調査から見えてきたのは、単なる店舗数の増加ではありません。

チェーン店の全国展開によって市場が大きく広がる一方で、地域の専門店も着実に増えています。また、店名も「割烹」から「炭火」へと変化し、お店が伝えたい価値も変わり始めています。

こうした変化は、うなぎが「特別な日に食べる高級料理」から、「専門店で気軽に楽しめる外食」へと、その選択肢を広げていることを示しているのではないでしょうか。

単純な店舗数だけでは、この変化は見えてきません。

開業時期やチェーン展開、店名まで掛け合わせて見ることで、食文化や生活者の価値観が少しずつ変わっている様子が浮かび上がってきました。

私たちは、データを販売する会社である前に、データを通じて社会の変化を可視化し、新たな気づきを届ける会社でありたいと考えています。

だからこそ、客観的なデータをもとに、その変化が社会にどのような意味を持つのかを丁寧に読み解き、企業やメディア、生活者にとって価値ある情報を発信し続けてまいります。

<調査概要>

調査対象データ:2026年7月時点で把握している全件

対象地域:全国

対象業態:店舗名に「うなぎ」または「鰻」を含む店舗

調査件数:2,074件

調査方法:全国の行政機関が公開する開業情報をもとに、株式会社Reviewが独自にクレンジング・集計したデータから算出

データについて:行政機関ごとに公開形式や取得方法が異なるため、紙・PDF・Excel等の情報を独自にデータベース化。重複データや表記ゆれ等を除外し、開業データとして集計しています。

分析実施日:2026年7月17日に分析・集計を実施完了いたしました。


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本リリースで使用しているデータは、株式会社Reviewが運営するデータプラットフォーム「YOROZU DATA(ヨロズデータ)」にて提供しております。

YOROZU DATAは、全国の飲食店や美容室、薬局などの店舗情報や法人情報を検索できるデータベースサービスです。営業リストの作成やマーケティング、市場調査、出店戦略の立案などに活用されており、本リリースで使用している飲食店開業データもYOROZU DATAで提供しています。

アカウント登録は無料で、必要なデータを必要なタイミングで利用できる仕組みを提供しています。


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Reviewはこれからも、あらゆる可能性にチャレンジし続け、Reviewのデータサービスを通して沢山の企業の新たなビジネスチャンスを創り、地域経済の活性化に貢献していきたいと考えております。

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【株式会社Reviewについて】

<商号>  株式会社Review(リビュー)

<代表者> 代表取締役CEO 藤本 茂夫

<所在地> 〒541-0048 大阪市中央区瓦町4-4-7おおきに御堂筋瓦町ビル8F

<設立>  2016年3月

<資本金> 112,620,000円(準備金 100,620,000円)

<事業内容> データプラットフォーム「YOROZU DATA」の運営・企画・開発

       IT×人によるオリジナルクレンジング技術の提供

<受賞>  オール大阪企業家支援プロジェクト StartUP 第11回ビジネスプランコンテスト 特別大賞

<HP>   https://re-view.jp/

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担当:五味川

Email:gomikawa@re-view.co.jp

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業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市中央区瓦町4-4-7 おおきに御堂筋瓦町ビル8F
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代表者名
藤本茂夫
上場
未上場
資本金
1億1262万円
設立
2016年03月