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株式会社 内外出版社
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健康書の決定版『最善の健康法』電子版発売記念 著者・名取宏氏インタビュー

株式会社 内外出版社

株式会社内外出版社(東京・上野/代表取締役社長:清田名人)は、2019年8月2日、内科医・名取宏氏の書籍『医師が教える 最善の健康法』の電子版を発売しました。

 


『医師が教える 最善の健康法』
著者:名取宏
電子版:1,260円+税
紙版:1,400円+税
https://amzn.to/2I71sfY 

 
本書は、『新装版「ニセ医学」に騙されないために』[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000021817.html] の著者でもある内科医・名取宏氏が、世界的なガイドラインや疫学研究、特に日本人を対象とした研究を調べあげ、現在の医学で最も健康に長生きできる確率を高めると思われる方法――つまり根拠ある「最善の健康法」を面白くわかりやすくまとめた一冊です。巻末では、「エビデンスの見方」についてもわかりやすく解説。紙版の発売時には、本書を執筆したきっかけや健康法の選び方などについてのインタビュー[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000021817.html] を公開しました。

そこで、今回は普段はわからない著者の素顔に迫るインタビューを公開します!


――名取さんが内科医になろうと思われたのはどうしてですか?
最初は父が勤務医だったことに影響を受けたのに加えて、高校生の頃にファインマンさん(リチャード・P・ファインマン)などの科学者の自伝を読んで憧れていたので、折衷案で医学者になるつもりでした。それで、内科の臨床をしながら大学院で研究をしていたのです。でも、研究者は本当に競争が激しく、私よりもずっと頭のいい人が、ずっと努力をしていて、これは無理だということで臨床医になりました。


――あやしい健康法や治療法などの「ニセ医学」に警鐘を鳴らされるようになったのは、どうしてでしょう?
最初は、理系全般――特に進化論に興味を持っていて、疑似科学の創造論のサイトを作っていたんです。でも、そのうちに進化論も専門家が情報発信するようになったし、私の専門は医学なので、そっちの比重が大きくなっていきました。科学とそうではないものの、境界領域に興味がありました。マーティン・ガードナー氏の書籍『奇妙な論理』も面白く読みましたし、一流の科学者が一般書を書くときにニセ科学について書いているということにも関心を持ったからです。もうひとつは、「荒唐無稽で非科学的なことを、どうして信じてしまうのかを知りたい」という気持ちがあったからです。そういう方ともやりとりをしながら、健康や命にかかわることですから、正確な情報を伝えたいと考えました。


――論文を読むのは好きですか?
やっぱり、好きですね。知らないことを知るのが好きなのです。内科医として読むべきものも読みますし、本を書くためにも読みますが、いずれの仕事にもまったく関係のない論文も面白いです。むしろ、より楽しめます。例えば、<白ワインを飲む群>と<赤ワインを飲む群>の健康状態を比較したランダム化比較試験とか。有意差はなかったですけど、「楽しい比較試験だな」、「ぜひ飲む側で参加したいな」と思いました。世界中の論文に容易にアクセスでき、こうした「なるほどな~」と思うような論文に巡り合える時代に生まれてラッキーだと思っています。


――最近は、エビデンスを売りにした本でありながら、何の論文も参照していなかったり、そこまででなくても微妙なものもあったりしますが……
エビデンスがあると主張するだけでは不十分ですよね。それでも、以前に比べるとマシというか、まったくの思い込みよりは、何かしらエビデンスがあるほうがいいでしょう。

なぜなら、疫学研究にもガイドラインにも何にも基づいておらず、ただ著者個人の思い込みによって書かれた本のほうがたくさんあるからです。「玉石混交」という表現がありますが、一般向けの健康書の多くは残念ながら「石」だと思います。いっそのこと、すべての内容がデタラメなら見分けがつきやすいと思うのですが、かえって厄介なのが一部にだけ正確な情報を混ぜ込んでいる本もあることです。一般の人から見て紛らわしく、問題だと思います。医師がおかしな内容の本を出すのは、勉強不足なのか、それとも手抜きをしているかでしょう。本当にきちんと調べて書くのは大変で、思い込みを書くだけなら簡単です。


――突飛な健康法が流行ったりします。どうして裏付けのない健康法が流行してしまうのでしょうか。
新しくて突飛なものは新鮮に感じるからでしょう。それから、裏付けのある健康法は決まり切っていて面白みがないうえ、実行するのが大変だと思われている節があるのかなと思います。でも、やみくもに流行の健康法をやるよりも、裏付けのある健康法を適度にやったほうが効率的だし効果的なのは間違いないでしょう。裏付けのない健康法は、効果がないからこそ、一時的に流行しては忘れられていくのでしょうから。
 



――名取さんご自身は、どんな健康法をやっていますか?
本の中にも書きましたが、例えば毎週末に7㎏の野菜を買って家族3人で1週間以内に消費する、イングレスをしながら散歩する、薬をきちんと飲むとかですね。問題は、最近イングレスに飽きてきてしまったこと……。テレビをみたり、ラジオを聞きたりしながらの踏み台昇降を何とか習慣づけられないかと思ってやっているところです。今年リリースされる予定の位置配信ゲーム『ドラゴンクエストウォーク』もやってみたいなと思っています。常に試行錯誤していますね。


――健康法を行う上で、最も大切にしていることはなんですか?
根拠があることは必須条件ですが、断然「ラクにできる」ということです。常にラクをしようと心がけています。がんばりすぎるとつらいです。40代に入ってから、「がんがん仕事しよう」、「がんがんブログを書こう」という気持ちが、残念ながら少しずつ減ってきました(笑)。疲れやすくなってきたと思います。ラクだと何がいいって、つらくないし、結果的に長続きしやすいんですよ。


――なるほど! 確かにすぐにやめてしまったら、結果が出ませんもんね。
そうなんです。ラクだと続けられます。では、どうしたらラクに感じるかというと、習慣づけることです。野菜7㎏(週)は、曜日を決めて買いにいっています。イングレスなどのゲーム、テレビやラジオの視聴をしながら運動をするのも、楽しいから習慣にしやすいです。薬は朝食後にセットにすると習慣化します。こうして必ずやることにしてしまえば、労力をさかなくて済むから長期的に続けられるし、結果的に効果が得られやすい。短期間で何かをするのではなく、長期的に続けられることが大事です。ダイエットでもよくあるけど、短期間でやるのは、つらいし、リバウンドもするし、結局は体によくない。「少しずつ生活習慣を変えていけたらいい」という考えを持つことは重要ではないでしょうか。


ぜひ『最善の健康法』を参考に、少しずつ生活習慣を変えていっていただけたらと思います。




著者プロフィール:名取宏(なとり ひろむ)
内科医。医学部を卒業後、大学病院勤務、大学院などを経て、現在は市中病院に勤務。
ツイッターやブログなどでも医療に関する情報を発信している。
ブログ:NATROMのブログ http://natrom.hatenablog.com/
ツイッター:名取宏(なとろむ)@NATROM
 

 


『医師が教える 最善の健康法』
著者:名取宏
電子版:1,260円+税
紙版:1,400円+税
https://amzn.to/2I71sfY

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東京都台東区東上野2-1-11 サンフィールドビル
電話番号
03-5830-0367
代表者名
清田 名人
上場
未上場
資本金
1200万円
設立
1959年02月
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