KATARITSUGIモデルハウスが「第12回再築大賞」にて林野庁長官賞を受賞

~小田急不動産の古民家移築再生プロジェクト~

小田急不動産株式会社

 小田急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区 社長:五十嵐 秀)は、古民家移築再生プロジェクト「KATARITSUGI」のモデルハウスが、一般社団法人全国古民家再生協会が主催する「第12回再築大賞」において、特別賞となる「林野庁長官賞」を受賞したことをお知らせします。

 本作品は、雪深い新潟県阿賀町で約160年にわたり住まいを支えてきた古材を、リビングの大梁に用いており、耐震、断熱・省エネ性能に優れた、常設の平屋モデルハウスです。

 当社では、環境に配慮した事業活動における取り組みとして、日本各地の古民家の「古材」を新築住宅に循環利用する仕組みを構築しています。さらに、古民家の古材に加えてその地域における伝統家屋のストーリーを受け継ぐことで、地域経済の活性化や環境保護に貢献する「エシカル消費(倫理的消費)」を促進し、住まい選びの選択肢としてお客さまへ提供する「KATARITSUGI」プロジェクトを進めています。

受賞作品(KATARITSUGIモデルハウス)

1.受賞作品

作品名:KATARITSUGI 開成モデル

表彰部門:古材リユース部門

特徴:新潟県阿賀町に眠る良質で強固な古民家を丁寧に解体し、古材を採取・再利用しています。使用古材の炭素貯蔵量は約4.0t―CO2で建物全体の20%を占め、構造材は国産無垢AD(エアドライ)材を使用することで輸送や加工によるCO2排出を抑制。本モデルハウスはBELSのZEH水準評価を取得し、断熱等級6、エネルギー消費性能4スターを満たす快適かつ高効率な住宅です。また、古材提供者の想いや歴史を記録した「家史」を作成し、施主と家主双方に提供しています。古材は形を変えながらも次世代へ語り継ぐ資産と位置付けられています。

概要:

所在地

神奈川県足柄上郡開成町みなみ3丁目2-3

交通

小田急小田原線「開成」駅 徒歩12分

土地面積

245.6㎡(74.3坪)

建物面積

130.0㎡(39.3坪)

間取り

2(3)LDK

構造・工法

木造平屋(建築基準法上は木造2階建て)・在来工法

施工

建築:株式会社ロックフィールズ 外構:株式会社ランドフローラ

最高天井高5m超・浮造り床が心地よいリビング
古材が見える開放的な土間
古民家の歴史や家主の想いを記録した家史(いえし)
古材にふれることができるロフト
外観は杉板張りと安田瓦で伝統的な趣を演出

(参考)KATARITSUGIプロジェクト:https://www.odakyu-chukai.com/kataritsugi/

2.  再築大賞とは

 再利用可能な資材を活用し、長期にわたり快適に暮らせる住宅の設計・施工事例を全国から広く募集する建築賞です。循環型建築社会の構築に貢献する優れた事例を顕彰し、国産自然乾燥材の利用促進や高耐久・健康住宅の普及を目的としています。また、熟練した建築事業者の技術力と創造力を広く発信し、持続可能な未来へ向けた取り組みを社会全体で共有する場となっています。

 今回、本作品は構造材に古材ならびに自然乾燥材の国産材が使用されている新築物件が対象となる「古材リユース部門」において、神奈川県内の建築物として初の受賞となりました。

(参考)第12回再築大賞 https://saichiku.com/pastawards/result12

第12回再築大賞 表彰式

3.  本プロジェクトに関する発信

住まい選びにエシカル消費を提案する「KATARITSUGI」プロジェクト

5月31日「古材の日」神奈川県開成町に平屋モデルハウスをオープン

(2025年5月19日)

https://www.odakyu-fudosan.co.jp/_wp/wp-content/uploads/2025/05/9076b65bb369213d62558ef43a342cc3.pdf

小田急不動産と仲間たちによるリビルドで住んでいた人と家屋の物語をリライトする

(2025年7月31日)

https://www.odakyu.jp/group/brand/article/interview-009/

想いを受け継ぎ、かたちを変えて生き続ける。──小田急不動産の古民家移築再生『KATARITSUGI』プロジェクト

(2025年9月3日)

https://prtimes.jp/story/detail/wxG76MhL65x

■~小田急不動産の古民家移築再生プロジェクト~「KATARITSUGI」モデルハウスが「ウッドデザイン賞2025」を受賞

(2025年10月29日)

https://www.odakyu-fudosan.co.jp/_wp/wp-content/uploads/2025/10/4184066093bddd5b3b8e64b5f47cc119.pdf

4.サステナビリティ経営について

 小田急グループの経営ビジョン「UPDATE 小田急 ~地域価値創造型企業にむけて~」の下、環境や社会の持続性に配慮しながら、事業を通じて地域に価値を創造し、地域の持続可能性を高めることによって、サステナビリティ経営を推進しています。

 環境に配慮した事業活動における取り組みとして、日本各地の古民家の「古材」を住宅の新築に利用することで、古き良き暮らし方を次の世代へ語り継ぎ、豊かな暮らしを提案する「KATARITSUGI」プロジェクトを進めています。古民家を地域資源として循環させ、新しい持続可能な仕組みづくりを行い、サステナビリティ経営の推進に取り組んで参ります。

(参考)サステナビリティ|小田急不動産 https://www.odakyu-fudosan.co.jp/sustainability/

                                           以上

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

小田急不動産株式会社

21フォロワー

RSS
URL
https://odakyu-fudosan.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都渋谷区初台1-47-1 小田急西新宿ビル7階
電話番号
03-3370-1132
代表者名
五十嵐 秀
上場
未上場
資本金
21億4000万円
設立
1964年12月