新年に向けた生活者の意識を分析。 2025年の見通しについて。
~新年に向けての意識を読み解く~2025年の展望に関する調査
調査データはこちら:https://www.n-info.co.jp/report/0069
物価や賃金の上昇などにより、生活者それぞれの経済感覚に大きな動きがみられた2024年が終わり、新たな一年が始まりました。今年は多方面での法改正が予定されていたり、世界に目を向けるとトランプ政権の発足が予定されていたりと、情勢が大きく変わる一年になるのではないかと考えます。また、相次ぐ物価上昇で消費行動にはどのような影響があるのでしょうか。
日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、新しい年を迎えるにあたり、2025年に生活者がどのような期待、展望を持っているかを確認するため本調査を実施しました。
2024年の振り返りに関する調査はこちら
# ~激動の一年を振り返る~ 2024年の関心事についての自主調査
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詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
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https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/
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■調査結果から得られたファインディングス
●Findings1
2025年の見通しは、自身・家庭の状況では期待や希望も込めて良くなる見通しが3割を超えるが、日本や世界全体の情勢は、良くなる見通しは1割台に留まり、約半数が良くないと考えている。
自身・家庭の状況は、若年層は新生活への期待、中高年は賃金上昇の見込み・期待や子供・孫の成長など、新しい年を迎えるにあたっての希望や期待が明るい見通しにつながっている。一方、明るくない見通しを持っている層では、物価上昇の影響などが大きく影響している様子。
●Findings2
2025年の消費行動への意識は、2024年と同程度の消費となる見込みが多数を占めるものの、幅広い商品カテゴリーで消費を増やしたい意向よりも、節約意向が上回る。
消費を“減らしたい・節約したい”よりも“増やしたい・充実させたい”が上回ったのは「預貯金」と「国内旅行」のみ。
特に、30代以上での節約志向が高く、中でも嗜好品関連や趣味関連での節約志向が高い様子が伺える。
●Findings3
年末年始の行事予定は、「年越しそば」「お雑煮」「おせち」など食関連の慣習は高め。一方で、「忘年会」「新年会」の予定は仕事・プライベート問わず1割未満に留まる。
食関連の慣習のみならず、年末年始の行事や慣行の予定は全般的に中高年で高く、若年層では希薄になってきている様子も伺えるが、「忘年会」「新年会」の実施は性別・年代問わず全般的に低め。尚、実施予定は「仕事関係」よりも「プライベート」の予定の方が高め。
■主な調査結果
①新年 2025年の見通し(自身・家庭/日本国内の状況・情勢/世界の状況・情勢) 全体
2025年の見通しは、自身や家庭は「良い・明るい【計】」が33.4%、「良くも悪くもない」が47.1%で、「良くない・明るくない【計】」は19.5%に留まっています。一方で、日本国内や世界の状況・情勢については、それぞれ半数前後が「良くない・明るくない【計】」と考えており、「良い・明るい【計】」は1割ほどに留まっていました。
②新年 2025年の見通し(自身・家庭) 属性別
自身・家庭の2025年の見通しは、男女それぞれ10代と女性60代で「良い・明るい【計】」が4割を超えて高めです。一方、「良くない・明るくない【計】」は男性は50代、女性は20代で高めでした。良い・明るい1年になりそうな理由は、新年に向けた期待が込められたほか、若年層では新生活への期待、中高年では収入増や家族の成長などが挙げられました。対して、良くない・明るくない1年になりそうな理由では、物価上昇による家計への影響や健康面での不安などが目立ちました。
③新年 2025年の見通し(日本国内の状況・情勢/世界の状況・情勢) 属性別
日本国内の状況・情勢の2025年の見通しは、男女いずれの年代も「良くない・明るくない【計】」が「良い・明るい【計】」を大きく上回っています。「良くない・明るくない【計】」は男性は60代、女性は10代と30代、40代で5割を上回りました。世界の状況・情勢の2025年の見通しも同様に、男女いずれの年代も「良くない・明るくない【計】」が「良い・明るい【計】」を大きく上回っています。特に女性においては、50代を除く、すべての年代で「良くない・明るくない【計】」が5割を上回りました。
④2025年のお金の使い方の見通し 全体
2025年のお金の使い方で”増やしたい、充実させたい”のは「預貯金」36.5%、「国内旅行」22.0%、「投資・資産運用」17.8%が上位となっています。一方で、”減らしたい、節約したい”のは「お酒・アルコール」「お菓子・スイーツ」「外食」がそれぞれ3割弱で上位でした。“増やしたい、充実させたい”と”減らしたい、節約したい”の割合の差では、「預貯金」が大きく上回った以外では「国内旅行」がわずかに上回ったのみで、それ以外の項目ではいずれも”減らしたい、節約したい”が上回る結果となり、2025年も幅広く節約意識が持たれる様子が伺えます。
⑤2025年のお金の使い方の見通し <増減差> 属性別
性年代別の“増やしたい・充実させたい” – “減らしたい・節約したい”の差では、男女それぞれ10代では「化粧品・メイク用品」、「スキンケア用品」、「衣類・ファッション」、「教育・学習・資格」などの項目で“増やしたい・充実させたい”が上回っています。男女それぞれ30代以上では節約志向が上回る項目が多い中、「国内旅行」は男女それぞれ若年層や60代前後で増やしたい意向が高めとなっています。
⑥年末年始の行事予定
年末年始の行事予定では、「年越しそばを食べる」49.9%が最も高く、次いで「年末大掃除をする/した」40.8%、「お雑煮を食べる」35.6%が続きます。「年越しそばを食べる」は男女それぞれ年代差が大きく、10~20代では約3~4割に留まるが、50~60代では約6割~7割ほどに及びます。尚、「忘年会」「新年会」の予定は仕事・プライベート問わずそれぞれ全体では1割を下回ります。また、「仕事関係」よりも「プライベート」の予定が上回りました。
新しい年の始まりという気持ちが切り替わるタイミングではあるものの、2025年の見通しはやや後ろ向きな結果となり、消費行動への意識は引き続き節約ムードにあるようです。経済の上向きを実感できるのはいつになるか、その時が来るのを待ちたいと思います。
以上、 ~新年に向けての意識を読み解く~2025年の展望に関する調査を抜粋してお伝えしました。
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※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
ご希望の方は、以下のURLからお気軽に問い合わせください。
https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/
※ご希望の資料名に「~新年に向けての意識を読み解く~2025年の展望に関する調査」と記載ください。
■調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:16~69歳 男女
調査実施期間:2024年12月17日~12月18日
調査手法:インターネットリサーチ
サンプルサイズ:有効回収計 1,005サンプル
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記事ページ(https://www.n-info.co.jp/report/0069)
■会社概要
会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10JRE銀座三丁目ビル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他
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