約2割が新型コロナウイルスの影響で中退と回答 留年割合も増加
2021年7月-10月中退者アンケート
企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイック(所在地:東京都千代田区、代表取締役:佐藤剛志)は、中退者向け就職支援サービス「セカンドカレッジ®」の受講生に対して行った、アンケート結果を発表します(回答者数113名/2021年7月1日–10月31日実施)。
アンケートの結果、以下の3点のことが分かりました。
・中退者のうち、約2割が新型コロナウイルスの影響で中退
・中退者のうち、留年経験者は過半数
・過去3年間で中退者の留年経験割合は増加傾向
アンケートの結果、以下の3点のことが分かりました。
・中退者のうち、約2割が新型コロナウイルスの影響で中退
・中退者のうち、留年経験者は過半数
・過去3年間で中退者の留年経験割合は増加傾向
■新型コロナウイルスが与える中退への影響
文部科学省が、2020年4月から12月までの中退の状況を調査した結果、中退した学生は2万8647人で、このうち新型コロナウイルスの影響と分かっている人は1,367人(中退者全体の約4.8%)でした。(2021年2月16日公表)
一方、当社実施のアンケートでは、「新型コロナウイルスの影響を受けた」と答えた中退者の割合は18.2%と、文部科学省が発表した数字(約4.8%)の約4倍の結果となっています。これは、就職支援サービスを提供する当社に登録する中退者には、「経済的な影響でやむを得ず中退したが、早めの就職を考えている」という方が(文部科学省の調査対象層に比べ)多く存在するから、ということが可能性として考えられます。また、2021年4月-6月に実施した同アンケートでは、「新型コロナウイルスの影響を受けた」と答えた中退者の割合は13.2%で、影響を受けている学生が増加傾向にある可能性が示唆されます。
■新型コロナウイルス感染拡大により、受けた影響(自由記述)
・入った瞬間から全てオンラインで、学校に行くことがなかった。
・オンライン授業になって、授業についていけなくなり、クラスの人と接点がなくなった。
・まず大学が実験なども含めリモート授業になってしまい「授業を受けている」実感が湧かなくなった。
・コロナで授業形式がガラッと変わり入学式もなくなり、普段ならわからないことがあれば聞ける友達がおらず、ずっと一人だった。
・オンライン授業によって「大学に通っている意味」がわからなくなった。家の環境というのもあって集中できなかった。先生に質問する機会があまりなかった。
・リモート授業での学習することのモチベーションの低下、スキルアップの不安、実際に大学に行かないことの虚しさ。
・コロナという環境の変化によって対面授業がオンラインに代わりその結果課題が圧倒的に増えて単位取得が難しくなった。
・留学がなくなった。
・濃厚接触者となってしまい、アルバイトができなかった時期があった。
・アルバイトのシフトが減り、収入が減ったことで、今後を考え、動くことを決めた。
・アルバイトで勤めていたファミレスがコロナの影響で経営不振になり、閉店した為、辞めることになった。
・アルバイト先が休業し、学費、生活費を稼ぐ事ができなくなった。
■過去3年間、同時期の留年経験の推移
また、過去の弊社アンケート調査から、留年経験の推移について分析したところ、2019年・2020年・2021年それぞれ7-10月について、いずれの年も中退者に占める留年経験者の割合は半数を超えていました。また、各年同時期の留年経験者の割合は若干増加傾向(51.3%→54.8%→56.3%)にあることがみてとれ、2019年と2021年では5.0ポイントの差となりました。2019年に対し、2021年においては、コロナ禍での大学生活という違いがあり、中退者からは「授業がオンラインになったことによって、ついていけなくなった」「周囲に相談できず、単位が取れなかった」といった声が上がっていることからも、コロナ禍の大学生活と留年には関係性がある可能性が示唆されます。
この結果について、「セカンドカレッジ®」責任者の小久保はこう話します。
「新型コロナウイルスのワクチンを大学生が打つ機会も着実に増え、今年の大学後期授業では、対面型に切り替える大学も増えてきました。しかし、渦中の大学生にとっては1学年+半期分のほとんどはオンライン中心の授業で、大学4年間のうち3分の1以上は既に過ぎてしまいました。この間、思い描いていた大学生活との大きなギャップや、孤立感を抱くなど、様々な理由により中退してしまった方と話してきました。中退者専門の就職支援サービスの責任者として、しっかり前を向けるように一人ひとりに向き合っていきたいと思っています。」
当社中退者向け就職支援サービス「セカンドカレッジ®」責任者。食品系の会社の企画職を経て、2014年にジェイックに入社。国家資格キャリアコンサルタント。2017年に中退者向け就職支援サービス「セカンドカレッジ®」、2019年には30代向け就職支援サービス「30代カレッジ®」の立ち上げに尽力。現在は「セカンドカレッジ®」の責任者を務めつつ、講師として様々な研修にも登壇。中退者支援の一方、中退予防を目的とし、全国の大学および大学生から相談も受けている。これまで約1400名以上*の大学中退者やフリーターのキャリアカウンセリングや就職支援講座を行う。(*2014年8月~2020年7月)
【調査概要】
名称 :中退(予定者)に対するアンケート
対象 :当社サービス「セカンドカレッジ®」受講生
回答者数 :113名
期間 :2021年7月1日–10月31日
■「コロナ中退119番」窓口の設置で、就職支援を
当社では以前より、大学在学中の学生が中退に関する相談ができる窓口を用意しており、電話相談や対面カウンセリングで、学生の悩みや状況に合わせたアドバイスを行ってきました。そんな中、新型コロナウイルスの影響で中退せざるを得ない、中退を検討する大学生が急増していることから、コロナウイルスの影響による中退者および中退検討者専用の相談窓口「コロナ中退119番」を、昨年5月に設置しました。
今後の進路に迷われている学生の方には、電話やWebで、今後の進路や中退後の就職についての相談・情報収集のサポートをいたしますので、是非お気軽にご相談下さい。
Webから申込みができるURL:https://www.jaic-college.jp/useful/n-119/
■中退者向け就職・採用支援サービス「セカンドカレッジ®」概要
「セカンドカレッジ®」は、大学・大学院・短大・専門学校の中退者を主な対象とする就職支援サービスで、就活対策の研修から集団面接会までをワンストップで無料提供しています。 無料の研修を通じて、受講者は社会人としての基礎力を身に着けながら就活対策することができます。社会人としての考え方、ビジネスマナー、正しい履歴書の書き方や面接の受け方を学ぶことで、面接や就職後に実践できるようなカリキュラムを無料で提供しています。中退者専門の講座ですので「中退に対しての振り返りと、社会で活躍する覚悟」を醸成し、前向きな姿勢で社会に出ていくサポートをしています。受講生は研修履修後に書類選考なしで企業と会える面接会に参加することができます。
詳細URL:https://www.jaic-college.jp/second/
■会社概要
代表取締役:佐藤 剛志
設立 :1991年3月
資本金 :2億5517万円(2021年1月末現在)
本社所在地:東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル6F(東京本社・受付)
事業所 :横浜支店、東北支店、名古屋支店、大阪支店、
広島支店、九州支店、熊本オフィス、上海ジェイックマイツ
事業内容 :若手総合職就職・採用支援サービス「就職カレッジ®」
女性正社員就職・採用支援サービス「女子カレッジ®」
新卒学生の就職・採用支援サービス「新卒カレッジ®」
中退者の就職・採用支援サービス「セカンドカレッジ®」
30代の就職・採用支援サービス「30代カレッジ®」
特性マッチングサイト「FutureFinder®」
大学支援サービス
各種教育セミナー事業、原田メソッド®教育研修事業、7つの習慣®教育研修事業
リーダーカレッジ、エースカレッジ、社員教育教材の開発・販売事業
URL :https://www.jaic-g.com/
既卒向け就職支援サービス:https://www.jaic-college.jp/
新卒向け就職支援サービス:https://shinsotsu.jaic-college.jp/lp/2022/
企業向け採用支援サービス 集団面接会(しゅうめん):https://college.e-jinzai.co.jp/
企業向け教育研修サービス:https://www.jaic-g.com/service/education/
採用×教育チャンネル 「HRドクター」:https://www.hr-doctor.com/
【お問い合わせ先】
株式会社ジェイック 担当:田中
E-mail: info@jaic-g.com TEL 03-5282-7600 FAX 03-5282-7607
文部科学省が、2020年4月から12月までの中退の状況を調査した結果、中退した学生は2万8647人で、このうち新型コロナウイルスの影響と分かっている人は1,367人(中退者全体の約4.8%)でした。(2021年2月16日公表)
一方、当社実施のアンケートでは、「新型コロナウイルスの影響を受けた」と答えた中退者の割合は18.2%と、文部科学省が発表した数字(約4.8%)の約4倍の結果となっています。これは、就職支援サービスを提供する当社に登録する中退者には、「経済的な影響でやむを得ず中退したが、早めの就職を考えている」という方が(文部科学省の調査対象層に比べ)多く存在するから、ということが可能性として考えられます。また、2021年4月-6月に実施した同アンケートでは、「新型コロナウイルスの影響を受けた」と答えた中退者の割合は13.2%で、影響を受けている学生が増加傾向にある可能性が示唆されます。
■新型コロナウイルス感染拡大により、受けた影響(自由記述)
・入った瞬間から全てオンラインで、学校に行くことがなかった。
・オンライン授業になって、授業についていけなくなり、クラスの人と接点がなくなった。
・まず大学が実験なども含めリモート授業になってしまい「授業を受けている」実感が湧かなくなった。
・コロナで授業形式がガラッと変わり入学式もなくなり、普段ならわからないことがあれば聞ける友達がおらず、ずっと一人だった。
・オンライン授業によって「大学に通っている意味」がわからなくなった。家の環境というのもあって集中できなかった。先生に質問する機会があまりなかった。
・リモート授業での学習することのモチベーションの低下、スキルアップの不安、実際に大学に行かないことの虚しさ。
・コロナという環境の変化によって対面授業がオンラインに代わりその結果課題が圧倒的に増えて単位取得が難しくなった。
・留学がなくなった。
・濃厚接触者となってしまい、アルバイトができなかった時期があった。
・アルバイトのシフトが減り、収入が減ったことで、今後を考え、動くことを決めた。
・アルバイトで勤めていたファミレスがコロナの影響で経営不振になり、閉店した為、辞めることになった。
・アルバイト先が休業し、学費、生活費を稼ぐ事ができなくなった。
■過去3年間、同時期の留年経験の推移
また、過去の弊社アンケート調査から、留年経験の推移について分析したところ、2019年・2020年・2021年それぞれ7-10月について、いずれの年も中退者に占める留年経験者の割合は半数を超えていました。また、各年同時期の留年経験者の割合は若干増加傾向(51.3%→54.8%→56.3%)にあることがみてとれ、2019年と2021年では5.0ポイントの差となりました。2019年に対し、2021年においては、コロナ禍での大学生活という違いがあり、中退者からは「授業がオンラインになったことによって、ついていけなくなった」「周囲に相談できず、単位が取れなかった」といった声が上がっていることからも、コロナ禍の大学生活と留年には関係性がある可能性が示唆されます。
この結果について、「セカンドカレッジ®」責任者の小久保はこう話します。
「新型コロナウイルスのワクチンを大学生が打つ機会も着実に増え、今年の大学後期授業では、対面型に切り替える大学も増えてきました。しかし、渦中の大学生にとっては1学年+半期分のほとんどはオンライン中心の授業で、大学4年間のうち3分の1以上は既に過ぎてしまいました。この間、思い描いていた大学生活との大きなギャップや、孤立感を抱くなど、様々な理由により中退してしまった方と話してきました。中退者専門の就職支援サービスの責任者として、しっかり前を向けるように一人ひとりに向き合っていきたいと思っています。」
小久保 友寛
当社中退者向け就職支援サービス「セカンドカレッジ®」責任者。食品系の会社の企画職を経て、2014年にジェイックに入社。国家資格キャリアコンサルタント。2017年に中退者向け就職支援サービス「セカンドカレッジ®」、2019年には30代向け就職支援サービス「30代カレッジ®」の立ち上げに尽力。現在は「セカンドカレッジ®」の責任者を務めつつ、講師として様々な研修にも登壇。中退者支援の一方、中退予防を目的とし、全国の大学および大学生から相談も受けている。これまで約1400名以上*の大学中退者やフリーターのキャリアカウンセリングや就職支援講座を行う。(*2014年8月~2020年7月)
【調査概要】
名称 :中退(予定者)に対するアンケート
対象 :当社サービス「セカンドカレッジ®」受講生
回答者数 :113名
期間 :2021年7月1日–10月31日
■「コロナ中退119番」窓口の設置で、就職支援を
当社では以前より、大学在学中の学生が中退に関する相談ができる窓口を用意しており、電話相談や対面カウンセリングで、学生の悩みや状況に合わせたアドバイスを行ってきました。そんな中、新型コロナウイルスの影響で中退せざるを得ない、中退を検討する大学生が急増していることから、コロナウイルスの影響による中退者および中退検討者専用の相談窓口「コロナ中退119番」を、昨年5月に設置しました。
今後の進路に迷われている学生の方には、電話やWebで、今後の進路や中退後の就職についての相談・情報収集のサポートをいたしますので、是非お気軽にご相談下さい。
Webから申込みができるURL:https://www.jaic-college.jp/useful/n-119/
■中退者向け就職・採用支援サービス「セカンドカレッジ®」概要
「セカンドカレッジ®」は、大学・大学院・短大・専門学校の中退者を主な対象とする就職支援サービスで、就活対策の研修から集団面接会までをワンストップで無料提供しています。 無料の研修を通じて、受講者は社会人としての基礎力を身に着けながら就活対策することができます。社会人としての考え方、ビジネスマナー、正しい履歴書の書き方や面接の受け方を学ぶことで、面接や就職後に実践できるようなカリキュラムを無料で提供しています。中退者専門の講座ですので「中退に対しての振り返りと、社会で活躍する覚悟」を醸成し、前向きな姿勢で社会に出ていくサポートをしています。受講生は研修履修後に書類選考なしで企業と会える面接会に参加することができます。
詳細URL:https://www.jaic-college.jp/second/
■会社概要
代表取締役:佐藤 剛志
設立 :1991年3月
資本金 :2億5517万円(2021年1月末現在)
本社所在地:東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル6F(東京本社・受付)
事業所 :横浜支店、東北支店、名古屋支店、大阪支店、
広島支店、九州支店、熊本オフィス、上海ジェイックマイツ
事業内容 :若手総合職就職・採用支援サービス「就職カレッジ®」
女性正社員就職・採用支援サービス「女子カレッジ®」
新卒学生の就職・採用支援サービス「新卒カレッジ®」
中退者の就職・採用支援サービス「セカンドカレッジ®」
30代の就職・採用支援サービス「30代カレッジ®」
特性マッチングサイト「FutureFinder®」
大学支援サービス
各種教育セミナー事業、原田メソッド®教育研修事業、7つの習慣®教育研修事業
リーダーカレッジ、エースカレッジ、社員教育教材の開発・販売事業
URL :https://www.jaic-g.com/
既卒向け就職支援サービス:https://www.jaic-college.jp/
新卒向け就職支援サービス:https://shinsotsu.jaic-college.jp/lp/2022/
企業向け採用支援サービス 集団面接会(しゅうめん):https://college.e-jinzai.co.jp/
企業向け教育研修サービス:https://www.jaic-g.com/service/education/
採用×教育チャンネル 「HRドクター」:https://www.hr-doctor.com/
【お問い合わせ先】
株式会社ジェイック 担当:田中
E-mail: info@jaic-g.com TEL 03-5282-7600 FAX 03-5282-7607
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