ZENKIGEN、採用DXサービス「harutaka」にて生成AIを用いた採用支援機能を新たに開発し、実装へ
AIテックカンパニー 株式会社ZENKIGEN(本社:東京都港区、代表取締役CEO:野澤比日樹、以下ZENKIGEN)は、採用DXサービス「harutaka(ハルタカ)」において、生成AI技術を活用した以下の機能を開発し、1月末にリリース予定であることをお知らせいたします。
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Web面接の「AI要約機能」「評価支援機能」
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自己PR動画の「AI要約機能」「AI分析機能」「面接用のAI質問作成機能」
本機能により、採用プロセス全体の更なる効率化と公平性を実現します。
■開発の背景
採用活動において、面接は企業と応募者双方にとって重要な出会いの場です。しかし、面接担当者個人の経験やスキルに依存することで、以下のような課題が生じています。
・評価基準のバラつき:面接担当者ごとに評価基準が異なり、一貫性のない判断で優秀な人材を見逃す可能性がある。
・時間的な負担:応募者数が増えるほど、面接担当者は録画データの確認や評価メモの作成などに多くの時間を要し、他の採用業務が圧迫されてしまう。
・主観的な評価への依存:面接担当者の経験値や主観に依存することにより、公平性が損なわれ、応募者にとっても適正に評価されているか疑念が生じる可能性がある。
また、自己PR動画の選考においても、以下のような課題が浮き彫りになりました。
・応募者が提出した動画の確認に多くの時間を要し、評価が遅れてしまうことがある。
・応募者が伝えたかった内容が最後まで把握しきれないケースがある。
・動画の内容をその後の面接に活かせていない。
これらの課題を解決し、採用プロセス全体の効率化と公平性を実現するために、ZENKIGENは生成AI(大規模言語モデル)技術を活用した新機能の開発に着手しました。企業と応募者の双方にとってメリットを最大化し、採用体験を向上させることを目指します。
■新機能の概要
<Web面接>
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発話内容のAI要約機能
「harutaka」で実施したWeb面接の動画データをAIが分析し、文字起こし・要約・次の面接担当者への申し送り事項を即時に生成します。これにより、面接担当者の負担を軽減し、応募者との対話に集中できる環境をサポートします。また、データが蓄積されることにより、評価基準の平準化を実現します。
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応募者の評価支援機能
応募者の発言内容をAIで解析し、コンピテンシー(※)を分析することで、求めるスキルや特性との適合性を可視化します。本機能により、面接の判断における主観的な要素に加え、データドリブンな採用意思決定が可能となります。面接の公平性を担保し、応募者にとっても公正な評価を実現します。
※優れた成果を生み出す人に共通して見られる能力・行動特性
<自己PR動画>
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動画内容のAI要約機能
応募者が提出した自己PR動画をAIが解析し、「自己PR」「志望動機」などのジャンルごとに分類・要約します。これにより、評価者は動画を閲覧する前に内容を把握でき、選考を効率的に進めることが可能となります。
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発話内容のAI分析機能
回答内容について「具体性」「論理性」などの指標を用いてAIが定量的に分析し、質問に対して適切に回答できているかを分析します。客観的な指標をもとに選考を行うことで、効率的かつ精度の高い評価を支援します。
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面接用のAI質問作成機能
初期選考で提出された自己PR動画の内容をもとに、その後の面接で深掘りすべき質問をAIが自動生成します。本機能により、面接担当者の負担を軽減するとともに、応募者の潜在能力や適性を引き出す効果的な面接を実現します。
■開発に携わったZENKIGENメンバー
今回の新機能開発では、エンジニアだけでなく、日頃よりお客様対応を行うカスタマーサクセスメンバーとプロダクトデザイナーが協力して取り組みました。
harutaka事業部 サクセスユニット
カスタマーサクセス
中橋穂乃香 コメント
日頃お客様と接する中で、採用業務における「面接引き継ぎ」や「振り返り作業」の負担、また応募者の面接体験に関する課題を強く感じていました。こうした課題を解決するために、この度のWeb面接の「AI要約機能」をはじめとした新機能の開発プロジェクトを立ち上げました。開発にあたっては、お客様の声をプロダクトに反映することを第一に考え、開発・デザイン・研究チームと連携しながら進めてまいりました。
本機能は、採用担当者の負担軽減だけでなく、企業と応募者のより良いマッチングの実現に貢献できる画期的な機能だと確信しています。今後もお客様の声を活かしながら、より良いプロダクトの開発に取り組んでまいります。
harutaka事業部 デザイン&ブランディング室
プロダクトデザイナー
綿村和也 コメント
「harutaka」の録画選考機能は、従来のエントリーシートでは見えにくかった応募者の魅力を引き出し、企業が求める人材を発見できるという特長があります。一方で、ユーザーリサーチを通じて「動画の確認に時間がかかる」「動画の内容を把握しきれない」といった課題も明らかになりました。
今回の新機能開発プロジェクトでは、AI技術を活用することでこうした課題を解消し、採用業務全体の効率化や企業と応募者のより良いマッチングの実現に取り組みました。
企業と応募者双方にとって貴重な出会いの場である「選考」において、AIの可能性を最大限に引き出し、企業の採用力向上と応募者の選考体験の向上に寄与できるよう、今後もユーザー体験の改善に努めてまいります。
※ZENKIGENでは、プロダクト開発を含めたカスタマーサクセスに携わるメンバーを募集しています。
詳細・応募はこちら:https://hrmos.co/pages/zenkigen/jobs/0000039
■採用DXサービス「harutaka」について
「harutaka(ハルタカ)」は、初期選考やWeb面接の実施に加え、データとAIの分析で採用プロセス全体を最適化する採用DXサービスです。2017年に提供を開始し、大手企業を中心に700社以上の採用DXを支援してきました。
AIを活用し、初期選考では応募者の魅力を発掘するために、自己PR動画による録画選考機能を提供し、面接では業務効率と採用体験の向上をWeb面接機能で実現します。さらに「harutaka」に蓄積された面接データ、選考結果といった採用データを組み合わせることで、総合的な観点から採用活動全体の振り返りを可能にし、企業の採用力の向上や成長力の強化に貢献します。
「harutaka」は、ITと採用学で採用体験を向上させ、人の可能性を拡げることを目指し、誰もが自分らしくはたらける社会の実現を後押しします。
・URL:https://harutaka.jp/
■株式会社ZENKIGENについて
「テクノロジーを通じて人と企業が全機現できる社会の創出に貢献する」というビジョンのもと、2017年10月に創業。AIテックカンパニーとして、独自開発のAIモデルや生成AIを活用し、採用プロセス全体の最適化を実現する採用DXサービス「harutaka(ハルタカ)」を提供。採用の戦略立案から振り返りまでをトータルソリューションで提供し、700社以上の導入実績、約1,000万件(2024年12月時点)の動画データを保有する。また、「採用学」の先駆者である神戸大学 服部教授との共同研究を通じて、面接における定量・定性データを組み合わせ、抜本的な人事DXにも取り組む。
■会社概要
会社名:株式会社ZENKIGEN(ゼンキゲン)https://zenkigen.co.jp/
代表者:野澤比日樹
所在地:東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー 21F
設立:2017年10月
事業内容:
・採用DXサービス「harutaka(ハルタカ)」の企画・開発
・採用サポートシステム「interview maker(インタビューメーカー)」の企画・開発
・シャッフル1on1サービス「ENTAS(エンタス)」の企画・開発
・パートナーとの共同研究機関「ZENKIGEN Lab(ゼンキゲンラボ)」の運営
・人事コミュニティ「ZINZIEN(ジンジエン)」の運営
・人材紹介サービス「ZEN Career Partners(ゼンキャリアパートナーズ)」の運営
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