東京都立小児総合医療センター「こころ病棟」にホスピタル・ファシリティドッグ®︎導入へ
全国初 1病院で2チームのホスピタル・ファシリティドッグ®︎が活動
認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(理事長:キンバリ・フォーサイス。以下、シャイン・オン・キッズ)は、地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立小児総合医療センター(院長:山岸 敬幸、以下、同センター)「こころ病棟」で活動するホスピタル・ファシリティドッグ®︎として、「トミー」を内定しました。「トミー」は2026年度より、新ハンドラーとともに活動を開始する予定です。
同センターでは、2019年よりホスピタル・ファシリティドッグ®︎「アイビー」が活動しており、一つの病院に2チームのホスピタル・ファシリティドッグが活動するのは、全国初となります。
*ホスピタル・ファシリティドッグ®は、認定NPO法人シャイン・オン・キッズの登録商標です

ホスピタル・ファシリティドッグ®︎「トミー」
犬 種:ラブラドール・レトリーバー
(ラブラドール・レトリーバー7/8、ゴールデン・レトリーバー1/8)
誕生日:2023年1月18日(2歳)
出身地:オーストラリア。
働く犬のブリーディングを専門的に行う団体、サービス・ドッグス・オーストラリア出身です
<これまでの経緯>
同センターでは2019年に、シャイン・オン・キッズとの協働事業としてホスピタル・ファシリティドッグ®「アイビー」を導入しました。
ハンドラーとともに活動する「アイビー」は、この6年間で400人以上の子どもたちと、そのご家族、そして医療従事者と関わり合い、医療の現場を支えてきました。
この実績を踏まえ、同センターで2025年1月に「こころ病棟」で活動する2チーム目の導入を目指し、クラウドファンディング( https://readyfor.jp/projects/TMCMC-FD2025 )を実施し、以降、2チーム目の受け入れ準備を進めてきました。
そしてこのたび、同センター「こころ病棟」に導入されるホスピタル・ファシリティドッグ®︎として「トミー」が内定しました。2026年度より新ハンドラーとともに活動を開始する予定です。
「トミー」は、2025年6月に締結した同センターとシャイン・オン・キッズとの連携協定に基づき、「こころ病棟」を中心に、実践練習を重ねてきました
同年9月には、病院内で安全に活動するためのスキル習得や、公共の場でのマナー評価など、アシスタンス・ドッグス・インターナショナル(補助犬育成団体の国際的統括組織)の規定に基づいて実施する卒業テスト(*1)に合格、さらに、獣医師による「働く犬として心身ともに良好な状態である」との診断を受け、ホスピタル・ファシリティドッグ®︎として認証され、正式に活動できることとなりました。
*1)
卒業テストでは、アシスタンス・ドッグス・インターナショナルの認定団体である社会福祉法人日本介助犬協会のご協力のもと、第三者評価も実施しました。外部の専門機関による評価により、審査の客観性と信頼性を高めることができました。
<関連情報>
ファシリティドッグの更なる導入に向け、クラウドファンディングを開始します!【都立小児総合医療センター】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000130261.html
認定NPO法人シャイン・オン・キッズと東京都立小児総合医療センターが動物介在療法の事業運用で連携協定を締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000023199.html
こども病院への導入希望の高まりを受けて、ファシリティドッグ候補犬トミー&ミコとともに新拠点での育成を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000023199.html
◆東京都立小児総合医療センター概要
所在地:東京都府中市武蔵台2-8-29
院長:山岸 敬幸
設立:2010年3月
病床数:561床
小児の「こころ」から「からだ」に至る高度・専門的な医療及び「東京ER・多摩[小児]」において重症の救急患者を中心とした急性期の医療を提供し、東京都における小児医療の拠点としての役割を果たします。https://www.tmhp.jp/shouni/
◆シャイン・オン・キッズのホスピタル・ファシリティドッグ®
病院に常勤して医療チームの一員として働けるように、専門的なトレーニングを受けた犬。ハンドラー(ペアを組む臨床経験のある看護師)と共に活動し、患者との触れ合いにとどまらず、小児がんや重い病気の治療にも関わる。
日本では静岡県立こども病院、神奈川県立こども医療センター、東京都立小児総合医療センター、国立成育医療研究センターの4病院で展開。大きな特徴は、ひとつの病院に専属で毎日勤務し、個々のニーズに合わせた活動を行うこと。痛い検査や手術室への付き添い、リハビリ支援なども行う。複数の病院や施設を巡回訪問して短い時間だけふれ合うのではなく、同じ犬がいつもそこにいて多くの時間を繰り返し過ごせることが、入院治療している子どもたちの心の励みになる。
◆シャイン・オン!キッズとは
小児がんや重い病気の子どもたちとそのご家族を心のケアのプログラムで支援。ホスピタル・ファシリティドッグ®︎プログラム(動物介在療法)、ビーズ・オブ・カレッジ プログラム(アート介在療法)、シャイン・オン!コミュニティ(小児がん経験者の社会貢献活動サポートやキャリア支援)、シャイン・オン!コネクションズ(オンラインで心のケアや学習支援アクティビティを提供)などを運営。2006年設立、2025年10月現在全国34病院にて活動中。http://sokids.org/ja/
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