【グリーンフライデーに関するアンケート調査】買いすぎの時代から、“ケアする”時代へ。約7割が「クリーニングで服への愛着が深まった」と回答

グリーンフライデーを知る人は26.9%。広がる、“モノを大切にする意識”

株式会社ホワイトプラス(本社 東京都品川区、代表取締役社長 井下孝之、以下「当社」)が提供する宅配クリーニング「Lenet(以下、リネット)」は、全国の20代〜60代の男女1000人を対象に、「クリーニングとグリーンフライデーに関する意識調査」を2025年10月にインターネットで実施しましたので、その結果をお知らせいたします。

調査サマリー

ブラックフライデーで“買って失敗した”人は全体の16.6%。最も多かった理由は「安さにつられて不要なものまで買ってしまった」(61.5%)で、“お得”が“後悔”に変わる実態が明らかに。

・「グリーンフライデー」という言葉の認知率は26.9%にとどまる一方で、その理念である「必要なものを長く使う」という意識は広がりつつある傾向に。

この1年で「今あるものを長く使いたい」と感じる人は36.1%。物価上昇や環境意識の高まりを背景に、「買い替えるより、手入れして使う」暮らしへの転換が進行中。

・“長く使いたい”理由では「物価高で買い替えが難しくなった」(70.9%)が最多。次いで「不要な買い物を減らしたい」(49.0%)、「コスパが良いと思う」(26.6%)が続き、節約志向と価値観の変化が並行して進んでいる。

長く使うために意識していることでは、「定期的にお手入れやクリーニングをする」(34.1%)が最多。続いて「定番を選ぶ」「ケア方法を知る」「修理を検討する」など、“ていねいな消費習慣”が広がりを見せる。

クリーニングによって「この服を大切にしたい」と感じた人は65.7%。きれいに整った一着を通して“もう一度着たい”と思う体験が、モノを長く使う文化を支えていることがうかがえる。

調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:全国に居住する10代〜60代の男女

有効回答数: 1000人

調査実施日:2025年10月7日

調査背景

 毎年11月に行われる「ブラックフライデー」は、日本でも定着しつつある大型セールイベントです。家電やファッションなどの値引きにより買い物を楽しむ人が増える一方で、「つい買いすぎてしまった」「結局使わなかった」といった“消費の失敗”を感じた経験を持つ人も少なくありません。

そのようななか、欧州を中心に注目を集めているのが、“買わない選択”を呼びかける「グリーンフライデー」です。

大量消費を前提とするブラックフライデーに対し、グリーンフライデーは「今あるものを長く大切に使う」ことを提案するムーブメント。
「ものを手入れして再び使う」「本当に必要なものを見極める」といった行動が、環境配慮の観点からも見直されています。

さらに、近年の物価上昇やサステナブル意識の高まりを背景に、生活者の間では“長く使う”ことへの関心が一層強まっています。

しかし一方で、「汚れや型崩れで使えなくなった」「お手入れの仕方がわからず眠らせている」など、再利用に踏み切れない人も多く存在します。

そこで本調査では、消費を見直す意識の高まりや、“ものを長く使う”という行動の実態を明らかにすることを目的としました。

日々の暮らしのなかで、私たちの「買う」「使う」「手放す」という価値観が、どのように変化しているのかを探ります。

調査結果

ブラックフライデーの“後悔ランキング”1位は「安さにつられて不要なものを購入」

 まず初めに、全国の20代〜60代の男女1000人にブラックフライデーでの買い物経験について尋ねたところ、そのうち166人(16.6%)が「買って失敗した経験がある」と回答しました。

そこで、この166人に具体的な理由を聞いたところ、最も多かったのは「安さにつられて不要なものまで買ってしまった」(61.5%)でした。

次いで「サイズや仕様が合わなかった」(25.9%)、「一度も使わなかった・着なかった」(25.9%)が続き、セールの勢いに流されて“使わないもの”を増やしてしまう様子がうかがえます。

また、「支払いを見て後悔した」「他店のほうが安かった」といった声もあり、購入後に冷静さを取り戻して後悔する人も少なくありませんでした。

お得さを求めた買い物が、結果的には「使わない」「もったいない」と感じる原因になっていることが明らかになりました。



「グリーンフライデー」を知っている人はわずか約4人に1人

 続いて、ブラックフライデーと対をなす言葉として近年注目されている「グリーンフライデー」の認知度を尋ねました。

グリーンフライデーとは、大量消費を促すブラックフライデーに対し、「モノを長く大切に使う」「環境に配慮した買い方を選ぶ」ことを呼びかけるムーブメントです。

今回の調査では、「知っている」と答えた人は11.9%、「聞いたことはあるが内容は知らない」が15.1%で、合わせても約4人に1人にとどまりました。

一方、「知らない」と回答した人は73.0%に上り、まだ一般的な言葉としては広く浸透していないことがわかりました。

しかし、前問で見られた“衝動買いへの後悔”や、“使わないモノを減らしたい”という意識の高まりを踏まえると、グリーンフライデーが掲げる「必要なものを長く使う」という考え方には、多くの人が共感できる素地があると言えそうです。


「すぐ買い替えない」選択が広がる 36%が“長く使いたい”と回答

 次に、この1年で「今あるものを長く使いたい」と感じることが増えたかを尋ねました。

その結果、「とても増えた」「やや増えた」と答えた人は合わせて36.1%となり、約3人に1人が“モノを大切に使う”意識の高まりを実感していることがわかりました。

一方で「変わらない」が42.8%と最も多く、「あまりなくなった」「まったくなくなった」と答えた人も2割ほど存在しており、意識の差が広がっている様子もうかがえます。

物価の上昇や環境への配慮などを背景に、「安く買い替える」よりも「今あるものを手入れして長く使う」という考え方を選ぶ人が増えている一方で、実際にどうすれば長持ちさせられるのか、知識や手段が追いついていない層も少なくありません。

こうした結果から、“長く使う意識”は定着しつつあるものの、日常の中でそれを実践できる環境づくりやサポートの重要性が高まっていることが見えてきました。


“長く使いたい”理由のトップは「物価高」 節約志向と価値観の変化が並行して進行

 前問で「今あるものを長く使いたい」と感じることが増えたと答えた361人に、その理由を尋ねました。

最も多かったのは「物価高で、簡単に買い替えができなくなったから」(70.9%)で、生活コストの上昇が“モノを大切にする意識”を後押ししていることが明らかになりました。

続いて「不要な買い物を減らしたい」(49.0%)、「長く使えば結果的にコスパが良いと思う」(26.6%)が上位に並び、節約志向や実利を重視する傾向も見て取れます。

一方で、「廃棄や使い捨てを減らしたい」(23.6%)、「ミニマル・シンプルな暮らしに関心が高まった」(18.0%)、「環境問題への意識が高まった」(16.1%)といった回答も一定数あり、経済的な理由だけでなく、暮らし方そのものを見直す価値観の変化も進んでいるようです。

物価上昇を契機に、節約からサステナブルな暮らしへと意識の幅が広がっていることがうかがえます。


“長く使うための工夫”では「定期的なお手入れ」や「定番を選ぶ」が上位に

 「今あるものを長く使うために大切だと思うこと」を尋ねたところ、最も多かったのは「定期的にお手入れやクリーニングをする」(34.1%)でした。

次いで「流行よりも自分にとって定番になるものを選ぶ」(32.1%)、「正しい使い方・ケア方法を知っておく」(31.8%)、「傷んでもすぐに捨てず修理・補修を検討する」(30.8%)が続き、“長持ちさせるための習慣”を意識する人が多いことがわかりました。

また、「保管方法に気をつける」(29.5%)や「使用頻度を工夫して劣化を防ぐ」(24.7%)といった、日常の扱い方に配慮する回答も多く見られました。

こうした結果から、モノを長く使う意識は単なる節約の延長ではなく、日々の手入れや選び方にまで浸透していることがうかがえます。

大切な一着を手間をかけて守るという行動が、暮らしの中で少しずつ“当たり前の習慣”になりつつあるようです。


クリーニングが「服をもっと大切にしたい」と思うきっかけに

 最後に、クリーニングを利用したことで「この服を大切にしたい・長く着たい」と感じた経験があるかを尋ねました。

結果は、「とてもよくある」(10.4%)と「よくある」(18.8%)を合わせた約3割が“頻繁に感じている”と回答し、「たまにある」(36.5%)を含めると、全体の65.7%が肯定的な経験を持つことがわかりました。

多くの人にとって、クリーニングは単なる衣類のメンテナンスではなく、“きれいに整った姿を見て、また着たいと思う”ような小さな気づきを与える体験になっているようです。

一方で、「あまりない」「まったくない」と答えた人も34.3%おり、日常的な家事の一環として捉えられている側面も残っています。

こうした結果から、クリーニングは「便利なサービス」から「愛着を育てる体験」へと変化する可能性を秘めており、モノを長く使う暮らしを支える重要なきっかけになっていることがうかがえます。

まとめ

ブラックフライデーの裏で、静かに広がる“ていねいな消費”

 

 ブラックフライデーのような大型セールが定着する一方で、私たちの消費行動には小さな変化が生まれています。

安さに惹かれて買ったけれど使わなかった、そんな“失敗の経験”が、次の買い物やモノとの向き合い方を見直すきっかけになっていました。

「グリーンフライデー」という言葉を知る人はまだ4人に1人にとどまりますが、その考え方――“今あるものを大切に使う”という意識は、確実に生活の中に根づき始めています。

物価の上昇や環境問題を背景に、「買い替えるより、手入れして長く使う」という選択をする人が増え、日々の暮らしの中でお手入れや修理、保管への工夫を続ける姿が見えてきました。

そして、クリーニングを通じて“この服を大切にしたい”と感じた人は全体の6割を超えています。

きれいに整った一着を手に取ったとき、人はもう一度袖を通したくなる。

そんな小さな感情の積み重ねが、“モノを長く使う文化”を静かに支えているのかもしれません。
ブラックフライデーの「買う」熱気の裏で、「使い続ける」温度が確実に高まっている――今回の調査は、そんな時代の変化を映し出しています。

ファッションロスがテーマのフリーマーケット「FUKU BATON」を開催

11月28日(金)のグリーンフライデーに合わせ、リネットではファッションロスと向き合うフリーマーケット「FUKU BATON(フク バトン)」を開催いたします。

本イベントは、“着なくなったけれど、思い入れのある服”を福とともに次の人へバトンのように繋いでいくことをテーマに、人気ファッションインフルエンサーたちが、私服を販売するフリーマーケットです。今回で、4回目の開催となります。


「FUKU BATON」開催概要

日時:11月28日(金)11:00〜18:00
会場:TREES studio & market(中目黒駅より徒歩8分)
https://treesnakameguro.com/

内容:ファッションインフルエンサーの私服を会場で販売

来場者特典:
・そのままクリーニングに出せる「リネットバッグ」
・服を長く着るための「衣類CARE BOOK」
・服をケアする「クリーニングチケット」

入場料:無料(※LINE公式アカウントの友だち追加が必要)

特設サイト:https://www.lenet.jp/about/fukubaton/

2025年に実施した意識調査では、「今あるものを長く使いたい」と感じる人が増えた背景に、「物価高」や「環境への配慮」といった要因があることが明らかになりました。

また、服を“捨てる”のではなく、“譲る・手渡す”といったアクションにも注目が集まっています。

FUKU BATONは、そうした価値観の変化に寄り添い、ファッションを“ケアして長く楽しむ”ライフスタイルを体験できる場として、今年もパワーアップして開催します。

衣類を長持ちさせる、宅配クリーニング「リネット」

・24時間スマホ・アプリから注文可能
忙しい毎日でも、店舗に行くことなく簡単にご依頼いただけます。

・再仕上げ保証付きの高品質クリーニング
仕上がりにご満足いただけなかった場合も、無料で再仕上げを承ります。

・多数のブランド服実績。累計会員数は57万人突破(※)

ブランド服のクリーニング実績多数。大切なお洋服をおまかせください。

※2025年4月時点

リネットの詳細・ご利用はこちら:https://www.lenet.jp/

■株式会社ホワイトプラスについて

ホワイトプラスは「新しい日常をつくる」というビジョンのもと、「テクノロジー × リアル」を軸に、まだ手がつけられていない日常生活の課題をテクノロジーで解決し、世の中に新しい価値を提供することで、世の中の人々のライフスタイルや日常をより豊かにすることを目指しています。

所在地 : 東京都品川区西五反田 7-20-9 KDX 西五反田ビル 8F

代表者 : 代表取締役社長 井下孝之

設立 : 2009年7月

URL : https://www.wh-plus.co.jp/

提供サービス:

●宅配クリーニング「リネット」 https://www.lenet.jp/

 -リネット(衣類)

 -ふとんリネット(布団)

 -くつリネット(靴)

 -リネット PREMIUM CLOAK(クリーニング付保管サービス)

 -かばんリネット(鞄)
 -企業・法人様向けクリーニング  https://www.lenet.jp/biz/

※Lenet およびリネットの名称、ロゴは、日本国およびその他の国における株式会社ホワイトプラスの登録商標または商標です。

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代表者名
井下 孝之
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
2009年07月