【調査リリース】中国の次なる巨大マーケット「下沈(かしん)市場」在住者特徴を都市市場と比較調査 懐事情は都市市場とほぼ変わらぬ水準に

◆平均世帯月収は約6,000元と開きがあるも、“毎月自由に使える金額”の差は僅か700元
◆訪日旅行希望先は都市市場在住者が「東京」、下沈市場在住者は「北海道」を1位に
◆都市市場在住者は日本産ブランド家電、下沈市場在住者は韓国産ブランド家電を好む


インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下「ヴァリューズ」)は、中国の都市市場および3級都市以下の都市及び農村である下沈(かしん)市場在住の男女600人を対象にアンケート調査を実施し、都市市場/下沈市場在住者それぞれの特徴と購買実態を比較分析しました。
 


【調査・分析概要】
インターネットリサーチにて、2020年11月17日~2020年11月31日にアンケート調査を実施。
対象は中国の都市市場/下沈市場在住者。購買実態に関しては直近2年以内に家電を購入したことがある人を調査。
(回答者600人 ※居住エリアで均等割付)

 


<下沈(かしん)市場とは>
下沈市場は中国の3級都市以下の都市及び農村のことを指す。“下沈市場”や“都市等級”は経済専門誌やマーケティング会社により独自に規定されている。人口母数が大きく、消費能力の向上、及びインフラ投資拡大などの理由で注目を浴びている。都市市場人口が約3.90億人なのに対し、下沈市場人口は約10.04億人で中国の人口の72%を占めている※。
※ 出典:中国国家統計局2018年人口普査(Census)
http://www.stats.gov.cn/tjsj/ndsj/2019/indexch.htm


◆都市市場在住者と下沈市場在住者の特徴とは
まず、都市市場在住者と下沈市場在住者の特徴を比較しました。都市市場在住者は下沈市場在住者に比べ既婚者の割合がやや高くなりました。また都市市場在住者は大学院以上の学歴を持っている人が1割強いるようです。
 



年収についてもみてみると、個人月収が1万元以上の層では、下沈市場在住者が25%に対して、都市市場在住者は40%となっていました。世帯月収に関しては、37%の都市市場在住者が2万元を超えていましたが、下沈市場在住者は2割にとどまりました。下沈市場在住者の平均世帯月収は約6,000元(約9,5000円)も都市市場在住者より低くなったなか、“毎月自由に使える金額”の差は僅か700元(約11,000円)と、大きな差は見られませんでした。
 



次に、サイトやSNSなどの利用媒体を比較しました。両市場在住者いずれも「Wechat」の利用が最も多く、毎日利用する人が8割以上となりました。下沈市場在住者では都市市場在住者と比べて「TikTok」や「Kuaishou」といったショートムービーアプリを毎日利用している人が多くなっていました。また、共同購入のシステムを持つソーシャルECの「Pinduoduo」も下沈市場在住者の方が都市市場在住者よりも利用が多くなっています。
 



◆下沈市場在住者は“周囲に左右されず”“欲しい物にお金をかける”傾向
都市市場在住者と下沈市場在住者に、ライフスタイルと金銭意識を聞きました。ライフスタイルでは、両市場在住者ともに「背伸びはせず自分に合ったものを使う」が1位でした。しかし、下沈市場在住者の2位と3位に入った「自分の趣味や生き方を大事にする」と「周囲環境に左右されず自分独自の信念を貫くことが多い」は、都市市場在住者より6ポイントも高くなりました。
 



次に、金銭意識もみてみましょう。両市場在住者ともに「計画を立ててお金を使う」が1位となる一方で、下沈市場在住者の2位は「趣味やほしいものにお金を惜しまない」となっており、都市市場在住者より6ポイントも高い結果となりました。
 



◆訪日旅行希望先は「東京」と「北海道」で各市場割れる
都市市場在住者と下沈市場在住者に、コロナ禍収束後の旅行意向を聞きました。両市場在住者ともに行きたい海外旅行先1位が「日本」となるなか、日本のどの都市に行きたいか聞くと、ベスト3の顔ぶれは変わらないものの、都市市場在住者は「東京」が1位、下沈市場在住者は「北海道」が1位となりました。
 



◆市場別に家電購入者特徴を比較
次に、それぞれの市場在住者の中で家電を購入した方の特徴をみてみました。世帯月収に開きはありましたが性年代別と特徴はあまり変わらず。しかし購入商品を比較してみると、中国ブランドの割合が最も高いながら、都市市場在住者は日本産のもの、下沈市場在住者は韓国産のものを好む傾向にあることが分かりました。
 



情報収集媒体では、両市場ともECサイト・アプリの利用が最もポイントが高くなっていましたが、家電購入者全体と比べると、下沈市場在住者は商品専門店などオフラインでも情報収集する傾向にありました。
 



商品を購入する際の重視点を聞くと、両市場で「安全性」が最も重視されていました。しかし2位は都市市場在住者では「メーカー、ブランド」、下沈市場在住者では「耐久性」を選んでいました。
また家電の購入チャネルでは、都市市場在住者はJingdongやSuningなどで購入する方が多く、下沈市場在住者ではアリババ系(T-mall/TAOBAO)での購入が多くなっていました。



■関連リンク
マナミナでは、都市市場および下沈市場調査における、複数の商品カテゴリ別レポートを用意しています。
またネット行動ログ分析や、中国本土でのインターネットリサーチによるアンケートを活用した調査レポート・データを公開しています。
●「マナミナ|まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン」https://manamina.valuesccg.com/


■中国人の消費、Web市場の実態がわかる!中国市場調査サービスについて
ヴァリューズの中国市場調査サービスでは、本調査の内容に限らず中国人の消費生活全般について様々なテーマのマーケティング調査をご提供いたします。中国人の行動・意識に関する定量調査、定性調査、ECモール上での購買状況データの販売もおこなっているほか、過去の調査結果をふまえた中国市場セミナーも定期開催しております。

●中国市場調査サービスの概要はこちら
https://www.valuesccg.com/service/omd/china-research/
●中国市場セミナーの情報はこちら
https://www.valuesccg.com/seminar/



◆株式会社ヴァリューズについて
株式会社ヴァリューズは、マーケティングノウハウとIT先端技術を活用して、新たな市場価値の創造をサポートする、事業成長支援企業です。250万人規模の一般インターネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を活用したサービス提供のほか、経営課題のコンサルティングから、課題解決、販売促進の支援まで、独自のノウハウとソリューションで多くの企業を支援しています。

所在地 : 東京都港区赤坂2-19-4 FORUM赤坂5F
代表者 : 代表取締役社長 辻本 秀幸
事業内容: 経営に関するコンサルティング及び成長支援事業
      インターネット行動ログ分析事業 (ビッグデータ解析事業)
      IT先端技術を駆使した”売れる仕組み”構築事業
設立  : 2009年9月30日
資本金 : 1億円
URL  : https://www.valuesccg.com/
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