SmartESG、評価機関横断で重要課題を可視化する新たな分析機能「Focus」を提供開始
- 評価機関別に単一分析する「Focus Single」と複数機関を横断分析する「Focus Cross」により、開示・分析業務の高度化と優先課題の特定を実現 -
シェルパ・アンド・カンパニー株式会社(東京都品川区、代表取締役CEO 杉本淳、以下「シェルパ」)は、企業向けサステナビリティ情報開示支援クラウド「SmartESG」において、新たな分析機能「SmartESG Focus(以下「Focus」)」を提供開始しました。
「Focus」機能は、評価機関ごとの分析を行う「Focus Single」と、複数の評価機関に共通する重要課題の特定を行う「Focus Cross」の2つで構成されます。これにより、企業はこれまで属人化していた分析作業を標準化できるほか、限られたリソースを最も重要なテーマに集中させるための基盤を整えることが可能になります。

「Focus」機能について
「SmartESG」は、データ収集を支援する「Workflow」機能、データ一元化を可能にする「Database」機能、改善活動の管理を支援する「Benchmark」機能など、開示業務のプロセスごとに機能を提供しています。今回提供する「Focus」機能は、その中で分析を強化する機能として位置づけ、収集・整理されたサステナビリティ情報をもとに、評価機関ごとの特徴を踏まえた分析や横断的な重要課題の抽出を可能にします。
①Focus Single:評価機関ごとの分析業務を標準化する
<機能概要>
「Focus Single」は、評価機関が提供する質問票や評価レポートを「SmartESG」上に取り込むことで、失点状況や調査項目の配点などを踏まえて5段階の重要度が自動で設定される機能です。企業担当者は、自動設定された重要度を確認しながら、各調査項目の課題テーマの抽出や改善アクションの設定を行い、必要に応じて他部署を巻き込んだ管理を行うことで評価機関対応を標準化・効率化することができます。
<効果>
この機能により、開示企業は分析作業におけるExcelなどへの依存から脱却し、なおかつ分析をするためにExcelで情報整理をしていた工数も削減することが可能です。また、部署として一定の精度・粒度で分析できる体制が整うことで、過年度との差分の把握も容易になり、改善の方向性を正確に判断できるため、スコア改善に向けた取り組みを計画的かつ効率的に進められます。
②Focus Cross:共通課題の特定と優先順位付けを実現する
<機能概要>
「Focus Cross」は、「Focus Single」で整理された評価機関別の分析結果を横断的に集約し、複数の評価機関に共通する重要課題を体系化する機能です。課題テーマや重要度の情報をもとに、自社が重点的に取り組むべき領域やアクションを整理し、優先順位を設定できるようにします。また、改善項目をテーマごとにまとめて管理し、組織横断で共有できる形に整えます。
<効果>
この機能により、開示企業は複数評価機関から共通して求められている重要テーマを把握したうえで優先順位付けを行い、限られたリソースを最も効果の高い領域へ集中させることができます。さらに、改善アクションを部門や期限と紐づけて進捗管理できるため、全社としての取り組み強化・浸透や開示情報の改善を可視化することができ、より効果的なサステナビリティ推進活動を行うことができます。

開発背景
サステナビリティ情報開示に対する要求は年々高度化し、企業は複数の評価機関から異なる形式で詳細な開示を求められています。これにともない、開示内容の整理や分析、改善項目の把握にかかる負荷は増加し、担当者が個別に対応するだけでは十分な品質を確保できない状況も生じています。特に、評価機関ごとの分析が属人的になり、共通する優先課題を特定しづらいことが、改善活動の最適化を阻む一因となっています。こうした課題に対応するため、「SmartESG」ではデータの収集・一元化に続く分析工程を強化するため、これまで提供していた「マトリクス(Matrix)」機能をグレードアップし、新たに「Focus」機能として提供開始しました。
シェルパは、「利益とサステナビリティが融合する世界を実現する。」の経営ビジョンのもと、企業のサステナビリティ経営の高度化を支援し、企業価値の向上に資するデータプラットフォームを目指してまいります。
サステナビリティ情報開示支援クラウド「SmartESG」について
「SmartESG」は、企業内に散在するサステナビリティ・ESGデータを一元管理し、戦略的なサステナビリティ経営を支援するデータプラットフォームです。「SmartESG」の中核を担う4つの機能は、サステナビリティ情報の開示業務を効率化し、高度な分析を可能にします。「Database」と「Workflow」によりサイロ化しがちな社内データの収集・管理を可視化し、「Focus」と「Benchmark」でAIを活用した先進的な分析を提供します。「SmartESG」は、企業における情報開示の高度化やステークホルダー対応の強化だけでなく、持続可能な経営戦略の策定・実行を加速させることに貢献します。2022年11月の提供開始以来、大企業を中心に70社以上へ導入され、時価総額5,000億円超の企業の約15%に採用されています。導入企業の累計時価総額は200兆円を突破しています(2025年8月時点)。
製品導入についてのお問い合わせは、以下のサイトよりご連絡ください。
https://smartesg.jp/
会社概要
会社名:シェルパ・アンド・カンパニー株式会社
代表:代表取締役CEO 杉本 淳
所在地:東京都品川区西五反田3-6-32 TERRACE SITE GOTANDA 1F
設立:2019年9月
資本金:100百万円
事業:サステナビリティ情報開示支援プラットフォーム「SmartESG」の開発・提供、ESG・サステナビリティ特化メディア「ESG Journal Japan」の運営、専門家によるコンサルティングサービス「ESG Advisory」の提供など
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コーポレートサイト: https://cierpa.co.jp/
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採用サイト: https://cierpa.co.jp/recruit
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