筑波大学との共同研究による論文が音声処理系トップカンファレンス「INTERSPEECH 2022」にて採択
株式会社RevComm(レブコム、本社:東京都渋谷区、代表取締役:會田武史)は、国立大学法人 筑波大学 (研究代表者: システム情報系山田武志准教授)と、2020年5月より音声感情認識に関する共同研究を実施しています。このたびその成果の一つとして、音声感情認識における平常な発話音声の判定精度向上に関する論文が、音声処理系トップカンファレンス「INTERSPEECH 2022」にて採択されました。論文の採択は、「INTERSPEECH 2021」に続き、2年連続となります。
- INTERSPEECHとは
- 論文内容
ビジネス会話においては、発話音声に強く感情が込められた発言は稀であり、感情が露わな発話がある場合にはトラブルや予期せぬ出来事が会話中に起きている可能性が大いにあります。感情が露わな発話とそうではない発話の量の不均衡具合に着目し、機械学習を用いた異常検知アルゴリズムを音声感情認識に応用する手法を提案しました。実験結果より、発話音声に感情が込められていない発話に対する感情の誤検知の低下を確認することができました。
今後は、提案した手法を弊社プロダクトに組み込んで音声感情認識器の精度を高め、顧客の感情の可視化や、顧客の不満を示す対話の抽出と解析などへの応用に取り組みます。
レブコムはAI技術領域にイノベーションをもたらし、コミュニケーションをより豊かにしていくことを目指しています。そのために、今後も音声・言語・画像の領域に関わる研究開発を推進し、国内外への学術的貢献や製品・サービスのAI技術の深化を積極的に行います。
このたび採択された論文
Performance Improvement of Speech Emotion Recognition by Neutral Speech Detection Using Autoencoder and Intermediate Representation
Jennifer Santoso¹ , Takeshi Yamada¹ ,
Kenkichi Ishizuka², Taiichi Hashimoto² ,
Shoji Makino¹ ³,
¹ University of Tsukuba, Japan
² RevComm, Inc., Japan
³ Waseda University, Japan
- 会社概要
音声解析AI電話「MiiTel」は、インサイドセールス市場を中心に、営業やコールセンター業務におけるトークの可視化とセルフコーチング、リモートワーク体制構築にご活用いただいています。また、オンライン商談ツール「MiiTel for Zoom」は、複数人でのオンライン商談の解析や振り返りが可能となり、営業の成約率を飛躍させます。
これまで、Google for Startups Acceleratorの採択をはじめ、B-Dash CampやTechCrunchによる様々な大会で優勝、入賞しているほか、Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング 2021」、週刊東洋経済「すごいベンチャー100」にも選出されています。
・企業名 :株式会社RevComm
・所在地 : 150-0002東京都渋谷区渋谷1-3-9 ヒューリック渋谷一丁目ビル7階
・代表者 : 會田 武史
・事業内容 :AI × 音声のソフトウェア・データベースの開発
・企業サイト:https://www.revcomm.co.jp/
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