ラストマイル物流DX「エニキャリ」初のルート配送を、Gifukuru運営の日替わりで手作り夕飯を宅配する「smallkitchens」でトライアル開始

ルート配送に対応するシステムや運用手順を来春までに確立

株式会社エニキャリ

2023年12月21日 13時00分

即時配送・ラストマイル物流に特化した物流ソリューション事業を展開する株式会社エニキャリ（以下エニキャリ）は、株式会社Gifukuru（所在地：東京都中央区、代表取締役：箕浦恒典、以下Gifukuru）が運営する、日常食デリバリーのサブスクリプションサービス「smallkitchens（スモールキッチンズ）」の宅配代行をトライアルで開始しました。エニキャリ初のルート配送（※1）による宅配代行です。この取り組みを通じて、来春までにルート配送に対応するシステムやシステム連携、オペレーションを確立し、利用拡大を図ります。

※1：ルート配送とは、予め決められた複数の配達先・時間帯に、巡回配送を行うことを指します。

■トライアルの内容

Gifukuruご担当者にて当社開発中のWebサービスに注文情報を一括登録いただくことで、当社配達管理システムに情報が連携されます。注文情報にもとづき、夕飯セットを当社配達員が注文者宅等にルート配送します。現在、1日あたり約12セット（1セット2食入り）の夕飯セットをお届けしています。

実施期間（予定）：2023年12月4日～12月29日

＜smallkitchensの夕飯12セット24食を積んだエニキャリの配達バッグ＞

■本トライアル開始の経緯と今後の展望

物流の2024年問題が深刻さを増す中、我が国の物流を維持・発展させるためには、更なる配送効率化が必要とされています。当社はその社会問題に対処すべく、独自の負荷分散技術によるラストマイル物流インフラの早期構築を目指しております。ラストマイルにおけるフィジカルインターネット（*1、日本政府が2040年までに目指す新しい物流モデル）インフラを構築するためには、既存の即時配送および宅配、ルート配送といった異なる形態の配送を可視化し、システムによる効率化を図る必要があります。今回、そのルート配送モデルを実践する貴重な機会をGifukuru様に頂き大変感謝しております。

当社は「ラストマイル物流DXシステムの開発力」と「全形態におけるラストマイル物流の実務ノウハウ」の2つを持ち合わせる稀有な企業として、日本におけるフィジカルインターネットインフラ構築に全力を尽くします。

■smallkitchensについて

Gifukuru（ギフクル）が提供する「欲しい日に、欲しい量、手作りお夕飯がお家に届く我が家の小さなキッチン」をコンセプトとした、日常食デリバリーのサブスクリプションサービスです。日替わりで献立が変わる宅配惣菜サービスで、利用者はLINE公式アカウントから注文することで、指定の曜日・時間帯・お届け先に手作りのお夕飯一式が届けられます。

サービス名：smallkitchens

料金：税込1,300円（2食1セット）～　※週あたりの利用回数によって料金が変わります。

利用方法：smallkitchensのLINE公式アカウントから注文

smallkitchens公式ページ：https://smallkitchens.jp/dinner （まずはLINE公式アカウントをお友だち追加）

■株式会社エニキャリについて

エニキャリは設立以来、シェアリングエコノミーによる「地域に愛される持続可能なラストマイル物流インフラ」の実現を目指し、フィジカルインターネット（*1）プラットフォームを構築しています。DeaaS型（*2）のデリバリー注文受付サイトの構築や配達管理システムの提供、自転車を中心とする配送代行など、IT×自転車配送サービスにより、ラストマイル物流を総合的に支援する物流DX企業です。小売業やEC事業者、不動産デベロッパーなど、業種業態問わずニーズに応じた最適な短距離配送・デリバリーの構築・運用・代行を行っています。エニキャリは、ゼロカーボンの実現に向け、CO2排出ゼロの自転車を中心とする物流GXの取り組みを推進します。

*1：フィジカルインターネットとは、トラック等の輸送手段と倉庫のシェアリングを基盤とする、効率化と燃料消費量低減による持続可能な物流の実現に向けたグローバルなロジスティクスシステムです。データを塊で送信するパケット交換＝インターネット通信から着想を得ているためフィジカルインターネットと呼ばれる。

*2：読み方：ディアース。Delivery as a Serviceの略称で、注文受付サイト・配達管理システム・配送網（配達員・配送代行）などのクイックデリバリー関連の物流ソリューションをニーズに応じてカスタマイズできるビジネスモデル。