【高校生就活アンケート】就活応募の決め手1位は「給与」、次に「仕事内容」「休日」

会って聞いて体験できる合同企業説明会で聞く「就活する高校生の働きたい業界」1位は?

ジンジブ

高校生の就職を支援している「ジンジブ」(本社・大阪府大阪市)は、高校生向けの求人票解禁後の7月7日~7月21日に開催した高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes 2023」で、12会場に参加した高校生に就活アンケートを行いました。結果とイベント当日の様子をお伝えいたします。
(期間:7月7日~7月21日 回答者:1,589人 ※うち卒業学年かつ就職希望736名)

■アンケートサマリー

  • 高校生の応募する企業の決め手は、6割が「給与」と回答。次いで「仕事内容」「休日」

  • 就活する高校生の働きたい業界1位は「製造・ものづくり業」、2位「サービス業」3位は「建設業」

  • 職場見学に2社以上行くと回答した高校生は半数以上。


■調査背景とジョブドラフトFesとは

「ジョブドラフトFes」は今年で5年目となる高校生向けの合同企業説明会です。

高校生の就活は、大学生のような自由な活動ではありません。多くの都道府県では、一定の期間は1社応募と決まっています。求人票の解禁日の7月1日から9月まで約2ヶ月の間に、学校に届く求人票の中から、先生とどの企業に応募をするのか決めます。

こうした就職活動は学業を大切にし、確実に内定を得られると言われてきました。しかし、会って話を聞く機会や、会社を比較する機会は少なく、約半数の高校生が職場見学に行く企業数が「1社」なのが現状です。

そのため就職してもすぐに離職してしまうなどのミスマッチがおこっています。


ジョブドラフトFesでは、会社の人事や社員から直接話を聞いたり、仕事道具に触れたり、おしごと体験をすることで、企業や業界の理解を深めて就活に役立ててもらいます。

7月には全国12会場(仙台・東京・立川・千葉・埼玉・神奈川・名古屋・大阪・兵庫・広島・北九州・福岡)で開催し、のべ2,700名以上が参加しました。

来場した高校生約1,500名に就活に関するアンケートに協力をいただき、高校生の就活の今を考えます。


■主なアンケート結果
1.就職するとしたらどの業界に興味がありますか? ※複数回答可 (n=736 卒業年度・就職希望)

希望進路を就職と回答した卒業学年の高校生に、興味のある業界を聞いたところ、1位は「製造・ものづくり業界」(27%)でした。前回、5・6月に開催した職業体験イベント「おしごとフェア」の参加者(全学年)に聞いた回答と比較すると割合が増えています。2位の「サービス業界」(25.1%)、3位の「建設・建築業界」(16.2%)、「商社・小売業」、「物流・運送業」も前回アンケート時よりも割合が増えています。これらは、実際に求人が多い業界と一致しています。

反対に興味が減少している業界では、「IT・通信業界」、「生活関連・エンタメ業界」、「教育業界」などがあがります。これらは興味を持つ高校生が多い割に求人が少ないことで他業界へ変更したり、希望の業界に進むため進学などに進路希望をしていると考えられます。


2.就職活動はどのように行っていますか? ※複数回答可 (n=736 卒業年度・就職希望)

進路希望を就職と回答した卒業学年の高校生に、就職活動をどのように行うか質問をしたところ、「学校に届く求人票の中から自分で探す予定」が最も多く55.4%でした。5・6月に実施したアンケートと比較すると「先生から紹介してもらう」の割合が増加しています。実際に求人票が学校に届き、企業を探す中で先生に相談しながら求人を探す生徒の割合が増えているのには、高校に届く求人票の多さや、文字情報のみの求人票で比較することが難しいなどが考えられます。


3.職場見学には何社行く予定ですか? (n=736 卒業年度・就職希望)

進路希望を就職と回答した卒業学年の高校生に、職場見学に行く予定の社数を質問したところ、最も多い回答は「3社」(20.9%)で、2社以上行くと回答した割合は55.1%に上りました。

2023年4月に入社した高卒の新社会人に実際に職場見学に行った社数を聞いた時には、「1社」(43%)、「2社」(29.6%)でした。一度に企業に会える合同企業説明会に参加したことで職場見学への意欲が高まったのではないかと考えられます。


4.9月に応募する企業を選ぶ決め手は何だと思いますか? ※複数回答可(n=736 卒業年度・就職希望)

進路希望を就職と回答した卒業学年の高校生に、9月に応募する企業を選ぶ決め手を質問したところ、1位は「給与」(60.9%)、2位は「仕事の内容(職種)」(53.7%)、3位は「年間休日」(52.7%)、4位「働く場所の雰囲気」(50%)、5位「勤務地」(43.8%)でした。


5.就職活動や進路選択で不安なことはありますか? ※複数回答可(n=736 卒業年度・就職希望)

進路希望を就職と回答した卒業学年の高校生に、就活や進路選択で不安なことを質問したところ、最も多い回答が「自分のやりたいことが見つかっていないこと」(43.9%)でした。次に多い不安が「希望通りの進路に進めるか不安」(36.3%)でした。4割弱の高校生は自分の進路の希望を持っていることと言えます。


6.ジョブドラフトFesに参加して良い変化はありましたか? ※複数回答可(n=1,589 全参加者)

ジョブドラフトFesに参加して良い変化があったか質問したところ、最も多い回答が「企業選びの参考になった」で、就職希望の卒業学年の高校生では74.9%が参考になったと回答がありました。また約半数の高校生から、「職種について知れた」と回答がありました。


■アンケートを通じて

就職先として興味のある業界を就活期間中の高校生に質問したところ、1位は「製造・ものづくり業界」(27%)、2位「サービス業界」(25.1%)、3位「建設・建築業界」(16.2%)、4位「宿泊・飲食・観光業界」(16%)、5位「卸売・小売業」(13.9%)でした。

就活前の時期と比較し、おおよそ同じ傾向でありながら、より求人件数の多い業界に票が集まる結果となりました。

次に応募の決め手の質問では、1位は「給与」でした。職場見学に行きたい企業数についての回答で、複数社が半数であったこと、応募の決め手に求人でよく見られていると言われる「給与・休日・勤務地」の他に、「仕事内容」や「働く場所の雰囲気」が入ってきたこと、ジョブドラフトFesに参加した良い変化の問いで、「企業選びの参考になった」(74.9%)などから、1日で複数の企業と出会える合同企業説明会に参加したことで、「もっと企業を知りたい」という興味関心付けにつながったのではないかと考えられます。

ジョブドラフトFesでは、高校生が直接企業と出会えて、聞く知る体験する場として、今後も高校生の職業選択のきっかけの一助となるべく今後も開催をしてまいります。

 

■アンケート概要

【アンケート】「ジョブドラフトFes 2023 就活アンケート」

【調査期間】  2023年7月7日~7月21日

【調査対象】 「ジョブドラフトFes 2023」に参加した高校生

【調査会場】 広島・埼玉・仙台・北九州・千葉・名古屋・福岡・東京・兵庫・大阪・神奈川・立川

【有効回答】 N=1,589人(うち就職希望 814名・卒業学年かつ就職希望 736名)              
(1年生171名・2年生358名・3年生979名・4年生81名 ※4年生は定時制課程)



<ジョブドラフトFes 2023 7月当日の様子> 

▲大阪会場の様子▲大阪会場の様子

▲埼玉会場の様子 開始時間に大勢の高校生が並びました▲埼玉会場の様子 開始時間に大勢の高校生が並びました

今年は全国12会場で、668社の企業ブース、のべ2,734人の高校生に参加いただきました。

企業は、製品や商品や仕事道具を持ち寄って、高校生に仕事の一部を体験してもらうことや、会社説明の中に業界クイズや入社1年目の先輩社員の話を入れることで、仕事内容の理解や会社の雰囲気や人間関係の良さを知ってもらうことに工夫をしました。また入社後のキャリアステップや研修、福利厚生の説明など入社後のイメージを掴めるようなプレゼンを行い、高校生にアピールを行いました。


仕事体験を用意する企業では、ダクトや足場の組み立て、商品陳列の体験、接客練習体験、料理の盛り付け体験、警棒や防護服を使った体験など業界や仕事内容が知れる体験を準備いただきました。「知らなかった業界に興味を持てた」や、「会社の雰囲気の良さなどで志望度が上がった」と話をしてくれた高校生もいました。

▲企業のプレゼンに大勢の高校生が集まります▲企業のプレゼンに大勢の高校生が集まります

▲製品のダクトを組み立て体験により作業と構造を知ります▲製品のダクトを組み立て体験により作業と構造を知ります

▲軽自動車のエンジンの部品の組み立てを体験します▲軽自動車のエンジンの部品の組み立てを体験します

▲建設現場の基礎である足場の組み立てを体験▲建設現場の基礎である足場の組み立てを体験

参加した高校生には、「ブース装飾」と「お仕事体験」で一番良かったブースを投票してもらい、会場ごとに1位を決めました。

高校求人の多い、製造業や建設業をはじめ、介護、警備、小売(お菓子・スーパー・雑貨・ジュエリーなど)、物流、外食、ホテル、美容(美容院・エステなど)、清掃、ITなど多種にわたる企業にご出展いただきました。

▲警備の体験に集まる様子。警棒と防護服に触れます▲警備の体験に集まる様子。警棒と防護服に触れます

▲10秒で早く正確に品出しができるかスピード体験▲10秒で早く正確に品出しができるかスピード体験

▲身近に感じてもらうためクイズ形式で会社説明をします▲身近に感じてもらうためクイズ形式で会社説明をします

▲ハンドマッサージ体験でエステを体感します▲ハンドマッサージ体験でエステを体感します

■ジョブドラフトFes 2023 7月開催日時 

7月7日(金)広島会場:広島産業会館 西館第2展示場

7月10日(月)埼玉会場:埼玉スーパーアリーナ 展示ホール

7月11日(火)仙台会場:松栄ホール ハイスクエアABホール

7月11日(火)北九州会場:AIM 3F

7月12日(水)千葉会場:TKPガーデンシティ千葉 シンフォニア

7月13日(木)名古屋会場:ウィンクあいち8F

7月13日(木)福岡会場:博多国際展示場 301-303

7月14日(金)東京会場:新宿NSビル 大ホールA

7月18日(火)兵庫会場:サンボーホール 大展示場

7月19日(水)大阪会場:グランキューブ abcd

7月20日(木)神奈川会場:新都市ホール

7月21日(金)立川会場:アリーナ立川立飛



■ 株式会社ジンジブについて

ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。

初めて社会に出る高校生は、将来に対する漠然とした不安をいだきながら、社会に出ることを決意しています。ジンジブでは、かかわる若者や会社に対して、不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜くための力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。

たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからの生きる人の夢を増やしてまいります。


● 高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」

高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会や、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。

情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。

そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、1日で多くの企業に直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」、高卒第二新卒や既卒者への学び直しと就職・転職を支援する「ジョブドラフトNext」を運営し、高校生の未来を自分の意思で形作るためのサービスを展開しております。


・ジョブドラフトNavi:https://job-draft.com/

 

 

<会社概要>

◆株式会社ジンジブ (https://jinjib.co.jp/

本社所在地:大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル14階

代表取締役:佐々木 満秀

設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)

資本金:9,800万円


2016年「革新ビジネスアワード2016」(主催:イノベーションズアイ、フジサンケイビジネスアイ[日本工業新聞社])にて「よい仕事おこし賞」、2017年「第106回かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」(主催:公益財団法人 川崎市産業振興財団)にて「かわさき起業家優秀賞」を受賞。

2023年3月「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証。

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会社概要

株式会社ジンジブ

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URL
https://jinjib.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
電話番号
06-7777-7779
代表者名
佐々木満秀
上場
東証グロース
資本金
301万円
設立
2014年02月