<座談会レポート>子どもの就職活動について本音トーク!26卒就活生の保護者オンライン座談会を開催

~企業には我が子を一人の大人として見てほしい!リクルートスーツを一度も作らない就活に衝撃!親から見た就活のリアルを公開~

株式会社ABABA

 就活の過程を評価したスカウトが受け取れる「ABABA」、企業と人のミスマッチを最小化する「REALME」を提供する株式会社ABABA(本店:東京都目黒区、代表取締役:久保駿貴・中井達也、以下「ABABA」)は、「親としての就職活動へのかかわり方、親として企業に望むこと、26年卒就活の実態」などをテーマとした26卒大学生の保護者向け座談会を6月12日(木)に実施しました。当日は、関東、関西の4年制大学に通う子どもを持つ保護者6人が参加し、各々の就職活動に関する考えや疑問を語り合いました。

<トピックス一覧>

1. 子どもの就活進捗状況に対する考え

└深入りはせず見守るスタンス。アドバイスを求められたらしっかりと協力。

2. 親として重視したい就職先企業の特徴

└基本的には本人の意思を尊重。教育面がしっかりしている企業だと安心。

3. 就活に関する親子コミュニケーション

└オヤカク、オヤオリには若干の抵抗あり。子を一人の大人として見てほしいという意見が多数。終わりの見えない長期化した就活への不安に対する声かけ。

4. 親世代と子世代の就職活動のギャップ

└情報量の多さが迷いにつながっている。転職には肯定的な意見が多数。

<ABABA座談会 レポート>

【座談会参加者】※仮名 ※就活状況については、座談会実施日時点

■参加者

まろんさん(母) ・・・(子:文学部在籍、内定承諾済み、女性)

あきさん(父) ・・・(子:法学部在籍、内定承諾済み、男性)

サスケさん(父) ・・・(子:文学部在籍、内定あり就活継続中、男性)

もこさん(母) ・・・(子:法学部在籍、内定なし就活継続中、男性)

CHOさん(父) ・・・(子:文学部在籍、内定なし就活継続中、男性)

ポロンさん(父) ・・・(子:商学部在籍、内定あり就活継続中、女性)

■MC

尾上 七海(ABABA広報担当)

【トークテーマ①:子どもの就活進捗状況に対する考え】

MC

「お子様の就職活動の進捗状況を教えてください。何かアドバイスをしたことなどあれば、あわせてお話しください。」

まろんさん

「内定を1社いただいて、就活は終了しました。娘は大学2年生の終わりくらいから就職活動への不安を意識し始めていて、はじめは大学内のキャリアセンターで話を聞いていました。心配性がゆえ、まわりの友達はまだ就活を始めていなかった2年の終わり~3年の始めの段階で動き始めて、第一志望の業界に2025年2月に内定をいただいて、その企業に決めました。」

あきさん

「2社内定をいただき、座談会3日前に内定承諾書を提出していました。親としては、就活が始まったタイミングで四季報を買い与えたのと、単位が残っていることをきちんと企業さんに説明しなさい、ということを伝えました。そのほかは、2社内定をいただいたときに、息子から”親父だったらどうする?”と聞かれたのでそのときだけ意見を伝えたくらいです。」

サスケさん

「1社内定をいただいていますが、別の業界にも興味がありそちらが本命なので就活継続中です。一人っ子で甘やかしてきてしまった部分もあり、最初は自分のやりたいことがなかなか見つからない様子でした。ただ、アルバイト先からこのまま就職しないか?と誘いがあって急に自信がついたのか、そこから就職活動に力が入ってきたようにみえました。僕たち親との会話でも、”内定をもらった“”説明会に行った“”面接で良い感触があった”という報告が出てくるようになりました。」

もこさん

「いくつか面接を受けに行っているようなのですが、まだ内定はいただけていない状況です。口だけは”(就活)やってるやってる!” と言いますが、それで何か月も経っている状況ですね・・・ただ、もう成人しているので本人に任せるしかないのかな~と親としては諦めモードです(笑)」

CHOさん

「関西の大学に通っているんですが、まだ内定が無い状況で、親としては少し焦りもあります。ただ、アドバイスをしすぎても嫌がられると思い、”今はやりたいようにやればいい、今年ダメなら来年でもいいんじゃない?” と、ドンと構えています。が、妻からはその発言に対してかなり叱られましたね・・・(笑)」

ポロンさん

「2社内定をいただいていますが、まだ就活を続けるか、2社のうちどちらかで決めるか、絶賛悩んでいるところです。上の娘がコロナ禍の就活だったので、最終面接までオンラインで終わってしまうこともありましたが、今は対面でも面接しているんだなとギャップを感じます。」

【トークテーマ②:親として重視したい就職先企業の特徴】

MC

「親として、こんな会社で働いてほしい、こんな業界は心配という考えはありますか?」

ポロンさん

「親としては新人教育がしっかりしているところがいいなと思います。娘は、年収や休みの取りやすさを重視していましたけど、僕としてはうわべだけのホワイト企業よりも、研修がしっかりしていて社会人として自立できる環境がいいですね。今の若い人は転職してキャリアアップの可能性も高いと思うので、最初の会社での教育が整っていると安心ですね。」

サスケさん

「自分のときとは世の中の環境も違いますし、安定していると言いつつ明日どうなるかわからない時代ですから、子どもが自分の居場所を見つけられる場所、本人が決めた場所であれば良いかなと思います。」

CHOさん

「過度に成績を数字で管理されるような会社だと、ちょっとナイーブな性格の息子には合わないかな~と思います。」

【トークテーマ③:就活に関する親子コミュニケーション】

MC

「お子様と就職活動についてどんな話をしましたか?」

ポロンさん

「3年の夏から色々な業種のインターンに参加していて、その都度”こういう業界どう?”と聞かれることもあり、アドバイスをしていました。興味のある業界は自分で見つけてくるので、基本的には背中を押すように話していました。あとは、企業のクチコミサイトに登録して、娘が面接を受ける会社のクチコミを見ていました(笑) あまりにも気になるクチコミがあれば娘にも伝えていましたね。」

まろんさん

「自ら進んでやるわけではなかったのですが、娘に“この会社どう思う?”と聞かれたときに、私もクチコミサイトをチェックしたり、ざっくりした業界のイメージを話したり、共有し合っていました。」

サスケさん

「はじめはやりたいことが見つかっていなかったので、”どんな会社に興味があるのか?”と聞いても逃げるばかりでしたが、就活に本腰を入れるようになってからは、”こういう業界に行きたいんだけど、どう動いていったらいいと思う?”と聞かれるようになりました。親の方から働きかけても逃げてしまうので良くないな~と実感しましたね。」

CHOさん

「3年の秋ごろに、息子が就活を始めると言うので、四季報と業界地図を一方的に買い与えたり、妻が人事関係の仕事をしているのでESを手伝ったりと過保護に関わりすぎた感覚で、少し反省しております・・・。」

あきさん

「うちの息子はインターンにも行かず遊び惚けていて、みなさん素晴らしいなと思います。うちの場合は上の兄がいるので、兄からアドバイスをもらっていたようです。ただ、面接の様子は報告してくれていましたね。眼鏡が好きだから眼鏡屋さんを受ける!と言って面接に行って、そのお店の眼鏡は使ったことがありませんと正直に言って落ちてしまうというエピソードもありました(笑)最終的には、人で選んだようなところがあって、リクルーターの方にとてもお世話になったということでそこに決めていました。」

MC

「最近はリクルーターもかなり力が入っていますよね。」

あきさん

「毎日、彼女かのようにリクルーターの方と連絡を取り合っていて、かなり驚きましたね。」

MC

「お子様の入社の意思を親に確認する”オヤカク”や、親御さんに対して会社について説明する”オヤオリ”、入社式に保護者が参加できるなど、就活における会社側から親御さんへのアプローチが話題になっているのですがご存知ですか?」

ポロンさん

「私は聞いたことがないですね。もう社会人になるわけなので、親に対してアピールをしてもらったところで決めるのは本人ですから、あまり意味が無いのではないかなと思ってしまいます。逆にちょっと抵抗があるくらいです。」

CHOさん

「聞いたことはありましたが経験はないですね。特に悪いイメージを持つわけではないのですが、企業の人事の方は大変だな~と思ってしまいますね。」

あきさん

「私も経験はないですね。もし来たら、びっくりしますし、もう20歳を超えた大人なので、入社式に呼ばれてもおそらく行かないですね(笑)」

MC

「社会人になる直前ではありますが、成人した立派な大人ですからね。一人の大人として見ていただきたいですよね。」

まろんさん

「我が家も親に向けたアプローチは経験していないですし、”娘たちのことを信用していない、大人としてみてもらえていないのでは?”と感じるので、あまり良いイメージは受けないですね。社会に出る一人の人間として、親と切り離して考えてほしいと思います。親としてはもちろん心配ですが、そこまでしていただかなくてもいいなと思います。」

MC

「大学側から保護者向けの説明会があったりキャリアセンターからアプローチがあったりしましたか?」

あきさん

「自宅に就活ノートという、就活スケジュールなどが書いてある郵送物が送られてきました。”大学から息子に渡してくれ”というものでしたね。」

サスケさん

「定期的に大学から親宛に来るレターがあり、その中に子ども向けの就活ガイダンスの案内は入っていましたね。ただそれによって子どもに行きなさいと伝えるようなことはしていませんでしたね。」

MC

「就活の時期に入ったという意識をご家族にも持ってもらうために、大学も取り組んでいるんですね。」

MC

「就職活動中のメンタル不調が社会問題になっていますが、お子様のメンタル面が心配になる場面はありましたか?」

まろんさん

「就活中、気持ちの浮き沈みはかなりあって、面接で厳しいことを言われて泣いて帰ってくることもありました。それに影響されて親も気持ちが落ちてしまいましたね。やはり、今の時代の就活は”終わりが見えないことの不安”が大きいんだなと感じます。」

MC

「ABABAの調査でも、”就活で何がつらいのか”という質問に”終わりが見えないこと”と答えた方は多かったですね。内閣府のデータでも、 就活期間が9ヶ月程度以上だったと回答した学生の割合が4年前と比較して1.5倍以上になっているという結果が出ていて、ずっと元気でいるのも難しいと感じています。」

まろんさん

「娘は40社以上の説明会、インターンには15社くらい参加して、徐々に目指す業界ややりたいことを絞り込んでいました。ただ、面接だけでなくインターンの段階でも選考落ちがあり、本選考の前段階でも精神的に落ち込んでいる様子はありましたね。次につながったり再チャレンジできたりするので、いちいち落ち込まなくていいんだよ、大丈夫だよと励ましの言葉をかけたりしました。」

MC

「会社によって、インターンも選考も、様々な制度を用意していますよね。」

まろんさん

「インターンでも本選考でも、1回目ダメでも2次募集で再チャレンジして良いと声をかけてくださる会社さんもあったんですが、本人は一度落ちたところにチャレンジする気持ちにはなれず応募しなかったようです。会社によっていろんなアプローチがあるんだな~と思いました。」

ポロンさん

「娘は1月頃にインターンの流れでそのまま内定をいただいて、それをベースに就職活動を続けていたので大きくメンタルが崩れることもありませんでした。」

MC

「就活の長期化、早期化は問題ではありますが、早めに内定をもらうことは安心材料にもなっているということですね。」

【トークテーマ④:親世代と子世代の就職活動のギャップ】

MC

「お子様の就活をみていて自分のときと違うこと、驚いたことを教えてください。」

もこさん

「私のときは、体育館に集まって学部ごとに履歴書を置きに行って提出みたいなことがあり、学部で見られていたんだろうな~と思います。今はネットで提出できますし、学部によって人数が決まっているということもないんだろうなと感じています。」

ポロンさん

「自分のときはバブルで売り手市場だったので、どこに行っても交通費、食事代、お土産までいただいて、宿泊もさせてもらえて、かなり接待されましたね(笑)娘はインターンに参加してそのまま内定をいただいたこともありまして、インターンから就職につながるというのも、昔は無かったことかなと思います。」

MC

「インターンシップに当たり前にいくようになったのもここ数年ですよね。」

サスケさん

「一番驚いたのは、スーツを一度も作らなかったことですね。出版業界の会社を多く受けていたのですが、普段着で面接に行っていました。僕たちのころは、リクルートスーツを作って、慣れない革靴を履いて、というのが就活のイメージなので全く違いますよね。あとは情報量が全然違います。なんでもかんでもネットやSNSから色々な情報が入ってきて、情報が多すぎて絞り込めない。こっちではポジティブ、あっちではネガティブと情報が錯綜していて、この業界は自分に向いていないんじゃないか?と悩んでいた様子もありました。昔は事前情報が少ないので、入ったところで頑張る。(会社に入って)失敗しちゃったな~ということもありますが割り切れたんですよね。今は良くも悪くも先が見えてしまう、この業界に入ったら将来どうなるという予想がある程度できてしまうので決断ができないんですよね。」

MC

「情報が多くて決めきれない、就活が始まるのが早すぎて軸が定まっていないまま内定が出てしまうなど、昨今の就職活動の問題点ですよね。」

CHOさん

「自分のころはOB訪問がスタンダードな就活だったのかなと思います。息子はそういう動きをしていないので、いつの間にスタンダードじゃなくなったのか?と驚きました。90年代はOB訪問に行ってご飯を食べさせてもらったりしたので、今の学生はそういうのがないんだなと少しかわいそうにも思います(笑)」

あきさん

「私は氷河期の入社でしたので、1社決めるのがやっとでしたね。当時はハガキを出して、会社のパンフレットを取り寄せてエントリーしていた記憶があります。今の子どもたちはパソコンやスマホで活動していますから、何をやっているか、どこにエントリーしているのか、親が積極的に知ろうとして会話していかなければわからないなあと思います。」

MC

「今の時代は転職をすることも珍しくなくなってきていますが、昔は一社に勤めあげることが評価されていたように感じます。皆さんはお子様の転職に関してどんなお考えをお持ちですか?」

あきさん

「私は、やりたいことがやれる、幸せになれるということなら転職に対して反対はしません。否定も肯定もしませんね。ただ私自身が転職するときは、田舎の両親から猛反対されましたね(笑)」

サスケさん

「私も2回転職を経験していまして、子どもの転職に対して何も言いませんしOKだと思います。むしろ、転職前提くらいで、あまり気負わずに就職活動をして、そこからキャリアアップを目指せばいいのではないかと思います。私の兄弟も妻も、みんな転職経験者なので違和感もありません。今は、退職金などの制度もできてきているので昔に比べてハードルも低いと思います。」

まろんさん

「私も否定的な意見は持っていません。ただ、転職ありきで就職先を決めるのはちょっと違うかなと思うので、娘には、やりたいことに妥協せずに就活をしてみたら?とアドバイスをしていました。実際に働いてみて、転職を考えることは良いと思います。」

もこさん

「転職して成功している人も失敗している人もいますから、自分次第だと思うので転職は否定しませんね。」

ポロンさん

「私も否定的ではないですね。自分の会社でも入れ替わりはかなりあります。インターンに参加したくらいでは、自分のやりたいことは明確にわからないと思うので、入社した会社で3年~5年働いて、新しい興味を見つけて転職していく、というのは良いんじゃないかと思います。上の娘は3年前に就活を頑張って就職したんですが、最近合わないかも・・・と言って転職活動も視野に入れ始めていますね。」 

まとめ

 今回の座談会では、子どもの就職活動に関心を寄せる保護者の皆様から、実体験に基づいた貴重なご意見を多数お寄せいただきました。親子間のコミュニケーションの取り方、企業選びに対する価値観など、家庭ごとの多様な関わり方が明らかとなりました。特に、子どもの主体性を尊重しつつも、必要な場面では情報提供や精神的なサポートを行うといった「距離の取り方」について、多くの保護者が模索している様子が印象的でした。

 また、インターンからの内定取得、選考プロセスの複雑化、情報過多といった現代の就職活動の変化に対し、親世代との間に生じるギャップや戸惑いも表面化しました。企業による保護者へのアプローチ施策(いわゆる「オヤカク」「オヤオリ」など)についても賛否が分かれ、子どもの自立を尊重する姿勢と親としての関与のバランスが改めて問われる結果となりました。

 本座談会を通じて、就職活動をきっかけに、子どもが一人の社会人として自立していく過程と、それを見守る保護者の立場の変化が浮き彫りとなりました。統計や一般論では捉えきれないリアルな声からは、今後の就職支援や企業・教育機関が果たすべき役割について、多くの示唆が得られました。

参考)【ABABA総研】就活うつに関するアンケート調査2024

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000068609.html 


【”就活の過程を評価する” 新卒スカウトサービス「ABABA」】

【企業と人のミスマッチをゼロにする「REALME」】

■株式会社ABABA会社概要

会社名 :株式会社ABABA

所在地:〒152-0061 東京都目黒区中目黒一丁目1番71号 KN代官山ビル7階 B号室

本店所在地:東京都目黒区

従業員数:70名(インターン・アルバイト含む)

設 立 :2020年10月19日

資本金 :1億円

URL: https://hr.ababa.co.jp/ababa

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LP:

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会社概要

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URL
https://hr.ababa.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都目黒区中目黒一丁目1番71号 KN代官山ビル7階 B号室
電話番号
03-4570-0067
代表者名
久保駿貴・中井達也
上場
未上場
資本金
4億9388万円
設立
2020年10月