【業界初】 複数スポットワークサービス一元管理(ATS)の特許取得
~労務管理の工数削減、企業連携で業界の課題解決へ~
株式会社Matchbox Technologies(マッチボックステクノロジーズ 所在地:新潟県新潟市、代表取締役:佐藤 洋彰、以下当社)は、2025年5月に「複数のスポットワークサービスにまたがる求人情報の一元管理技術(ATS:採用管理システム)」に関する特許を取得しました。
当社は、企業や自治体が簡単に独自のスポットワークプラットフォームを構築し、1日・数時間単位での柔軟な働き方を実現するクラウド型システム「matchbox(マッチボックス)」を提供しています。
当社は、これまでも労働者保護・法令遵守をしながら効率的なマッチングを可能にする独自技術の研究開発に注力し、スポットワークに関する技術について国内外で40件以上の特許出願をしてまいりました。この度、新たに1件の特許を取得し、取得済みの特許が計16件となりました(※1)。
この特許技術により、事業者は複数スポットワークサービスへの求人掲載、応募者管理、労務管理までの作業を単一システムで管理できるようになり、さらなる業務効率化と安全性の向上を実現します。
※1 当社の取得済み特許および独自技術について、以下より詳細をご確認いただけます。
特許による機能の強み(独自技術の紹介):https://business.matchbox.jp/patent
社会課題の解決に注力するために(知財について):https://www.matchboxtech.co.jp/patent

■急拡大するスポットワーク市場と深刻化する管理課題
近年、スポットワーク(短期・単発アルバイト)市場は急速に拡大し、2025年2月時点で登録会員数は前年の2倍以上となる約3,200万人に達しています(※2)。利便性や柔軟な働き方へのニーズの高まりから、求職者・事業者双方の需要が増加し、大手や特定業界特化型など新たなサービスの参入も相次いでいます。
※2 株式会社メルカリ プレスリリースより
利用サービスの選択肢が増える一方、労務管理の複雑化が課題に
市場拡大に伴い、企業は人材を確保するため複数のスポットワークサービスを併用するケースが増え、求職者も複数のサービスをまたいで利用する傾向が強まっています。こうした選択肢の増加は求職者にとってメリットである一方で、企業は各サービスごとに異なる管理画面で応募者対応を行い、労働時間の合算や社会保険・所得税の処理など、労務管理が煩雑化しています。その結果、管理ミスが発生しやすく、コンプライアンス違反のリスクも高まっています。このような状況は企業にとって深刻な課題となっており、効率的かつ正確な労務管理体制の整備が急務となっています。
■業界初の一元管理技術で労務管理課題の根本解決をめざす
当社は、上述のような事業者の課題に対応すべく、事業者が基幹システム上で作成した求人を、掲載したい複数のスポットワークサービスに向けて一括で掲載し、掲載した求人および応募情報を一元管理できる機能の開発をめざしています。
この度、上記のような基幹システムの開発に先立ち、以下のような特許を取得しました。
複数のスポットワークサービスを効率的かつ安全に一元管理できるATS(採用管理システム)に関する特許
【特許技術の概要】
本特許技術にはさまざまな特徴がありますが、主に大きく2点の特徴が挙げられます。
・マルチプラットフォーム対応:複数スポットワークサービスへの求人投稿が可能(一括または選択)
・応募情報の統合管理:異なるプラットフォームからの応募情報を集約し効率的に管理することが可能
【期待される効果】
・労務リスクの大幅軽減:適正な所得税区分の自動判定、割増賃金の自動計算、社会保険適用のアラート等
・工数の削減:複数サービスの個別管理から一元管理への移行により、管理業務を効率化
・採用効率の向上:複数のスポットワークサービスを安全かつ効率的に併用することが可能
■業界全体の課題解決をめざし、スポットワークサービスとの連携を推進
当社は、業界全体の課題解決をめざし、スポットワークサービスとの連携を積極的に推進しています。すでに複数の企業と具体的な協議を進めており、今後も新たな連携先企業を幅広く募集します。
連携するスポットワークサービス企業側のメリット
連携するスポットワークサービス企業には、主に2つのメリットがあります。
第一に、当社は9府県58市町村を対象に就業プラットフォームを提供しており、これらのプラットフォームには地域の求人が多数集まっています。連携企業はこのネットワークを活用することで、地方の求職者に向けた求人掲載数を効率的に拡大させることが可能です。
第二に、当社は労働者保護やコンプライアンス遵守に関する特許を多数保有しており、求職者の勤務状況に応じた所得税区分の自動判定と切り換え、採用取消時の休業手当の自動支払い等、実務に直結する機能として活用しています。連携企業は、これらの特許技術の活用やライセンス契約等も可能です。これにより、自社サービスの品質や安全性を高め、事業者や求職者により良いサービスを提供できるようになります。
私たちマッチボックステクノロジーズは、デジタル技術を活用し、「誰もが柔軟に働ける社会」の実現をめざしています。今後も、求職者と事業者の皆さまがスポットワークを安全かつ継続的に活用できる環境を提供できるよう、研究・開発に取り組んでまいります。また、自社の知的財産を適切に保護しながら、業界横断的な連携と業界全体の課題解決に貢献できる技術の創出を続けていきます。
以上
お問い合わせについて
課題解決をお考えの事業者様
複数のスポットワークサービス利用による労務管理課題でお悩みの事業者様、または人手不足解決のための効率的なスポットワーク活用をご検討の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
連携をお考えのスポットワーク事業者様
スポットワークサービスを提供する企業様で、連携による地方求人数増加や当社特許にご関心をお持ちの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ先】
株式会社Matchbox Technologies 経営企画チーム
メール: keiei-k@matchbox.jp
「matchbox(マッチボックス)」について
「マッチボックス」は、スポットワークの管理内製化を可能にするセルフソーシング®︎型のHRプロダクトです。現役従業員に加え、アルムナイ(退職者)や登録制アルバイト、一度雇用したスポットワーカーなどを、企業に合わせて開発したシステム内にメンバー登録することで、自社独自の人材プールを構築し、採用にかかる時間やコストを大幅に削減します。また、採用から給与労務までの全ての工程を、システムを通じて簡単に一元管理することができるため、業務の効率化にも最適です。事業所側が信頼できる人材を選定することを可能としたほか、求職者側への配慮として休業手当の自動支給や企業への与信調査などを行うなど、企業側と働き手の双方に対してフェアで安全なサービスをめざしております。マッチボックスは、企業と働き手の信頼関係をベースとしたコミュニティの構築により、あらゆる人が柔軟に働ける環境を実現させています。
「マッチボックス」サービスページ:https://business.matchbox.jp
「Matchbox Technologies」について
私たちは「雇用主も従業員も無理なく、自分らしく働けるセカイ」の実現をめざし、「企業の柔軟な職場環境づくりを、テクノロジーで実現する」というミッションのもと、企業や自治体の抱える人材課題の解決を支援しております。2020年から、企業や自治体が簡単に独自のスポットワークプラットフォームを構築し、1日単位・数時間での柔軟な働き方を実現するクラウド型システム「matchbox」の展開を開始し、これまでに7,432の事業所に導入しています。また、新潟県や大阪府をはじめとする9府県58市町村に、自治体独自のスポットワークプラットフォームとして提供しています。私たちは、資本力の差による競争に巻き込まれるのではなく、本来注力すべき「社会課題の解決」に注力し続けたいという思いから、知財戦略を重視しています。現在、スポットワークおよびセルフソーシングに関する特許を国内外に40件以上出願しており、基本特許を含む16件の特許を取得済みです。Matchbox Technologiesは、スポットワークの柔軟性と信頼できる人材コミュニティの構築を両立させる新しい働き方のスタンダードを、世の中に広く伝えていきます。またその第一人者として、今後ともコンプライアンスを遵守した安心安全なサービスの研究開発を進め、社会課題の解決に努めてまいります。
企業ページ:https://www.matchboxtech.co.jp/about-us
「マッチボックス」関連ニュースレター:https://b.mxbx.jp/matchbox_newsletter_ss
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